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2015年01月12日

1月12日(月曜日) 風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける(従二位家隆)

 おはようございます。

 雲は多いけど、晴れ。
 下弦の月が出てます。

 今日、成人の日だし、式典をするところも多いんだろうな。


 さて、あと三首です。

風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける

「楢の小川」って、これ「奈良の小川」じゃあるまいか。
適当に当て字してたみたいだし。ありゃ、調べてみたら違った。

デジタル大辞泉
なら‐の‐おがわ〔‐をがは〕【楢の小川】
   京都市北区上賀茂の御手洗(みたらし)川の異称。[歌枕]
   「風そよぐ―の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける」〈新勅撰・夏〉

 そうか。後ろに「みそぎ」が出てくるけど、もともと川の名が「御手洗(みたらし)川」なんだ。

御手洗川(明神川) 京都観光ナビより

スクリーンショット 2015-01-12 7.28.43.png

Wikipedia
禊(みそぎ)
    神道で自分自身の身に穢れのある時や重大な神事
   などに従う前、又は最中に、自分自身の身を氷水、
   滝、川や海で洗い清めること。
    現代において神事の前に於ける行として、一般
   参拝者が手水で清めることも禊の1種である。
    現代ではスキャンダルのある政治家が、選挙を
   勝ち抜くことによって政治責任に区切りをつけた
   とする場合に「禊は済ませた」という。

「御禊ぞ夏のしるし」だから、川にどっぷりはまりこむのもありだろうけど、2段落目の説明みたいに、単に手を洗うことかな?現代じゃないけど。で、寒い冬はしないのか・・・

解釈
「風が気持ちよく吹いている夕方、上賀茂神社の御手洗川で手を洗っている人がいる。いかにも夏らしいことだなあ」

 
もずらいとさんのコメント

風そよぐ楢の小川の夕暮は 御禊ぞ夏のしるしなりける

>解釈
>「風が気持ちよく吹いている夕方、上賀茂神社の御手洗川で手を洗っている人がいる。いかにも夏らしいことだなあ」

 うーん。

風そよぐ楢の小川の夕暮は → 枕草子で「秋は夕暮れ」と言うように季語とまでは言いませんが「夕暮れ」を使う場合,季節は「秋」とかかわりがあると解するのが普通です。

御禊ぞ → これは一般的な礼拝の「みそぎ」ではなく,上賀茂神社の「六月祓(夏越祓)」のことです。何でわかるかというと,この歌は藤原道家の娘が入内するに当たっての祝いの屏風(十二ヶ月の年中行事がかかれている)の六月の部分を担当して詠んだからです。旧暦の六月末に行われる行事ですので,五月以前に閏月があれば今の八月末にもなりますので,この歌の時はそうだったのかもしれません。

夏のしるしなりける → 「しるし」というのは「証拠」「証」のことで「夏らしい」とはなりません。

ということで「風が(楢の木に)そよぐ楢の小川の夕暮はもうすっかり秋めいてきた。上賀茂神社の六月祓の禊ぎだけがまだ(暦の上では)夏の証拠としてあるだけだなぁ」といった感じの歌です。



もずらいとさん、どうもです。

>枕草子で「秋は夕暮れ」と言うように季語とまでは
>言いませんが「夕暮れ」を使う場合,季節は「秋」と
>かかわりがあると解するのが普通です。

へえ。
そういうふうにわかるもんなんですね。

>これは一般的な礼拝の「みそぎ」ではなく,
>上賀茂神社の「六月祓(夏越祓)」のことです。

これまたそこまでいろいろ資料があってわかるもんなんですね。

>夏の証拠としてあるだけだなぁ

暑い盛りの歌と思ってましたが、なんかこうわかると、
余計に風情がありますね。
posted by kingstone at 07:39| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月11日のつぶやき
































































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする