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2014年10月28日

10月28日(火曜日) 吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ(文屋康秀)

 おはようございます。

 まだ真っ暗です。
 なんか昨日は木枯らし一号が吹いたそうで。

 私は今日、退院です。
 お医者様から言われていた「最短」よりも1日早く退院できます。
 これはありがたい。


吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風をあらしといふらむ

 この歌は、「山」と「風」で「嵐」になるね、という、なんかめちゃ説明的で、最初読んだ時は感心したけど、だんだん「面白くない」と思うようになってきてました。

goo辞書
「むべ」→「うべ」に同じ
うべ【▽宜/▽諾】[副]
   《平安時代以降は「むべ」と表記されることが多い》
   肯定する気持ちを表す。
   なるほど。いかにも。むべ。
   「山河のさやけき見れば―知らすらし」〈万・一〇三七〉

らむ助動詞四段型
   《接続》活用語の終止形に付く。ただし、ラ変型活用の語には連体形に付く。
   @〔現在の推量〕今ごろは…しているだろう。
     ▽目の前以外の場所で現在起こっている事態を推量する。
   A〔現在の原因の推量〕…(のため)だろう。どうして…だろう。
     ▽目の前の事態からその原因・理由となる事柄を推量する。
   B〔現在の伝聞・婉曲(えんきよく)〕…という。…とかいう。…のような。
     ▽多く連体形で用いて、伝聞している現在の事柄を不確かなこととして述べる。

「秋に風が吹いて草木がしおれてしまう。なるほど、だから山風を嵐と言うのだろう」


Wikipediaを見てたら、この作者は面白そう。

文屋康秀(ふんや の やすひで、生年不詳 - 885年?)
   平安時代前期の歌人。官位は正六位上・縫殿助。六歌仙・中古三十六歌仙の一人。
   (六歌仙の一人なんや・・・で「卑官に終始した。」と書かれてるわけだが・・・)

 小野小町と親密だったといい、三河国に赴任する際に小野小町を誘ったという。それに対し小町は「わびぬれば 身をうき草の 根を絶えて 誘ふ水あらば いなむとぞ思ふ」(=こんなに落ちぶれて、我が身がいやになったのですから、根なし草のように、誘いの水さえあれば、どこにでも流れてお供しようと思います)と歌を詠んで返事をしたという。のちに『古今著聞集』や『十訓抄』といった説話集に、この歌をもとにした話が載せられるようになった。

 この歌を返した、ってことは「一緒について行った」と思ってしまうのだけど・・・
 なんか、康秀も小町も、めちゃかっこいいと思ってしまう。
 二人がいくつくらいの時だったんだろうか?


もずらいとさんからのコメント

 ほとんどコメント不要ですね。付け加えるなら「吹くからに」の「から」は「言ってるそばから」のように「すぐさま」と言う意味です。なので「風が吹いたらすぐさま(草木がしおれてしまう)」ということになります。「嵐」は「荒らし」と掛詞という解釈がありますが,語源として「荒々しい風」を「嵐」といったのだと思います。

>なんかめちゃ説明的で、最初読んだ時は感心したけど、だんだん「面白くない」と思うようになってきてました。

そういう評価は当時からある歌です。紀貫之は文屋康秀を「詞は巧みにてそのさま身におはず(歌の技巧はたいしたものだが,そのような技巧に見合う人柄ではない)」とひどい評価を受けています。
 またこの歌は息子の文屋朝康の作という説も強くあります。



もずらいとさん、どうもです。
コメント、いつもありがとうございます(^^)

>「吹くからに」の「から」は「言ってるそばから」
>のように「すぐさま」と言う意味

こういう私の調べが及んでいないことを教えて頂けるのが、めちゃありがたい。

>歌の技巧はたいしたものだが,
>そのような技巧に見合う人柄ではない

と酷評されるような人が、みんなのアイドルをかっさらって行った(行けたのか?歌を返してもらっただけなのか?)となると、いやあ、映画になるなあ・・・
posted by kingstone at 03:18| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日のつぶやき




































































posted by kingstone at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする