※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2014年07月31日

7月31日(木曜日) 卯の花を小傘(をがさ)にそへて褄(つま)とりて五月雨わぶる村はづれかな(みだれ髪)

 おはようございます。

 とてもいい天気です。

 もう、7月も最終日なんですね・・・早いなあ。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

春思

卯の花を小傘(をがさ)にそへて褄(つま)とりて五月雨わぶる村はづれかな

卯の花 写真は「生半可のつれづれ絵草子」さんから

スクリーンショット 2014-07-31 6.33.44.png

Weblio古語辞典
わ・ぶ 【侘ぶ】[一]自動詞バ行上二段活用{語幹〈わ〉}
   @気落ちする。悲観する。嘆く。悩む。
   A困る。困惑する。当惑する。
   Bつらく思う。せつなく思う。寂しく思う。
   C落ちぶれる。貧乏になる。まずしくなる。
   Dわびる。謝る。
   E静かな境地を楽しむ。わび住まいをする。閑寂な情趣を感じとる。
[二]補助動詞バ行上二段活用活用{び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ}〔動詞の連用形に付いて〕
   …しづらくなる。…しかねる。…しきれない。

「卯の花を、傘にそえて、着物のつまのところを少し持ち上げ気味に歩いた。五月雨が寂しそうに降っている。村はずれにいる」




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2014年07月30日のつぶやき






















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2014年07月30日

7月30日(水曜日) 人とわれおなじ十九のおもかげをうつせし水よ石津川の流れ(みだれ髪)

 おはようございます。

 晴れです。
 雲は浮かんでいて朝焼けしてますが。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

春思

人とわれおなじ十九のおもかげをうつせし水よ石津川の流れ

石津川 Wikipediaより
     大阪府堺市南区豊田の大正池付近に源を発し、
    堺市内を北流。西区の石津漁港(堺泉北港)で
    大阪湾に注ぐ。 本河川流域は堺市内に限定され
    る。大阪湾手前の河口には、葦舟に乗った蛭子命
    (戎大神)が漂着したと伝えられる場所があり、
    現在は石津太神社の御旅所として祀られている。

 私、「蛭子」を「えびす」と呼んでいいのか「ひるこ」と呼んでいいのか、よくわかりませんでした。ってか、どっちの呼び方もあるんだろう、と。今、検索して確認したらどっちもあるみたいね。

「蛭子」と書いて、 「ひるこ」と読む場合と「えびす」と読む場合があると思いま...

 で、生まれたばかりの「ひるこ」がその障害ゆえに葦舟で流されてしまったのは知ってましたが、漂着した場所があるのは知りませんでした。それが堺市を流れる石津川だって。

「鉄幹と私(晶子)が堺市の石津川を覗いてみると、19の頃のおもかげを残した顔が写っている」

かな。晶子は1878年生まれだから、「みだれ髪」を出した当時は22〜23歳だもんね。すでに19は過ぎてる。鉄幹は1873年生まれ。みだれ髪の頃は27〜28歳。


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2014年07月29日のつぶやき
























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2014年07月29日

7月29日(火曜日) かくて果つる我世さびしと泣くは誰ぞしろ桔梗さく伽藍のうらに(みだれ髪)

 おはようございます。

 晴れ。昨晩も涼しかったです。そのせいか秋の雲みたいなのが出てますね。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

春思

かくて果つる我世さびしと泣くは誰ぞしろ桔梗さく伽藍のうらに

「このようにして終わる私の人生(それとも、私が生きているこの世の中?)がさびしいと泣くのは誰でしょう。白桔梗が伽藍の地面のところに咲いています」

 なんとなく「一人の死」ではなく「この世の終わり」みたいなことがイメージされるのですが・・・




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