Togetterで
六甲山の植生遷移(神戸新聞のコラムから)
をまとめました。
2015年5月15日 神戸新聞夕刊の1面コラム
「六甲山の植生遷移」
服部保(兵庫県立大学名誉教授・「六甲山大学」実行委員)
がめちゃ面白かったので、その遷移のところをご紹介。
こちらにも、遷移のところだけ、引用させてもらうか。
3千年前 原生状態の照葉樹林(山頂部を除く)
現在、再度山や摩耶天上寺に残っている。
弥生時代から飛鳥時代 照葉樹林が徐々に伐採され、
薪、柴、炭などを生産するための「里山林」
へと転換された。弥生時代から飛鳥時代まで
は常緑樹の里山林(コジイ林)
奈良時代 落葉型の里山林。(コナラ林)
室町時代 針葉型の里山林(アカマツ林)
江戸時代 アカマツ林が消滅してはげ山に。
明治時代 緑の大切さが認識されるとともに植林が
進められ、アカマツ林が復元
昭和 マツクイムシのためにアカマツ林が衰退し、
代わってコナラが優勢となり、現在に至るが・・・
現在 コナラ林は照葉樹林に向かって急速に遷移している。