おはようございます。
まだ真っ暗です。
「古代からのメッセージ 播磨国風土記」
松前健さんのところから
この風土記には、まだまだ面白い神々の伝承があります。例えば、一つ目の鍛冶の神アメノマヒトツノミコトが、道主日女(みちぬしひめ)という乙女に婚い(よばい)をし、御子を生ませる神話など、託賀郡(たくがぐん。現在の多可郡)荒田の条に見えます。この辺りは、古代の製鉄遺跡として知られています。
遥か遠いヨーロッパのギリシア神話で、鍛冶をする一眼の巨人キクロペスが、水の女神に婚い(よばい)をする話や、北欧神話の一眼の大神オーディンが鍛冶やシャーマンなどと深く結びついていることなどと、国際的視野から考えてみますと・・・
鍛冶の神がどちらも片目なのは、鉄粉とか鉄屑とかが飛んできて、失明することが多かったからだろうか?
しかし、洋の東西を問わず、「夜ばい」が子孫を作る手段だったのね・・・
「古代からのメッセージ 播磨国風土記」
上田正昭監修 播磨学研究所編 より