私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2016年01月10日

高木慶子 (「調べる」論 木村俊介著より)




「調べる」論 木村俊介著
2008年から2011年にかけてインタビューしたもの

「人の話は、評価しながら聞いてはいけない」

高木慶子
   悲嘆ケアワーカー

「たかぎけいこ」さんだとずっと思ってきたけど、「たかぎよしこ」さんなんですね。

「ー般的なイメージで言えば、心理カウンセラーや精神科医のやっていることに近い活動に思われるのかもしれません。ただ、私たちの悲嘆ケアというのはそれらとは方法論としてまったく違うものなんですよ。
 まるで違う、と言うよりはむしろ、積極的に「それらの方法ではできないことをやろう」という狙いで生まれたのが私たちの活動なんです。私自身、もともと大学では心理学を専攻していました。その後、長年、心理カウンセラーとしての実務を経験したのですが、その時に「心理学では解決できない神秘があるのだな。世の中には、『問題』として『解決』できるような範囲を越えた、それこそ親しい方の死のように、ただただ『受けとめなければならないもの』がある」と痛感したんです。
 カウンセラーとして、現場で「限界だ」と壁に突き当たったのがそこだったわけですね。カウンセラー時代も、死を目の前にされた方々からは、よく「死んだらどうなるんだ」とか、「自分は何で生まれたんか」とかいう質問を受けたものです。しかし、心理学の知識からは、それらの切実な問いへの答えは何も出てこない。だから、神秘は解決するべきではなく受けとめるべきなのだという方向で、だんだん私自身が自らのキリスト者としての信仰とともに見出すようになったのが、スピリチュアルケアであり、グリーフケアでもあったわけです。」

 ふむ?
 私がかつて学んだロジャース流のカウンセリングって、もともと「心理学では解決できない」ものを

・積極的傾聴
・共感的理解
・純粋性

によって混乱状態のクライエントが、あるまとまりをもてるようになる、みたいなイメージがあるんだけど。

で、私は、ロジャースは上記のことを当時最新の機器(オープンリールのテープレコーダーとかね)を使って科学的に証明しようとしたけれど、できなかったと思っている。別にそれは「失敗」ということではなく、もともとカウンセリングってものそのものが、それ以前、宗教あるいは宗教者の担ってきた一部のことを担おうとする試みだから、そらそうやろな、と考えている。

 で、もちろんここで書いている「宗教あるいは宗教者」という言葉に貶める意味は込めていないつもりです。

 で、高木さんはカトリックのシスターでもあるし、ある意味カウンセリングのど真ん中に行かれてるような気がするのだけど。方法論としてまったく違うものなんだろうか?

 まあ、「心理学」を学んで心理カウンセラーをされてたと言っても、ロジャースを学ばれたとは限らないわけですが。

「もちろん、お医者さんやその他のケアをされる方も善意で接しているとは想像できますが、その方々と私では何が違うのか。まず、私の場合は、目の前におられる方の話す内容が、ほんとうであろうがウソであろうが、それで編されようが何であろうが構わないんだというスタンスで人の話を聞かせていただいているんですね。
 そして、私は経験の内容については何か「面白い」とか「すごい」とか、あるいはその逆の「面白くない」「平凡である」などといった一切の評価は差し挟まないで話を聞くようにしています。別の人の何かと比べて評価をしてしまった途端に、今語られている悲しみの話の渦中に入り込めなくなりますから、これは重要なところです。」


「善意で接しているとは想像できますが」というのはひょっとして精神科医さんやその他ケアをしている方にはたいへん失礼な言い方かもしれない(笑)

 いや、仕事が全然違うのだから。

 私も実はこういう言い方よくするんだけどね
「その先生、愛情いっぱいで熱心な方なのは間違いありません」
「その先生、善意なのには間違いありません」
 で、「しかし・・・知識・技術はあまりおありにならないように思えます」
とか・・・

 これはその方がその方として必要な仕事をしていない場合なのだけどね。

 で、私自身、例えば相談支援の仕事をしていて
「親御さんの話をただ聞いていて下さい」
「自分の意見を言わないで下さい」
とめちゃ言われるのだが・・・

 でもね、「自分の死」や「子どもを失った」ことのグリーフケアと、私の相談支援の仕事は仕事が全然違うからね・・・

 障害のあるお子さんがおられることは「悲嘆」の対象じゃないじゃん。
「解決」のつかないことじゃなく本当に「簡単に解決」がつく部分も多くあるじゃん。
 で、その部分、確かに本にも書かれてたり、そのお子さんの発達検査についてる所見にも書かれてたりするけど、まあほとんどの親御さん、「具体的にどうやったらいいか」教えてもらってないんだよね。

 そら親御さんに自力で考え出せ、っていうの無理あると思う。
 もちろん少数の人はやってきてるんだけど。
 すごくあちこちで勉強してきてる親御さんでも、私が具体的にお見せすると「こんなんとは知りませんでした」とおっしゃるんだよね。
 あと気をつける点についても・・・こちらのさせたいこと「だけ」をやらせようと使うと失敗する。あくまでも本人のためのもの、とか。

 私は、そこんと伝えたいと思うしなあ。
 いや、私以前に、専門家のみなさんがちゃんと伝えてあげていて下さるなら、私なぞ、ちゃっちゃっと計画案書いてはいおしまい、ってできるんだけど・・・

 もちろん、親御さんの話をただひたすら聞く、それこそカウンセリング(で、それは高木さんのやってはるグリーフケアにあたるのかもしれない)をする人も必要な場合も多いだろうと思う。しかしそれは相談支援の仕事では無いのではないかな?

 また私の仕事でもない。


 
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淵邊善彦 (「調べる」論 木村俊介著より)




「調べる」論 木村俊介著
2008年から2011年にかけてインタビューしたもの

「M&Aの仕事って、結構、人間臭いですよ」

淵邊善彦
   M&Aが専門の弁護士

「私がはじめて弁護士として携わったM&A(企業の合併・買収)の仕事は、米国企業による国内企業の乗っ取りに対する企業防衛、でした。
 はじめての仕事なので印象深かったし、最終的には三年ほどかけて防衛できた。米国企業は撤退していった。その後、企業が独立を保てた、というハッピーエンドになった後にその企業を訪れると、経営者はもちろん、社員のみなさんも一緒に、ほんとうにこう一丸となって涙ながらに喜んでいただけました。」


 こういう例もありぃの

「印象的な仕事は、たとえば、倒産しかかっている会社の案件かな。ある倒産しかけの会社のM&Aを手がけた時には、社長も自殺しかねないほど、かなりノイローゼに近いような状況にあった。そこの会社は非常に良い技術を持っていたので同業他社が再建したいと言ってくれていて、その両社といろいろ話して、何とかできないかと道を探っていた案件だったんですね。その会社を慎重に調査した結果、もちろん、あれこれと両社で利害が一致しない側面はあったのですが、最終的には条件が合致したんです
 従業員の雇用も守れたし、経営者もそれなりに幸せなリタイアができた。そういうことで、その案件は非常に印象に残っています。」


という例もありぃの

 下町ロケットで佃製作所がナカシマ工業に買収されようとした時、「その方がいいんじゃないか」と考えた社員さんがいたけど、後の例を考えればそれもそうだよな・・・

 小説(ドラマ)としては前の例で話が進んで行くのだけど。

 あとM&Aでも、全部売られる、買われる、という場合だけではなく、一部他社の資本を受け入れ「提携」というのも入ってくるとのこと。なるほど。

 ロンドンに留学してた時に、ちょうどイギリスに外資が入ってきて経済が活性化していくというウィンブルドン現象を間近に見ていて、こういうのもありじゃないかな、と思いはったとのこと。

 まあ、いたずらに排斥して、視野を狭くするよりもいいかもしれない。
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宮川淳一 (「調べる」論 木村俊介著より)




「調べる」論 木村俊介著
2008年から2011年にかけてインタビューしたもの


宮川淳一
   2007年にMRJの技術責任者

人事異動

2013年に航空宇宙事業本部技師長になってはる・・・

ひょっとして下町ロケットの吉川晃司(財前道生)の役どころ?
役上は「宇宙航空部部長」だから宮川さんよりは偉い立場かな?

三菱航空機「MRJ」世界市場攻略 半世紀ぶりの国産旅客機開発

「顧客サポートの仕事も、はじめてのものになりましたね。私の大学の同期には航空会社に入社をしたのが多くて、彼らが私に「顧客サポートには、製造工程と同じぐらい手間が要るんだぞ。コトの重大さをわかっているのか?」とかなり厳しく指摘してくれたのはありがたかったですね。
 この部門に必要な五要素は、「運行と技術の支援」「部品の供給」「整備と修理」「トレーニング」「マニュアル」なのですけど、トレーニングひとつを取っても、三菱リージョナルジェット機に合わせた訓練内容を、パイロットや整備士たちのために提供しなければならないのです。」

・運行と技術の支援
・部品の供給
・整備と修理
・トレーニング
・マニュアル

特別支援教育とか福祉業界になるとどんなことになるのかな?

 MRJでの大きな決断としてエンジン選定をあげてはります。

「エンジン部門の先輩は『エンジン選定は結婚と同じだよ。最初に選ぶのはこちらかもしれないけど、選んだとたんに主導権は向こうに渡るんだから』と笑いながらおっしゃっていました。これはほんとうにその通りで、選んだエンジンに合わせて飛行機を製造していくことになりますから、選定には最大の配慮を払いましたね。」

この先輩さんは男の視点で話されたかもしれないけれど、実はこれは男も女も一緒だろうな。

お互いに選び合わないと結婚できないわけだし。そして今までは自分だけのことを考えて動いていれば良かったのが、相手のことも考えないといけなくなる。もちろん相手(男女限らず)も主張はしてくる。その中でお互いに自分ひとりの時とは違って、妥協ってか、ひとりで全てを主導してできるわけではなくなるってこと。

で、
・省エネルギー
・騒音が小さい
の「環境に優しい」2点でプラット・アンド・ホイットニー社のPW1000Gに決まったとのこと。


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1月10日(日曜日) かゝるをりにぞ人の心もあらはれぬべき(徒然草)


 おはようございます。

 天気予報だと晴れ時々曇り。
 最高気温が11℃。
 昨日よりちょっと暖かいのかな。

 昨日は高専ラグビーの決勝戦がありました。
 今日は花園で高校ラグビーの決勝がありますね。


原文『徒然草』全巻より

・ 第二十七段

 御國ゆづりの節會行はれて、劒(けん)・璽・内侍所わたし奉らるゝほどこそ、限りなう心ぼそけれ。

 新院のおりゐさせ給ひての春、よませ給ひけるとかや、

   殿守の伴のみやつこ(御奴)よそにして はらはぬ庭に花ぞ散りしく

今の世のことしげきにまぎれて、院にはまゐる人もなきぞ寂しげなる。かゝるをりにぞ人の心もあらはれぬべき。



「しげき」がわからなくて、検索したらこれが見つかりました。

第27段 御国譲りの節会行はれて、

「しげき」→「繁き」なんですね。
なるほど、「盛んな様子」とわかる。

 引退した天皇(院)にはみんな見向きもせず、現天皇のところは人がいっぱい来てる。
 まあ現役でばりばり権力のおこぼれに預かろうとする人はやっぱしそっちへ行くだろうし(と言っても後白河院とかは別だろうけど)、引退した院とつきあい続けようというのは、(もしそんなものがあれば、だけど)趣味が一致するオタク仲間(囲碁仲間や歌舞音曲の仲間)とかしかいないだろうしね。

「かゝるをりにぞ人の心もあらはれぬべき」

まったくその通りで、もし人が来てくれないことを嘆くなら、それは自分の責任だろうなあ・・・(嘆いてないなら、ただそれだけのこと)

posted by kingstone at 07:37| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月09日のつぶやき






























































































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする