※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2014年04月30日

紹介した本「こんなとき、どうする?発達障害のある子への支援」「ひとりで、できた!」



 今日、親御さんと面談してて、学校の先生にお子さんを理解して頂くにはどうしたらいいだろう、という話になり、「何か、具体的な資料とかお持ちですか?」と尋ねると「無い」とのことだったので、お勧めした本。

こんなとき、どうする 発達障害のある子への支援小学校



 で、本をそのまま持って行って「先生読んで下さい」と言っても、なかなか読めないもんだと思います。忙しさも半端じゃないし、本を読むって、最初、すごくパワーがいると思います。

 で、何か、相談したい事柄ができた時、これらの本は、見開き2Pで計6Pが1項目になっていますから、コピーするとしたら3枚。これならなんとか読んで頂けると思います。そのひとつの項目について、3枚をお渡しし、それに基づいて具体的な相談をされたらいいんじゃないかと思います。

 それからソワサポートは浅原さん(社長)がもともとモンテッソーリ教育を学んでいました。で、パンフなどにも書いてあるので、それについても「何かわかりやすい本は無いですか?」との質問がありました。私にはわからなかったので後で浅原さんに尋ねたら、この本を推薦しはりました。

「ひとりで、できた!」
監修:相良敦子
サンマーク出版

追記 2024年5月9日
 「ひとりで、できた!」は現在、検索をかけても出てきませんでした。
 相良さんの新しい本がいっぱい出たからかな?
 こちらのリンクを貼っておきます。

 実は題名を見て笑ってしまいました。「ひとりで、できた!」って・・・つまり「自立」じゃん・・・(周囲の情報をわかり、判断し、選択して行動することであり、また狭くは「自立課題学習」もそうだしね)

 なるほど、だから、私も同じような方向性で行けるんだな、と納得できました。



posted by kingstone at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月30日(水曜日) 恋の神にむくいまつりし今日の歌ゑにしの神はいつ受けまさむ(みだれ髪)

 おはようございます。

 曇りです。

 病院に行かなきゃなんない・・・めんどくさい。
 もう今日で4月もおしまいですね・・・
 今年の高知での特殊教育学会は9月20日(土)〜22日(月)なのですが、何かを発表しようと思ったら、しめきりは5月7日(水)。もうあと1週間しか無い・・・もう無理かなあ・・・でもゴールデン・ウィークの間に考えられるか・・・どうしようかなあ・・・


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

はたち妻

恋の神にむくいまつりし今日の歌ゑにしの神はいつ受けまさむ

goo辞書
【1】「報いる」は、他人からされたことや、もらったものに対し、
   それに見合うだけの物を返す意。「一矢(を)報いる」のように、
   仕返しをする場合にもいう。なお、受身形は、五段活用の「報う」
   から作られた「報われる」を使う。

(私によいことをして下さった)恋の神へのお礼の歌を今日作りました。縁の神にはいつお礼をしましょうか。

でいいのかな?


 kindle(電子書籍)版は無料です。


 
posted by kingstone at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アデル、ブルーは熱い色 アデル・エグザルコプロス主演



 観客は確か12人ほど。
 19:30から始まって、終了が22:30という、気づいたら、ひえ〜〜長いなあ、という映画でした。帰宅時刻が遅くなったので実感。
 でも退屈はしなかったけどね。
 原作は漫画(コミック)だって。

 主演のアデル・エグザルコプロスの唇の横に出来るしわが可愛かった。
 作品の中でアデルという名前はアラビア語で正義という意味だ、というのが出てきて、また男の子との初デートの時に「ケバブがいい」とか言ってるし、主人公はアラブ系というのがわかります。高校もたぶんアラブ系・アフリカ系・アジア系と多彩な生徒がいることがわかります。
 フランスはすごい多民族国家になってるんだな。

 で、高校の文学の授業のシーンでは恋愛ものを読んでたし、男の子は授業で「危険な関係」を読まされた、ってのが出てくる。おおお、懐かしいぞ、「危険な関係」。そんなの教科書として使うんだあ・・・

 まあ、日本だって「源氏物語」を使うことがあるから同じようなもんか・・・

 もう一人の主演(だよな?)のレア・セドゥは「マリー・アントワネットに別れを告げて」で主演してた人なんだ。気づかなかった。

 女性同士の愛を描いた物語。

 で画学生(のちに画家)と高校生の恋そして愛なんだけど、予告編にもあるように、アデルが寂しさから同僚と体の関係になった時「売春婦」という罵声を浴びせる。いやあ、喧嘩になるのはわかるとして、そういうののしり言葉を浴びせるかな・・・でもこれは翻訳の問題?例えば私たちが「クソ!」とか叫ぶ時、「うんこ!」という意味は私たちの頭に登ることはないのと同じかなあ・・・この人たちのそれまでの描かれ方と「売春婦」というののしり言葉はなんかうまく私の頭の中で合わないんだけど・・・

 しかし、高校で友達と喧嘩するシーンでまだまだレズビアンが「差別される」というのがわかるな。大規模なゲイパレードのシーンも出てきますが。あと高校民営化反対の高校生たちも多数参加してるデモも出てくる。で、どれも楽しそうでした。

ラベル:映画
posted by kingstone at 00:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月29日のつぶやき






































































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2014年04月29日

「弱くても勝てます」読書メモ



「「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー」めちゃ面白かった。
テレビドラマの方は視聴率が急落してるそうですが・・・

某生徒「(もともと守備が苦手でピッチャー)ピッチャーだけは受け身じゃないんです」
筆者 「ピッチャーに向いていたんですね」
某生徒「向いてはいないと思います。僕には向いているポジションがないんです。
    向き不向きで考えたら、僕には居場所がありません」


そやなあ・・・向き不向きじゃなく、自分が「やりたい」か「やりたくないか」が大事やろな。だいたい向き不向きって誰が決める??

某生徒「大事なのは、反省しないってことだと思うんです。
    反省してもしなくても、僕たちはエラーは出るんです。
    反省したりエラーしちゃいけないなんて思うと、かえって
    エラーする。エラーしてもいい。エラーしても打ちゃいいや
    と思うとエラーしない。
    といってもエラーしますけどね。下手だから」


某生徒「(ものすごくきっちり計画を立てて進める)僕は国語が苦手なんです。
    他の教科は答えを導くまでの確固たるプロセスがあるじゃないですか。
    でも国語にはない。答えを出したって模範解答と同じにはならないし」
筆者 「それって野球に似てない?」
某生徒「そ、そうかもしれません」

 私は糸口を発見したような気がした。「コツ」や「イメージ」というのはつまるところ言葉だし、バッティングもバットを球に当てる物理現象ではあるが、ヒットになる確率は3割なので、青木監督が言うように「とりあえず適当なタイミングで振ってみる」ことが大事。
 確固たるプロセスを飛び越えるこの「とりあえず」、あるいは「さしあたり」という言葉のニュアンスが彼らには欠けているのではないだろうか。


青木監督「チームに貢献するなんていうのは人間の本能じゃないと思います。
     思い切り振って球を遠くに飛ばす。それが一番楽しいはずなんです。
     生徒たちはグラウンドで本能的に大胆やっていいのに、それを押し
     殺しているのを見ると、僕は本能的に我慢できない。」
    「たとえミスしてもワーッと元気よくやっていれば、怒れませんよ。
     のびやかに自由に暴れまくってほしい。
     野球は『俺が俺が』でいいんです」

 例えば「僕は打つ」は僕の中の「打つ僕」が打つような。しかし「僕が打つ」なら、人を押しのけるようで、「僕」は僕の外に働きかける。働きかけることで「僕」というものの輪郭が現れ、そこで初めて物事に対峙できる。思い切り球を叩く、というのも「僕が」でなければできないのだ。


 試合の応援に来たOBとのやりとり。ちなみにこのOBの頃は守備が下手なのに、守備を固めて僅差で勝とうという野球を目指していて、1勝もできなかった。だから青木監督の「守備はいいから、ドサクサにまぎれて大量点で勝つ」という方針は正しい、との意見を持ってはる。

筆者「甲子園へ行けますか?」
OB 「可能性は高い」
筆者「どれくらい高いんでしょうか?」
OB 「東大が六大学で優勝するより、開成が甲子園に出るほうが先になる可能性が高い」


開成の夏の東東京予選戦績。
平成17年(2005年)。ベスト16(5回戦)国士舘に敗れる。
平成24年(2012年)。ベスト32(4回戦)日大一高に敗れる。


後書きの桑田真澄解説インタビューより。

 エラーしてもいいんです。エラーを容認するのが野球です。それが証拠に、どんな野球場のスコアボードにも「E」という表示があるじゃないですか。エラーは必ずする。大事なのはどうしたらエラーを少なくすることができるかを、自分で考えることです。

 常識を疑うというのが僕の信条であり、野球に対する考え方です。足のあげ方、グローブの持ち方、バットの振り方など自分なりのやり方を考え「仮説と検証」を繰り返しました。
(通説と自分が身につけた動きが違う例を投球・バッティングで挙げたのち)
 野球には3つのことが大切です。言葉・感覚・実際の動き。それぞれにギャップがあることを知っておくことが大事なのだと思います。

 そやなあ・・・これは、ほんま特別支援教育について担当する方にあれこれ伝える時も痛感するわ。言葉と実際にやってることのギャップ、そして自分でやる時の内面の感覚のギャップ。全部あるよなあ。
posted by kingstone at 13:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする