おはようございます。
天気予報は晴れ後雨。
予想最高気温は14℃。
これは暖かい・・・はず。
・ 第七十四段
蟻の如くに集りて、東西に急ぎ、南北に走(わし)る。貴(たか)きあり、賎しきあり。老いたるあり、若きあり。行く所あり、歸る家あり。夕に寝(い)ねて、朝に起く。營む所何事ぞや。生を貪り、利を求めてやむ時なし。
身を養ひて何事をか待つ、期(ご)するところ、たゞ老(おい)と死とにあり。その來る事速かにして、念々の間に留まらず。これを待つ間、何の樂しみかあらむ。惑へるものはこれを恐れず。名利に溺れて、先途の近きことを顧みねばなり。愚かなる人は、またこれをかなしぶ。常住ならんことを思ひて、變化(へんげ)の理を知らねばなり。
「生を貪り、利を求めてやむ時なし」ってのは、特に評価しているわけではなく、ただ「そうである」と言ってるだけなのかな?後ろを見ると評価も入ってるような気はするけど。
でも、ほんと当時
「蟻の如くに集りて、東西に急ぎ、南北に走(わし)る。貴(たか)きあり、賎しきあり。老いたるあり、若きあり。行く所あり、歸る家あり。夕に寝(い)ねて、朝に起く。營む所何事ぞや。生を貪り、利を求めてやむ時なし。」
な人たちの誰かの子孫なんだよね。私も。もちろん家系図なんて祖母・祖父まであたりしか辿れないけど。
なんか、そのわらわら動きまわっている人たちの子孫だと考えていくと、いやあもう「それでいいんじゃね」という気持ちになってくるなあ。