今日はシネリーブル神戸で「アルゲリッチ 私こそ、音楽!」を見て来ました。
ピアニスト、マルタ・アルゲリッチさんを、三女のスティファニーさんが撮影したドキュメンタリー。
原題は「ブラッディー・ドーター(bloody daughter)」
スティファニーさんを父親のスティーブン・コバセヴィッチさんが呼ぶあるいは、他人に紹介する時の言葉だそうです。なんか意味は「忌むべき娘」というようなことになるそうで・・・なんでそんな不吉な・・・「豚児」とか「愚息」みたいな感じなのかな?
アルゲリッチさん、映画の中で「70歳になった気分は?」と問われてるんだけど・・・70歳だけど・・・
か、かわええ・・・
まあ体型はそれなりとしても、ほんまめちゃめちゃ可愛い。
で、恋多き女、ってやつだったのね。
子どもは娘さんが3人いて、3人とも父親が違います。
しかし「魅力的」だけど「結婚生活」を送るにはたいへん、みたいなことは容易に想像できるな・・・
最初のお子さんリダは、中国人指揮者ロバート・チェンとの間のお子さん。
で、当時、アルゲリッチさん自身も混乱しており、最初おばあちゃん(つまりアルゲリッチさんのお母さん)が養育院に預け、(で、このおばあちゃんが時に錯乱状態とかになったとのこと)、しかしその後養育院から「誘拐」し、で、ここが不思議なんだけど、アルゲリッチさんが親権を手放して養育院に再び預けるか、おばあちゃん(お母さん)を刑務所に送るかを選択しなきゃならなかった、とのこと。
う〜〜ん、なんでだろ??
実の親、アルゲリッチさんが育てることにすれば、親権を手放す必要はなかったと思うのだけど・・・しかし「混乱」していた、ということで育てられる状況ではなかったということかな?
最初の方で、オーケストラとの練習中に指揮者との会話。
アルゲリッチ「何か変なの。でもどうしたらいいかはわからないの。だんだん速くなって。わかる?」
指揮者「言いたいことはわかるよ」
単に話を合わしてるだけじゃなくて、本当に二人の間ではわかるんだろうな・・・
私には全然さっぱりわかりませんが。
まあ、プロ同士の会話を素人が聞いててもわからない部分って多いんだろうな。
日本でのコンサートのシーンがあって、何の説明もなく、「高速道路からかな?」と思う風景が映るシーンがあるのですが、見た瞬間「あっ、日本だ」と思えました。だんだんと新幹線からというのがわかるようになってます。やっぱり日本の風景って独特なんだなあ、と思いました。
神戸旧居留地あたり
ラベル:映画