雨あがり。昨夜はぽつぽつと降り続きました。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
はたち妻
わかき子が乳(ちゝ)の香まじる春雨に上羽(うはば)を染めむ白き鳩われ
春雨って、ちょうど昨夜からの雨みたいなもんかな?
それこそ「春雨じゃ、濡れて行こう」ができるくらいで、ざあざあ降ってるわけでなく、また寒く・冷たくもない、みたいな。
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はる‐さめ【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。
《季 春》「―やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」
2 緑豆(りょくとう)のでんぷんから作った透明な麺(めん)状の食品。
吸い物・酢の物・鍋物などに用いる。ジャガイモなどを原料と
したものもある。
春雨じゃ濡れて行こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」
で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の
中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
しかし雨にうたれて濡れている鳩に自分をなぞらえてるなあ・・・
「恋」が充実していて意気軒高かと思うのだけど・・・
単に「そう例えると、歌的にかっこいい」からだろうか?
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