おはようございます。
曇りです。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
はたち妻
去年ゆきし姉の名よびて夕ぐれの戸に立つ人をあはれと思ひぬWeblio古語辞典
あはれ[一]感動詞
ああ。あれ。
出典源氏物語 夕顔「あはれ。いと寒しや」
[訳] ああ。ひどく寒いことだ。
[二]名詞
@しみじみとした趣。しみじみとわき上がってくる気持ち。
出典新古今集 秋上 「心なき身にもあはれは知られけり鴫(しぎ)立つ沢の秋の夕暮れ」
[訳] ⇒こころなき…。
A寂しさ。悲しさ。
出典源氏物語 橋姫 「木の葉の散りかふ音、水の響きなど、あはれも過ぎて、
もの恐ろしく心細き所のさまなり」
[訳] 木の葉が散り乱れる音や、水の流れの響きなど、
寂しさも通り越して、何か恐ろしく心細いあたり
のようすである。
B愛情。人情。情け。
出典徒然草 一四二 「子ゆゑにこそ、よろづのあはれは思ひ知らるれ」
[訳] 子(を持つこと)によってこそ、すべての(人の)
情けは思いあたって理解できるのだ。
あはれ
「をかし」とともに、平安時代における文学の基本的な美的理念。
深いしみじみとした感動・情趣をいう。のち、しだいに日本文学の
美の根幹として発展し、調和美・優雅美・静寂美・悲哀美などの
さまざまな内容を持つようになった。⇒もののあはれ・をかし
去年亡くなった姉の名を呼びながら夕暮れの玄関に経つ人のことに、深いしみじみとした感動をおぼえる。
かな?
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posted by kingstone at 06:50|
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