※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年10月17日

2016年10月16日のつぶやき




































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月16日

お金の流れで読む日本の歴史 大村大次郎著(その4 戦国時代後半)




少し前回と前後しますが、

1508 細川高国が全国の「大金持ち団体」に対し
   「撰銭令(えりぜにれい)」を出した。
    その「大金持ち団体」とは
     ・大山崎(自治都市)
     ・細川高国
     ・堺(自治都市)
     ・山門使節(比叡山関連)
     ・青蓮院(比叡山関連)
     ・興福寺
     ・比叡山三塔(比叡山関連)
     ・大内義興

   比叡山関連が3つも入っている。
   それだけお金もあり
   (平安時代から私出挙など金貸し業をしていた)
   軍事力も強かった。
   だから織田信長は攻撃した。

 また、平清盛の時代から宋銭が流入し、貨幣経済が発展してきていた(年貢もお金で納められるようになっていた)のが、中国からの銭の流入がストップし、深刻なデフレに陥っていた。そこで織田信長は金・銀を貨幣として流通させることができるようにした。

1569 織田信長 通貨に関する発令
    ・今後、米を通貨として使ってはならない
    ・(前略)以上の高額取引には金銀を使うこと。
      中国からの輸入品取引にも金銀を使うこと
    ・金銀の無い場合は良質の銅銭を使うこと
    ・金10両に対して、銅銭は15貫目で交換すること
    ・銀10両に対して、銅銭は2貫目で交換すること



   太閤検地の名前で有名な検地も、信長の時代からやっていた。
   秀吉は木下藤吉郎時代から実務に参加していた。
   明智光秀を討った1582年頃から延々と行っている。
1591 秀吉、太閤となる。

   もと国税職員の大村さんは、この税収を確定する検地には、
   強い政治力、権威が必要であることを実感されてる。


posted by kingstone at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 上念司著




財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 上念司著

主張としては、

1.「日本がGDP比2倍の借金で日本は破産する」というのは嘘

   資産と差し引きすれば借金がそう多いわけではない
   財務省は景気が悪い方が権限を強められるから景気を
   良くしようというインセンティブは働かない
   国債はよく売れて利率が下がっている。
   売り出し価格が上がっている。
   つまり市場は「大丈夫」と判断している。
   国債は国が続くなら「借り換え」ができる
   (人間みたいに寿命は無い)
   格付け会社も、ポジショントークをしている。
   (リーマンショックのさいも、サブプライムローンには
    高い格付けをし、問題が表面化し、
    それが一定の閾値を超えてから格下げした。
    もともと格付け会社は投資銀行などから
    手数料をもらって格付けしている。
    顧客の格付けは高くなる。そりゃそうだろうな・・・)






2.消費税増税するな
  (消費が増えて景気が良くなり、税収もアップ)

   消費税増税で税収はどれだけ増えたか
   消費税を1%上げると2.5兆円税収が上がるとされているが

 年 消費税率 上昇率 前年度からの税収の変動
1989  3%  3%  +5.2兆
1997  5%  2%  -4.5兆
2014  8%  3%  +2.4兆

1997年、減ってる・・・

   消費税減税は良いバラマキ(確かに消費意欲は上がる)
   IMFが「消費税増税しなければ財政規律が保てない」
   とか言うが、IMFは財務省の天下り機関のひとつ
   (つまりIMFのポジショントーク。
    とは言うものの、韓国が破綻しかけた時、
    IMFが手助けしたと思うのだけど・・・)

3.財政出動を
  (良い財政出動と悪い財政出動がある)
   自治体が、これは公共事業で箱物を作って、
   維持管理のみにお金がかかって破綻する、
   というパターンは悪くて、消費税減税や
   B/Cの費用便益効果をよく考えて便益が
   大きいものに財政を振り向ければいい。


くらいのことになるのかな。
あと

「円安」への誘導

か。
なお、上念さんの意見では

「円高になるのはお金を刷り負けているから」

なるほど、確かに「物」は数が増えれば安くなる・・・

 上念さんに言わせると「日銀が刷り負けている」となるのだけど、造幣局は現在、独立行政法人造幣局になっている。いったい、どう「独立」してるんだろう?

 それから、これは困るな、と思うのは
「夕張の奇跡」として、財政破綻後の夕張市は高齢化率が46%と上がり、医療費の負担が増えているかと思ったら、減少し、寿命も延びた、という例を挙げている。しかし、これは上念さんの言葉を使えば「たたかう医療」から「ささえる医療」への転換で起こった、ということになっているけれど、「たたかう必要のある人は夕張では治療を受けられないから、転出した」と見るのが正しいのじゃないかな。
 また「寿命が延びた」というのも、「たたかう必要のない人ばかりだから」ってことで、「たたかう必要のある人はそれなりに早く亡くなる」ってのがあったんじゃなかろうか?





posted by kingstone at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日のつぶやき


























































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月15日

お金の流れで読む日本の歴史 大村大次郎著(その3 足利幕府から戦国時代)







足利幕府から戦国時代

1336 足利尊氏が湊川で楠木正成を破る

 室町幕府の時代は日本中が荘園化しており、幕府直轄領が少なく、お金に困っていた。

1393 「酒屋土倉役」酒屋土倉を保護するという名目で税を徴収。
    (もろ「みかじめ料」やな・・・)
    酒屋→造り酒屋
    土倉→金貸し
    兼業も多く同一視されていた

庶民が借金→一揆→徳政令→金貸しもダメージ→幕府もダメージ

三代足利義満は日明貿易で儲けようとした。(ただしこれは冊封(中国皇帝からの任命)を受けなければならない。でもまあ実利のためにはいっかあ・・・)
しかし八代将軍の足利義政の時代は日明貿易のための勘合符を守護大名に売った。(自力で遣明船を出す財力が無くなった)

1494 トルデシリャス条約
   (ローマ教皇がスペインとポルトガルに世界の分割統治を認めた
    勝手なことしやがるなあ・・・)
1543 種子島にポルトガル船。鉄砲伝来。
1549 フランシスコ・ザビエル鹿児島に上陸。
    布教と貿易は対になっており、ザビエルが直接ではなくとも、
    武器も含めた交易を進めていた。
    キリスト教の容認は武器を手に入れるためでもあった。

織田が力があったのは、津島という当時の重要な物流拠点を押さえていたから。
また信長が京都を押さえた時、6か国の管領への推挙を断り、堺・大津・草津を所望した。
(草津って港?あっ、でも「津」やな)
収益だけでなく、敵国への禁輸措置もとれる。





posted by kingstone at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする