「調べる」論 木村俊介著
「選挙活動って、やっぱり嫌なものでしたよね」
出井康博 Wikipediaには項目が無かったので、Twitterアカウントへのリンクを貼りました。
選挙活動に密着取材した時の話から。
で、ポスター貼りなんかも手伝いながら、観察してはったと。
参与観察ですね。
市村浩一郎さんの場合は、お金をかけない方針で、選挙戦にはお金をかけず普段からの地道な辻説法で戦いはったとか。しかしまあ、民主党だし、2012年には落選してはるな・・・
密着取材した時の選挙では、市村さんも、もう一人の方も当選したんだけど、その瞬間も「これでいいのかな」と思いはったと。
それから
「先日もぼくはずっと追っているテーマの一つである「外国人労働者の問題」について、政治家たちに取材に出かけた際に愕然としたんです。
大物政治家にインタビューして回ったのですが、そこでの感触は「外国人が集中している都市から出てきた政治家以外は、そもそも問題の焦点がわかっていないし、自分の考えも全然持っていない」というもの。これはひどい。もちろん、政治家はかならずしも政策通や情報通でなくてもいいわけですけれども、大局を見て決断するべき人に情報が上がってくる仕組みができていないんだな、と思った。それを問題視しているわけですよね」
(中略)
「外国人労働者のための研修制度も『日本に海外の人を呼んで、日本を好きになってもらおう』とはじまったのに日本を嫌いになる人ばかりを増やしています」 ここからわかるひとつの希望は「地元、現場にいる人には問題の焦点がわかっている人もいる」ってことだよな。で、その情報が上がっていく仕組みが必要である、と。
これはどんな組織でも大切なことやな。
私も、私の仕事では「現場(サービス提供事業所)が一番強い。相談支援事業所は連携をとるだけ。現場から教えてもらわないと何もできないんよ」と言ってる。
posted by kingstone at 22:14|
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