私の関わりのある法人
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 あくまでも、私個人の意見です。

2015年08月17日

資本主義の終焉と歴史の危機 水野和夫著

資本主義の終焉と歴史の危機 水野和夫著(中公新書)



 著者の主張は

「利子率の低下は資本主義の死の兆候」

ということ。

で、現在の先進国での国債利回りの低下が「資本主義の死の兆候」である、と。

有史以来(記録に残っている時代)そういう時代があった、と。

 イタリアのジェノバでの16世紀から17世紀。(長い16世紀)
 金利が低くなり、新大陸で金銀が発見され、それがイタリアの銀行にも還流して来たけれど、投資先が無い状態になったと。

 しかし、それはイタリアにとってだろうな・・・
 他の国は経済成長していったのでは?

 しかし、中心が周縁を求め、周縁を収奪する、というのはまさに新大陸とかもだよね。
 あるいはアジア。

 ところがこの頃は、絶対王制の国とかが収奪し、その後、国民国家が収奪していったけれど、現在はグローバル資本(多国籍企業)が国家の枠を越え、国家も振り回されていると。

 そして世界に周縁がなくなった分、国家の中で二極化(つまり格差を作る)することによって、資本は収奪していく。また「時間」「未来」を収奪していく、と。(ってか、「利子」というものはもともと「時間」に対して払われるものである)

 で、実は資本主義が延命できてきたのは、アダム・スミスやマルクスやケインズなどのブレーキ役がいたおかげである、と。しかしフリードマンやハイエクの主張する新自由主義はブレーキが無くなっている、と。

 しかしなあ・・・

 ドイツの社会学者ベックは「ユーロ消滅?ードイツ化するヨーロッパへの警告」の中でこう報告しているそう。

「25歳以下のヨーロッパ人のほぼ4人に1人に職がない。また多くの人々が期間の限定された低賃金労働契約に基づいて働いている。アイルランドやイタリアでは25歳以下の約3分の1が失業していると公表され、ギリシアやスペインでは若年の失業率は、2012年6月には53%に達している」

 う〜〜ん、これを読むと、日本は「まだまし」なのだろうか?それとも統計の取り方によっては日本もこうなるのだろうか?

 で、著者は「ゼロ成長も悪くは無い。ってかそれを守るだけでもたいへん」と言い、また「国債発行による国家の借り入れ」はこれ以上増やさない(つまり公共投資によって成長するとかは考えない)で、「会員権を買ってると思えば良い」とも言ってはる。これはちょっと面白い意見かも。

 それと、自由貿易も保護貿易の一種だ、というのも面白かった。確かにイギリスもスペインも保護貿易(重商主義)をとっていて、工業力が上がると自由貿易を主張し始めるんだよね。イギリスの場合は、プランテーション経営者から産業資本家に力が移っていって意見が変わってくるわけだけど。

 だからTPPだなんだかんだといろいろあるけれど、「自由貿易」が「理念として正しい」というわけじゃなく、「そっちの方が得な人が主張している」と割り切って、一国々々はその時の国益(民益)に従って、主張すべきところを主張したらいい、ってことなんだろうな、と思った。
posted by kingstone at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8月17日(月曜日) 姫路市立動物園(「ひめじのいいとこ50選」より)


 おはようございます。
 曇りです。

 お盆休みも終わりましたねえ・・・
 今日から仕事、仕事。


姫路市立動物園

 ここも、姫路城の「中」の東側なんですね。
 姫路城の周りにいろんな施設がくっついてるな。

 記者発表資料の中にこんなのがありました。
フンボルトペンギンの赤ちゃんが生まれました(2015年7月13日発表)
posted by kingstone at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月16日のつぶやき






















































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする