私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2014年11月17日

11月17日(月曜日) 契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは(清原元輔)

 おはようございます。

 すご〜く、薄い雲が空全体にかかってます。
 これは薄曇りかな?
 
契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは

「契りきな」は「契りき」で「SEXした」になって、「な」は何だろう?
もずらいとさんの解説にも何度も出てきたような気がするのだけど。

学研全訳古語辞典
かた−み 【形見】名詞
   @遺品。形見の品。遺児。故人や遠く別れた人の残した思い出となるもの。
   A記念(物)。思い出の種。昔を思い出す手がかりとなるもの。

goo辞書
袖(そで)を絞・る
   涙でぬれた袖を絞る。ひどく涙を流すことにいう。
   「墨染の―・りつつ、泣く泣く罷(まか)り出でられけり」〈平家・灌頂〉

Wikipedia
多賀城(末の松山がある所)
   宮城県多賀城市市川字城前ほかに位置
   奈良盆地を本拠地とする大和朝廷が蝦夷を制圧するため、
   軍事的拠点として蝦夷との境界となっていた松島丘陵の
   南東部分である塩釜丘陵上に設置した。創建は724年(神亀元年)、
   按察使大野東人が築城したとされる。8世紀初めから10世紀半ば
   まで存続し、その間大きく4回の造営が行われた。

   つまり、この歌が詠まれた頃は、現役の基地だったわけですね。

多賀城・歌枕の地について
末の松山
   歌枕「末の松山」を擁する末松山宝国寺は、
   多賀城駅から歩いて10分ほどのところにある。
   「末の松山」は海岸からかなり離れたところに
   あるので、ここまで波が越えて来ることはまずあり得ない。

解釈
「セックスしたのに(それ以後あなたは通って来ては下さらない)、思い出に涙に濡れた袖を絞りながら、末の松山には波が来ないのと同じように、私とあなたの恋は成就しないのでしょうか」


清原元輔(きよはら の もとすけ、908年- 990年)
   平安時代の歌人・官人。内蔵允・清原深養父の孫で、
   下総守・清原春光の子。娘に清少納言がいる。
   三十六歌仙の一人。官位は従五位上肥後守。

   ほお。清少納言のお父ちゃんね。


もずらいとさんのコメント

 清少納言のお父さんの歌ですね。後拾遺集に収められていますが,心変わりした女性に対する請負歌だそうです。昭和のは時代まで恋文でも「代筆」というのが残っていましたが,この当時は和歌の優劣が相手の決断を決めてましたのでこういう代作はいくらでもありました。

>「契りきな」は「契りき」で「SEXした」になって、「な」は何だろう?

 「契り」のかなり多くが「性行為」なのは事実ですがこの場合は違います。というのも,「契り」+過去の助動詞「き」+詠嘆の助動「な」なので「sexしましたねぇ」だと後が解釈できません。辞書的に「契り」=「sex」というのは間違いです。言葉にはいくつもの意味があります。だからダジャレが存在するのです。一語一義は漢字の7割くらいにしか適用されません。


 契りきなかたみに袖をしぼりつつ 末の松山波越さじとは

は「あんなに固く誓いましたよねぇ,(涙で)袖を絞りながら。あの末の松山を超えることがないように(私たちの愛も永遠だと)」ということです。「末の松山」は古今集にある歌のもので「津波があったところでこの松より波が行くことはない」というものです。つまり「絶対別れることなんかない」と。という,あっさり恋人に捨てられた男性が「あんなに誓い合ったじゃないですか」と未練たらたらで詠んでいる,のを想定した代作です。



もずらいとさん、どうもです。

>「契り」のかなり多くが「性行為」なのは事実ですがこの場合は違います。

わあ、恋の歌で「ちぎる」と出てきたら「SEXした」かと思ってました・・・^^;

>「津波があったところでこの松より波が行くことはない」

多賀城市は宮城県ですから、やはり昔から東北は津波があったことが、京都にも情報が伝わっていたんですね。

>あっさり恋人に捨てられた男性が
>「あんなに誓い合ったじゃないですか」と未練たらたらで詠んでいる

ええっ!
十二単を着た美人が袖に顔を埋めてる映像が頭に浮かんでました・・・
posted by kingstone at 08:01| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月16日のつぶやき


















































































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする