年末・年始の休みには、もう長年最初の段階でどうどう巡りしてるアプリ制作はあきらめて、C言語を一から勉強してみようかと思って買って来た本。
で、最初の方に書いてあったのが、
さらに、計算式そのものを、計算結果に合わせて変更する、ということがコンピュータには可能になっています。皆さんも数学の問題をとくときに、公式をどうやって当てはめていいのかわからない問題があった場合には、まずテキトウな数を当てはめてみて、とりあえず計算してみて、間違ってたらテキトウに数を変えてみて計算してみる、ということをやったことがあるのではないかと思います。
数学の解法としてはこれは失格でしょうが、現実世界の問題というものは非常に複雑でして、公式があっさり当てはめられるような問題の方こそ珍しいものです。したがって、テキトウな数を当てはめつつ答えが出るまでいつまでも計算するとか、計算結果に合わせて計算式それ自体をどんどん変えてしまうとか、そういったやり方は必ず必要です。そして数学の世界で失格だったとしてもコンピュータの世界ではではこれは正しいやり方なのです。
はははあ。
実践ってそういうもんやわなあ。
とにかくやってみる。
そして、現実の反応に合わせてどんどん変えていってみる。
もちろん
「自閉症スペクトラムの人には視覚支援」
「自閉症スペクトラムの人にはとりあえずスケジュール」
という公式はある。
でも、
「どんな視覚支援がいいのか」
「この場では何をまずは伝えないといけないのか」
「どんなスケジュールがいいのか」
ほんとそのあたりは人により、その場の状況により、変わってくるんだよね。
また、最初の「いちばんいいやり方」から、どんどん変化してきたりもする。
公式があっさり当てはまるようなもんじゃない。
そのあたりを周囲の人たちにどう伝えられるか、ってあたりが大切だよな。