雲はいっぱい浮かんでるけど晴れ。
わが庵は都の辰巳しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり
Wikipediaより
1.平安時代の歌人。六歌仙の1人。喜撰法師とも呼ぶ。本項で説明する。
2.「わが庵は都の辰巳しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり」という
喜撰の歌から、茶(宇治茶)の銘柄名。また茶の隠語。
辰巳は南東。
地図を見てみよう。
(ありゃあ、小さい地図は見えないですね。「大きな地図で見る」をクリックすると見える)
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マークはJR宇治駅につけています。
御所からすると南南東くらいの感じか。
昔はすごい山の中だったんだろうな。
でも、姫路市出身の同僚が、「今でもシカが出てきてたいへん。農産物の食害がひどくて」と言ってたから、案外「人里」の感じはあったのかもしれない。
喜撰法師は六歌仙の一人。
生没年不祥。
で、いろいろと推理されてるわけだけど、紀貫之の変名との説もあるって。
ちなみに紀貫之は(866年-945年)空海が亡くなって30年後に生まれてるんだな。
もずらいとさんからのコメント
わが庵は都の辰巳しかぞ住む世を宇治山と人はいふなり
私の粗末な住まいは都の南東にあり,そこにしっかり住んでいるのに,世の人は「うじうじと宇治山に住んでるんだって」と噂するんだよ。
という歌です。辰巳は昔の方角の表し方で南東です。「しかぞ」は「然ぞ」で「心穏やかに」という意味です。私は「鹿」と掛けていると思いますが,最近はその説を取らない方が主流のようです。ダジャレはいやがられるのでしょうか。でも,その後の「うじ」は「宇治」と「憂し」を掛けているんですけどねぇ。そう取らないと歌がつまらない凡作になってしまいますから。
>喜撰の歌から、茶(宇治茶)の銘柄名。また茶の隠語
幕末の狂歌「太平の眠りを覚ます上喜撰,たった四杯(しはい)で夜も寝られず」というのがありますね。
もずらいとさん、どうもです。
>「しかぞ」は「然ぞ」で「心穏やかに」という意味です。
>私は「鹿」と掛けていると思います
>「うじ」は「宇治」と「憂し」を掛けているんです
そ、そこまで・・・
ダジャレ(言葉遊び)が徹底してるなあ。
>そう取らないと歌がつまらない凡作になってしまいます
確かに。
何の変哲もない、と言うか、どこが面白いねん、という歌に見えてしまいますよね。
>太平の眠りを覚ます上喜撰,たった四杯(しはい)で夜も寝られず
ははあ。
そういや「上喜撰」でした。
(もちろん「蒸気船」とかけてるダジャレだし、ちゃんと伝統を踏まえてるんだ・・・)