曇りです。
最初のセッションで机に向かって勉強させることはできなかった
ある方がTEACCH部に留学した時に、体験したこと。
この日は、髭のジャックについて行きはったのですね。
その日、ジャックは、ある学校の特別支援学級に行き、初対面の多動のお子さんと、どうやって机の前に座って勉強するかを試しに行きました。しかし1時間、多彩な技を繰り出したにも関わらず、「机の前に座って勉強させる」ことはできなかったそうです。
私はこれを聞いてすごく感動しました。
「できなかった」のに??
そう、私もジャックが多彩な技を持っているのを知っています。それにプラスして、少々強引に引っ張って行けば、「ほんの少し机の前に座って勉強(作業)させる」ことは簡単にできると思います。しかしジャックはそれをしなかったのだろうと推測します。
なんせ
よほど危険が迫っている時以外は、腕をつかんだり、体を押さえつけたりしない
という人だし。
私が参加した「日本人講師」による5日間セミナーでも、自立課題学習が2日間できず、しかし無理に机のところに連れていくことはせず、視覚支援物、指さしなどで対応し、3日目、最後の最後にそれらプラス「おしごと終わったら○○しようね」(○○は「おやつ」だったか、何かゲームだったか、ご本人の好きなもの)で自分で歩いて自立課題学習のところに行き、やった、という例を目にしました。
私は・・・結構強引にやっちゃうこともあるなあ・・・(^^;)
元エントリ
ノースカロライナのことやTEACCH部の人たちのこと