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 あくまでも、私個人の意見です。

2014年12月03日

12月3日(水曜日) 有馬山猪名の篠原風吹けば いでそよ人を忘れやはする(大弐三位)

 おはようございます。

 まだ真っ暗です。
 昨日からめちゃ寒くなりました。
 今週末、スタッドレスに替えに行けたらいいんですが。


有馬山猪名の篠原風吹けば いでそよ人を忘れやはする

「有馬山」というのは、私としては当然六甲山北側の有馬温泉だろうと思うわけですが・・・
で、「猪名」は現在の猪名川(尼崎あたりを流れて瀬戸内海に入る)や、猪名川町(兵庫県で、大阪府の北の方と境を接している)を想像します。「篠原」は笹や篠(イネ科の雑草)の生い茂った野原ということでしょうが、六甲山の南に「篠原」という地名があります。日本で一番有名な(震災の時は炊き出しもした)暴力団の本部があったりします。

学研全訳古語辞典
「いで」[一]感動詞
   @さあ。▽相手を行動に誘ったり、促したりするときに発する語。
   Aどれ。さあ。▽自分が行動を起こすときに発する語。
   Bおやまあ。いやもう。▽感動したり驚いたときに発する語。
   Cいや。さあ。▽疑いや否定の気持ちで発する語。

「そよ」(と)副詞
   そよそよ(と)。▽静かに風の吹く音、また物が軽く触れ合って立てる音などを表す。
そ−よ 【其よ】
   [一]分類連語それだよ。
   [二]感動詞ああ、そうそう。それそれ。
    ▽ふと思い出したり、相づちを打ったり、何かをし始めるときなどに発する語。

 「そよ」は両方、掛けてるな。


これは解釈としては、
「有馬山から流れ出る(なんかちょっと違う気はするけど、関東方面の地名はすごく離れていても、私の頭の中では「同じ場所」にあったりするから・・・)猪名川の河原の笹原で笹がそよそよと風でゆれるように、そうそう恋した人を(簡単に)忘れることなどできようか、いやできない」

だと思うのだけど、しかし、それだと「忘れや、忘れじ」になりそうな気はするなあ・・・


大弐三位(だいにのさんみ、999年頃? -1082年頃?)
   平安中期の女流歌人。女房三十六歌仙の一人。
   藤原宣孝の女、母は紫式部。本名は藤原賢子(ふじわら の かたいこ/けんし)。
   藤三位(とうのさんみ)、越後弁(えちごのべん)、弁乳母(べんのめのと)とも呼ばれる。
   (紫式部の娘さんなんや!!で、80数歳まで生きてはったと。すごい長生きやろなあ)


もずらいとさんのコメント

>「そよ」は両方、掛けてるな。

 お察しのとおりです。

>「有馬山から流れ出る(なんかちょっと違う気はするけど、関東方面の地名はすごく離れていても、私の頭の中では「同じ場所」にあったりするから・・・)猪名川の河原の笹原で笹がそよそよと風でゆれるように、そうそう恋した人を(簡単に)忘れることなどできようか、いやできない」

 おおむねそのとおりです。私は兵庫の人間でないので有馬山と猪名の笹原がどのくらい離れているのかわからないのですが,たぶん奈良や京都から見たら一緒くただったようで歌枕として他の歌でもセットで取り上げられます。

>それだと「忘れや、忘れじ」になりそうな気はするなあ・・・

 「忘れ」+係助詞「や」+係助詞「は」,「やは」で反語となり,最後の「する」は係り結びで連体形になっています。ので「(恋)人を忘れたりするでしょうか,いえ忘れなどしません」となります。

 この歌は「離(か)れ離れ(が)れなる男の,おぼつかなくなど言ひたるに詠める」つまり「遠く離れていた恋人が久しぶりにやってきて「(あなたが心変わりしていないか)不安だったよ」と言われたのに対して詠んだ歌」となっています。
 ですので「いでそよ」というのは男の「おぼつかなく」を指しているのです。「心変わりが不安だったですって?それはこっちのセリフよ」ということです。

 平安貴族はこのように機知に富んだ歌のやりとりが恋愛でのかなり重要な位置を占めていました。



もずらいとさん、どうもです。

>「やは」で反語となり

こういう部分が、私の頭は全然反応できませんね。
頭が勝手に無視しちゃうというか・・・

もちろん、それ以外にも

>「いでそよ」というのは男の「おぼつかなく」を指している

こういうのもさっぱりでしたが・・・
「いでよ!」みたいな感じで、ばーーん!!と現れたあなたを忘れられるでしょうか、みたいに思ってました。

>機知に富んだ歌のやりとりが恋愛でのかなり重要な位置

で、また、この大弐三位って人は、Wikipediaを読んでも、そっち方面(機知に富んだというか、つっこみを入れてくる感じ?)で有名だったみたいですね。
posted by kingstone at 06:19| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年12月02日のつぶやき












































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