晴れ。
ほんと秋というか寒くなって来ました。
天つ風雲の通ひ路吹きとぢよ 乙女の姿しばしとどめむ
これは「なんとなく」意味を考えていたけど、いろいろ考えられるな。
SFっぽく
「空の風よ。雲が湧いているけれど、そのまま雲を集めて空を覆い、地上から空への通い路をふさいで下さい。乙女が空に消えていかずに、地上での姿が見えるように」
とかかなあ、と思っていたのですが。
あっ、無茶苦茶な解釈と思ってたけど、
「百人一首講座」を見てみると、なんかほとんどあたってるみたい。「乙女」が「天女」というのには気づいてなかったけど。
遍昭をWikipediaで見てみると
(816年ー890年)は、平安時代前期の僧・歌人。俗名は良岑 宗貞(よしみね の むねさだ)。桓武天皇の子である大納言・良岑安世の八男。
なるほど。子どもがたくさんいるからこの子は僧にしておけ、ってやつか。あれ、でも下の「説話」の項目を見ると、妻もいたけど、捨てて天台宗の僧侶になったということだから、自ら選んで僧になってるんだな。
六歌仙の一人で、紀貫之が高く評価していたと。でも評価の中には「まことすくなし」(真情にとぼしい)なんて批判的なことも書かれてるな。