いくつか印象に残った人を紹介。
インドラ・ヌーイ
ペプシコのCEO
1955年生まれ。インドで大学院を出た後、働き、その後アメリカのイェール大学ビジネススクールへ。
コカコーラとの競争路線をやめ、ヘルシー路線に舵を切って大成功したんだって。
(アメリカでね。日本では地味だなあ・・・)
アシュラ・バーンズ
ゼロックスってコピー機では名前を聞かなくなってきた(少なくとも日本では)と思ってたら、データ管理全般の企業として大成功してるんだって。それを推進してきたのがアシュラ・バーンズさん。
マンハッタンのスラム街の出身。
「生まれ育った場所で、人は決まらないわ」
ベティ・アン・ウォーターズ
飲食店でウェートレスをしていた時、兄が無実の殺人事件の犯人とされ、その冤罪を晴らすために30代でコミュニティカレッジに進み、法科大学院を出て弁護士資格をとり、兄の冤罪を晴らしたあと、また飲食店に戻った方。
グレース・ホッパー
1906-1992
アメリカの計算機科学者にして海軍准将。
アメリカで女性で初めての数学の博士号取得者。
戦後最初のコンピュータ「マーク1」(海軍からハーバードに移管されていた)が止まったので、中を調べたら回路に「蛾」が挟まっているのを発見した。ここから「バグ」という言葉が生まれたんだって。つまり世界で最初のバグ発見者。
「やりたいことがあるならくよくよ迷わず実行しなさい」
「やっていいかどうか許しを得るよりは、やっちゃってから赦してもらうほうが簡単なんだから」
ウェンディ・デイヴィス
テキサス州は超保守的な州。リック・ペリー州知事が、州内に42軒ある中絶できる医院のうち、37軒を閉鎖する人口中絶規制法案を通そうとした。つまり日本のおよそ2倍の面積のテキサス州内で中絶可能なのは5軒だけになるという話。これに対しデイヴィス議員はフィリバスター(議会進行妨害・牛歩戦術というか、牛歩戦術ではないわな・・・休み無く、座ること、もたれかかること、トイレに行くことなく演説しっぱなしなんだから)
彼女はミズノのシューズを履き、尿道カテーテル(!)を入れ、11時間スピーチを続け、廃案に追い込むことに成功。
ただし、上のリンクを貼ってる記事は2013年6月のもの。7月には知事が再提出して、通っちゃったそうです。で、彼女の言葉。
「戦いは始まったばかりです」
アントワネット・タフ
小学校の帳簿係さん。
AK-47を持って学校に入って来て、実際に発射もした男を説得した。
“I just want you to know that I love you and I am proud of you. That’s a good thing that you are giving up. … We all go through something in life.”
今、私があなたに知って欲しいのは、私があなたを愛して、誇りに思っているということ。あなたが(銃撃を)あきらめるのは良いこと。私たちみんなで人生を生き抜くのよ。