「銀の匙」で主人公の八軒君が先生からフランスの農業高校への研修を勧められて、
「でも自分が行くよりチーズ好きの吉野まゆみさんに行ってもらった方がいい」
と吉野に譲る場面が出てきます。
私もそんなことがあったなあ、と思いだしました。
1995年の3月。
校長先生から「機器利用の先進校に見学に行って来い」という出張命令が出ました。
2人分。
まあ要するに出張旅費が余ってしまって、翌年に繰り越せないし、なんとか使い切らなければ、という事情があったのでしょう。
震災の年だったから、いろいろと別に流用すればいいのにねえ・・・
で、私は出張先は私が既に作っていた人脈から本当に役に立つ先進校と特殊教育総合研究所(現特別支援教育総合研究所)の2か所を選び、しかし行く人間は「私が行ってもしかたないですし、若いもんを2人行かせて下さい」とお願いしました。
で、一応教頭先生からOKをもらっていたのですが・・・
翌日くらいに
「1人が若過ぎて、出張旅費が少なくてすむので困る」
という理由でやっぱり私ともう一人の2人になってしまった・・・(涙)
でも、なんかおかしいよねえ・・・理由が・・・
今はこんなこと無いのかな?
当時鉄道はまだ全通していなくて、東へ東へてくてく歩いて、東灘区?芦屋?あたりまで歩いて行った記憶があります。
オウム真理教の地下鉄サリン事件の前だったか後だったかは覚えていません。