いろいろ根回しして、自主シンポをするつもりで、ソワサポートからも、少なくとも私を含めてスタッフ3名で行くつもりでした。
しかし・・・嵐の復興コンサートが同じ時期にあることが発表されたとたん、宿が全部満杯に・・・
あの手この手で宿泊先を探したのですが、無理でした。
まだいくつかの手は残ってるんですが、やったとしても参加して下さる方が少なくなってしまうかもしれないしね・・・
ということで今回はあきらめました。
以下は幻の企画書(ただし全て私が書き、これをたたき台として、しあげていこうとしていました)
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【企画趣旨】
2012年4月より児童福祉法の一部が改正され児童発達支援や放課後等デイサービスの事業所が作りやすくなり、多くの事業所が開設された。
厚生労働省から2015年に「放課後児童支援員に係る都道府県認定研修ガイドライン(案)」が発表された。保育士・介護福祉士・小学校教諭などの資格が参考とされている。しかし、その参考の元となった園や学校で、様々な障害のある児童にうまく関わることができているだろうか。
どのような研修をすれば事業所で働くスタッフに、必要な知識や動きを身につけて頂けるだろうか、という問題意識から、kingstoneは2014年の第52回特殊教育学会で「放課後等デイサービスでの職員研修システム」についてのポスター発表を行った。
本来は、児童の現在の「自ら判断し、わかってできる幸せな生活」とともに、成人後の「自ら判断し、わかってできる幸せな生活」を目指していくべきものであるが、児童に関わる者には、成人後の生活の実例がわからなかったり、そもそも成人後の生活という視点が無かったりする。
そこで今回のシンポジウムではもう少し基本的な点にもどり、児童発達支援や放課後等デイサービスでの人的配置も含め、環境設定をいかにするか、ソワサポートの実例をお知らせするとともに、全国の現場でどのような環境設定がされているか、設定事例を出し合い意見交換をしたい。
さらに成人就労などにも関わっている方から、どのような「仕事」があり、それができるようになるために、人的配置も含めたどのような環境設定が必要か、をお聞きし、児童発達支援や放課後等デイサービスでのスタッフ研修・環境設定・何をするか(コンテンツ)についての参考としたい。
【話題提供者の趣旨】
ソワサポートの例
兵庫県加古郡播磨町(面積は小さく、745町の713位。人口は多く、745町の39位。瀬戸内海に面している)で、1997年よりモンテッソーリ乳幼児教室を開き、2012年10月より児童発達支援・放課後等デイサービス「ソワサポート」を運営してきた。
ここでは以下のことを報告する。
・活動内容による部屋の設定(物理的構造化)
・視覚支援
・活動ごとのスケジュールや手順書
・活動内容
1)来室時・帰宅時の流れ
2)「よか(自由遊び)」
3)「こべつ(個別学習)」
内容精選の取り組み
4)「しごと(自立課題学習)」
5)施設内通貨「ソワ」
6)買い物活動
7)土曜デイ活動の内容やシステム
・個別の支援計画を生かす工夫
おるとの例
福岡県筑紫群那賀川町(面積は、745町の427位。人口は多く、745町の3位。福岡市の南の山側に広がっている)で、2010年頃より、教師への相談に携わり、NPO「おると」を中心に現在那賀川町の委嘱も受け、地域における「相談支援」に携わっている。職業体験「チャレンジド・サポート」をボランティア・企業と協力して行っている。
これらの活動により、当事者だけでなく、地域の人々の理解をどう形成し、サポーターになって頂けるか、などの話題を提供して頂く。