今日、封切り。
朝一番で見に行ったら広い部屋で観客は15人ほどでした。
原題が Hidden Figures なのに、もともとの邦題が「ドリーム 私たちのアポロ計画」だってんで炎上してました。
「隠されたもの」とかいう題名で良かったんじゃなかろうか・・・
「隠れている数字(物じゃないけど、もの、ってことで」
「隠されていた(意識されていなかった)黒人」
「隠されたいた(意識されていなかった)女性」
ってことで。
なお、「物語」として、ひとつひとつは確かにそんなエピソードはあったのだろうけど、ドラマチックにするために、史実(時期)がずれているものがいっぱいあるのはWikipediaにも書かれてますね。
また建物・インテリアなんかも、時代考証よりも「こんな風に見せたい」が強調されていることがパンフに書かれています。
オクタヴィア・スペンサーのやったドロシー・ヴォーンがいいなあ。
もともと黒人女性が計算する部門をまとめていた。ところがIBMのメインフレームがやってきて、このままでは人間が計算する部署が無くなる。ならメインフレームを使う立場になろう、と独学し、IBMの担当者が動かせない時点で動かせるようになってしまう。で、一人だけがメインフレーム部門に異動する辞令を出されると、部門の全員でないとダメだ、と拒否し、結局部門全体がメインフレーム担当になるように持っていったという。
1961年の話で、入力はカードでやってましたが、1977年にHITACでカード読み込みをやらせていたのを懐かしく思い出しました。
あと、「ダイバーシティ(多様性)」って、組織を強くするために大事なことなのだなあ、と強く思いました。