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2014年11月04日

11月4日(火曜日) 心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花(凡河内躬恒)

 おはようございます。

 めっちゃいい天気です。
 今日から仕事に完全復帰の予定。(金曜日は研修だけだったからね)


心あてに折らばや折らむ初霜の 置きまどはせる白菊の花
 
 この「折らばや折らむ」ってフレーズが好きなのだけど、解釈をめちゃ間違ってるかもしれない。私が「何も参考にせずに」考えてた解釈は・・・

「この白菊を心の支えとして折り取るというなら折り取ってみよ しかし霜は白いし、白菊も白いので、どこに置いたらいいかわからないなあ」

 さて、調べてみよう。

学研全訳古語辞典
こころ−あて 【心当て】名詞
   当て推量。

 なんだ。「心の支え」じゃなくて「適当に、目分量で」みたいな意味になるな。

学研全訳古語辞典
ば−や(終助詞)《接続》動詞型活用語の未然形に付く。
   @〔自己の願望〕…たいものだ。
   A〔事態の実現の願望〕…てほしい。▽「あり」「侍(はべ)り」などに付く。
   B〔意志〕…よう。
   C〔強い打消〕…どころか、まったく…ない。▽多く「あらばや」の形で用いる。

 う〜ん、私は「他人の意志」みたいに思っていたけど、「自分の意志・願望」なんだな。でもそうなると
「折らばや折らむ」で、「折りたいものだ、折ろう」となって、前半が「ひとごと」みたいな感じになるなあ・・・

 ということで

「(この白菊を)適当に折りたいと思ったから折ろう、でも初霜は白いし、菊も白いので、どこに置いたらいいかわからないなあ」

か。

Wikipediaから
凡河内 躬恒(おおしこうち の みつね、859年? - 925年?)
   平安時代前期の歌人・官人。
   三十六歌仙の1人。


もずらいとさんからのコメント

 解釈が微妙にずれていますね。

心あてに → 心(感覚)を当てにして→当てずっぽうで
折らばや折らむ → 「折る」の未然形に仮定の接続助詞「ば」+疑問の係助詞「や」と「折る」の未然形+意志の助動詞「む」の連体形(係り結びだから終止形ではない)で「折ることができるのなら折りたい」という意味です。
初霜の置きまどはせる → 初霜が「置き」(下りたので)「まどはせる」です。
 ですから意味は

 当てずっぽうでもし折れるようなら折ってみたい。初霜が降りてしまって白一面の(世界でどこにあるか分からない)白菊の花を

となります。本当にそうだとまずい状況ですが,当然歌の世界で大げさに言っているわけで,漢詩などにも通じます。
 ときに「菊」は音読みで訓がありません。すごく昔に大陸から伝来したので日本語の名前ができなかったのです(日本にもあれば「竹」これも「tiku」のなまりが「たけ」に対して純然たる和語である「ささ」のように別の語があったはずです)。天皇家の紋章として使用されているのは大陸の高級な花だったからという説があります。

 

もずらいとさん、どうもです。

>白一面の(世界でどこにあるか分からない)白菊の花を

そっか、
「折った菊をどこに置いたらいいかわからない」
じゃなくて、
「そこらじゅう真っ白でどれが菊かわからない」
なんだ。
まだ折ってないわけだ。

>すごく昔に大陸から伝来したので日本語の名前ができなかった

こんなことがわかるんや。
で、かつ「大陸の高級な花」で、昔の日本(卑弥呼の頃?)には、そこらへんには無かったってことですね。



posted by kingstone at 08:29| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月03日のつぶやき


















































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