Togetterで
をまとめました。
なお、その後、少し調べたことも含めて、こちらにもエントリとして置いておきます。
「東播臨海精神保健協会精神保健支援者研修会」
に参加しました。
青木聖久さん(日本福祉大学)の講演とワークショップでした。
一応、スライドで公開されている情報と、紹介された言葉とか、あと私が考えたこと、入り交じって書きますです。なんかいろいろ考えたので。当然文責は私です。
始まって30分ほどしたら、誰かが携帯を鳴らし、しかし部屋を出て行く気配もなく、困ったもんだと思ったら、すぐに私の携帯も鳴り出した。私は即立ち上がり部屋を出て行こうとして画面を見たら「緊急地震速報」気づいたら部屋中の携帯が鳴っていたので、私はそのままイスに座りましたけど。ちなみに立った時に見回したら、立ち上がっていたのは私一人でした。みんなああいう状況で動かないもんなのか・・・
「緊急地震速報」から30秒程度で、ビルの2階だったのに結構ゆっさゆっさと長時間ゆれましたです。鳥取中部が震源の地震だったのね。
では、本題。
「 one in four of us 」
これは英国のキャンペーンで使われた言葉。
「(英国では生涯を見れば)4人に1人はメンタルヘルスの問題が起きる」
という意味で使われた言葉。2009年に調査したのかな?
検索してみると、ここに行き当たった。私にはどれほど信用のおけるページかは判断つきかねるけど、書いてあることはまっとうそう。
なお、日本の厚生労働省の調査では「5人に1人」ということです。
どっちにしても、その人生、生涯をみれば、「私には関係ない」と言える人などほとんど無い、ということ。
本人含め、家族や親戚にメンタルヘルスの問題を抱えた人がいて当然という話。
私んちで言えば、私自身だし。
(ウツで退職し、3年ほどネタキリだった)
さきほどの英語ページをChromeで翻訳して見てみると、中ほどには
うつ病 2.6/100
不安 4.7/100
混合不安や抑うつ 9.7/100
恐怖症 2.6/100
OCD(強迫性障害)1.3/100
パニック障害 1.2/100
PTSD 3.0/100
摂食障害 1.6/100
という表があります。
暮らしに必要な要素
○外発的要素(現実問題)
1.経済的基盤
2.居場所
3.地域生活支援体制
ほんまなあ。年金・給料とか、大事。
それが無かったらめちゃ不安になるし。
所属できる居場所(学校やその他の場、職場)とかも、大事やもんなあ。
もちろん学校や職場にこだわる必要は無いんやけど、そこが本人にとって安心な場であればとてもいいし。
「安心・自信・自由、みなさんも本校をこんな学校にして下さい。私も異動先をこんな学校にしたいと思います」と言ったらと非難される学校ってどんなとこや・・・
(まあ、私を非難した先生は、やはり「威嚇と暴力を無くしたい」と強く願っていた先生なのだけどね。で、たぶん、「威嚇と暴力」を使う先生方を褒めてなんとかしたいと思ってはったのだろう)
「安心・自信・自由 の話をしたら」
暮らしに必要な要素
○内発的要素
1.自分自身の暮らしへの想い
2.社会の自分に対する評価
3.自己有用感
これもほんまやなあ・・・言われるままに動いてる、言うままに動かしてる、じゃあかんし、社会からは評価されたいし、自分でも役に立ってると思いたいし
1.は「自分の感じていることを素直に感じられて、考えていることも表現できる」であり、2.は「周囲がどれだけその人のいいところを見つけられるか」であり、3.は1.2.によって必然的に生まれてくるもんじゃないかな。
それを潰しにかかる人がどれだけいることか。
ピープル・ファーストって言葉、聞いたことあるけど、ここからって話。
mental handicapped people
から
people with a mental handicap
と。
なるほど people が先に来てる
あと、青木さんが出会った言葉として
「孤立してたんやろな」
というのがあるんだけど・・・
そやなあ、相模原の事件の犯人でも、「なんで精神病院から出した」というような意見があるけど、そして彼が精神障害かどうかも実のところわからないわけやけど、そのもっともっと以前からの状況として「孤立してたんやろな」というのはあるわな。
会場で売ってた「精神障害者の経済的支援ガイドブック」を買って来ました。
あと、こんなのがあるそうです。行こうかな。
2016年11月26日(土)午後1時半〜午後4:45
見たことはあっても意味を知しらなかった言葉。オープン・ダイアローグ。
"統合失調症に対する治療的介入の手法で,フィンランドの西ラップランド地方に位置するケロプダス病院のファミリー・セラピストを中心に,1980年代から実践されているもの"
この見出しはミスリードを誘うと思う。「対話だけで」「回復(恢復?寛解?)」するのじゃないと思うから・・・よく新しい手法・技法が喧伝される時、ニュースではこんなことが起こるけどね。
しかし、やり方はこちらの記事の方が少し詳しい。
で、読んでたら、なんだ、記事の中にちゃんと書いてあるじゃない。
"薬物治療や入院も、必要に応じておこなう柔軟さがあり、そういう意味でもオープンである"
なんで、それがこの見出しになるんだ???
この記事中、私が注目したのは
"加えて、ケロプダス病院は、「スタッフがやめない職場」だそうです。医師も看護師も、全員が同じトレーニングを受けてセラピストになるので、妙な上下関係がなく、職種の壁もなく、スタッフひとりひとりの自立性が尊重されて、やりがいを感じられる職場なので、誰もやめたがらないんだとか。"
これ大事やろな・・・(ただし「妙な上下関係」は無いやろけど、「誰が最終責任をとるか」ってのはちゃんと決めてるとは思う)