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2014年10月17日

10月17日(金曜日) わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船(参議篁)

 おはようございます。

 曇りです。

わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船

「わたの原」→「海の原」→「海原」

 雄大な感じが出てますよね。

参議篁は小野篁のこと。Wikipediaによると

(802年-853年)平安時代前期の公卿・文人。 参議・小野岑守の長男。官位は従三位・参議。異名は野相公、野宰相、その反骨精神から野狂とも称された。小倉百人一首では参議篁。

 公卿が漁師のことなど知ってるのか?と思ったけど、陸奥の国で弓馬をよくした、とあるから、平清盛みたいに、漁師(時には海賊になる)との交流もあったのかも。

「野相公」「野宰相」「野狂」ってのはかつて弓馬をよくした、というのもあるし、記事の下のほうに、遣唐使に3回えらばれて2回失敗(漂流?難破?)し、3回目は第1船と第2船を入れ替えられたので反発。批判の詩を書いたために流罪になったりしてるからだろうな。(その3回目は唐についたみたいね)

 もっと下に「逸話と伝説」という項目がある。

篁は夜ごと井戸を通って地獄に降り、閻魔大王のもとで裁判の補佐をしていたという。この井戸は、京都嵯峨の福生寺(生の六道、明治期に廃寺)と京都東山の六道珍皇寺(死の六道)にあったとされ、また六道珍皇寺の閻魔堂には、篁作と言われる閻魔大王と篁の木 像が並んで安置されている。

 閻魔大王の補佐って・・・「令義解」の編纂にも関わったというくらい、当時の法律に明るかったから、ということだろうけどね。


もずらいとさんからのコメント

わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと 人には告げよ海人の釣船

わた →「海」の古称ですね。港町に「〜和田」というのは結構あります。平成の大合併でなくなりましたが千葉県安房郡和田町とか。「聞けわだつみの声」もこれですね。ですから「わたの原」は「大海原」「大海」の意味です。

八十 →実数ではありません。「とっても多い」という時の決まり文句で時代が下るとインフレして「八百八町」なんかになります。

海人 →平安までは海で仕事をする人を男女を問わず「あま」と言ってました。その後「漁師」という言葉に駆逐され,女性の貝を捕る人のみ「海女」と残りました。私が昔授業でこれを取り上げた時「うみんちゅーの釣り船」が続出しました(笑)。そんな字余りあるかよ!

 この歌は参議篁が遣唐使派遣にあたって通達に素直に応じなかったので,隠岐に流罪となった時に詠んだ歌とされています。意味は

 大海原をいくつの島も経由して(隠岐に)船出したよと,(最愛の)あの人に伝えてくれよ,漁師さん。

というものです。一般罪人の流罪と違い,左遷色濃いものですが,当時の船旅は危険なのでそれなりの緊迫感の上での歌です。

 国語の先生ではこの人の逸話ではもっと面白いものがあります。都に「無悪善」という札が立ち,嵯峨天皇が「何と読むのか」と小野篁(同一人物です)に問うたところ「畏れ多くて読めません」と言ったのですがそれでもと言われて「悪(さが)無くて善からん=嵯峨天皇が亡くなると良い」という呪語だと答えたら天皇が激怒して「おまえが書いたのだろう。そうでないならこれを読んでみろ」と「子子子子子子子子子子子子」の問題を出しました。即座に「猫の子の子猫獅子の子の子獅子」と答えた,と言うものです。もっとも,今の元号と諱が一致している時代と違い(今でも今上天皇を「平成天皇」とは呼ばない),嵯峨天皇の存命中に「嵯峨天皇」と呼ばれるわけはないので後世の創作とされています。私は大学時代にこの逸話を知った時「天皇は篁になぞなぞ出したかっただけなんじゃないの?」と思ったものです。



もずらいとさん、どうもです。

>港町に「〜和田」というのは結構あります

 あああっ。
 神戸にある「和田岬」って「わだつみ岬」なんだ。

>「うみんちゅーの釣り船」が続出

 へえ。
 うみんちゅーという言葉、そんなに知られてるんだ。

>隠岐に流罪

 隠岐の島も流罪の島だったんですね。
 八丈島ほどじゃないだろうけど、当時はかなり危なかったでしょうね。
posted by kingstone at 07:54| Comment(1) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日のつぶやき


















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