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2014年12月15日

12月15日(月曜日) 寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ(良暹法師)

 おはようございます・・・って時刻じゃないよな・・・まだ昨日のうち、ってか・・・

 今日は久々に早く寝ようと思い、午後9時頃に布団に入ったら、1時に目がさめてしまった。
 でも、十分すっきりしてましたが。
 とりあえず、百人一首を書いて、また寝ます。


寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ

 なんか、この歌は、母がよく言ってたなあ。
 どんな場面で言ってたんだろ・・・
 苦しいことがあっても、よそへ行けば楽になる、なんてことはなくて、どこでだって苦労するんだよ、同じことだよ、みたいに自分に言い聞かせる時かな??

「宿」が何を指すんだろう。当時だったら旅館なんてものは、ひょっとして吉野・熊野あたりにはあったかもしれないけど、京都の町中には無かったろうしねえ。

学研全訳古語辞典
しゅく 【宿】名詞
   @宿駅。宿場。
    出典猿蓑 俳諧
    「梅若菜(わかな)鞠子(まりこ)のしゅくのとろろ汁―芭蕉」
     [訳] 江戸へ下られるあなたの道中、路傍には梅が美しく花開き、
       畑の若菜も緑鮮やかであろう。そして、途中の鞠子の宿場
       には、名物のとろろ汁もある。
   Aやどや。旅宿。
   B星宿。星座。
や−ど 【宿・屋戸】名詞
   @家。家屋。
    出典万葉集 四八八
    「君待つとわが恋ひをればわがやどの簾(すだれ)動かし秋の風吹く」
   A戸。戸口。入り口。
    出典万葉集 一〇一三
    「あらかじめ君来(き)まさむと知らませば門(かど)に
     やどにも珠(たま)敷かましを」
     [訳] 前もってあなたがおいでになるとわかっていましたなら、
       門にも戸口にも珠を一面に敷いたでしょうに。
   B庭。庭先。前庭。
    出典古今集 秋下
    「秋は来(き)ぬ紅葉(もみぢ)はやどに降りしきぬ
     道踏み分けて問ふ人はなし」
     [訳] 秋が来た。紅葉は庭にいっぱい散ってしまった。
       しかし、その道を踏み分けて私を訪れ人は一人もいない。
   C旅先の宿。▽一時的に泊まる家のことをさす。
    出典笈の小文 俳文・芭蕉
    「草臥(くたび)れてやど借(か)るころや藤(ふぢ)の花―芭蕉」
   D主人。あるじ。
    出典浮世風呂 滑稽
    「わたしのやどが五十の賀」
     [訳] わたしの主人が五十歳のお祝いで。

 やはりここは「自分の家」かな。

解釈
「寂しい気持ちがして、家を出て周囲を見てみれば、どこも同じように冷気が身に沁みる秋の夕暮れであるなあ」


良暹(りょうぜん、生没年不詳)
   平安時代中期の僧・歌人。
   出自・経歴については不明であるが、比叡山(天台宗)の僧で
   祇園別当となり、その後大原に隠棲し、晩年は雲林院に住んだ
   といわれている。一説では、康平年間(1058年 - 1065年)に
   65歳ぐらいで没したともいわれている。

   (ってことは、11世紀後半までは生きはったわけや)


もずらいとさんのコメント

寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ

>「宿」が何を指すんだろう。

>やはりここは「自分の家」かな。

 ですね。「旅館」という意味で「宿」を使うのは後年の出来事です。浄土信仰など仏教の影響が強かった時期ですので「家」は「仮の宿」だったのです。

>解釈
「寂しい気持ちがして、家を出て周囲を見てみれば、どこも同じように冷気が身に沁みる秋の夕暮れであるなあ」

 解釈は注釈を加える必要がありませんね。そのとおりです。「秋の夕暮れ」は昔から歌の題材にとられていますが,この歌はその中でも白眉とされています。技法と言うほどではありませんが,最後が「秋の夕暮れ」とそのものずばりの体言止めで言外の余情を誘っています。



もずらいとさん、どうもです。

>「家」は「仮の宿」だった

むぅ。
そこまで・・・
そりゃまあ、「体」ですら「仮の宿」かもしれないけど・・・

>最後が「秋の夕暮れ」とそのものずばりの体言止めで
>言外の余情を誘っています

シンプルな中にも技法ありなわけですね。
posted by kingstone at 01:30| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月14日のつぶやき










































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