おはようございます。
霧です。
私の住んでるあたりでは珍しいのですが、昨夜から広範囲に霧です。
地面も濡れてますね。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
はたち妻
百合にやる天の小蝶のみづいろの翅にしつけの糸をとる神「やる」というのはいくつかの意味がありそう。
で、これかな?というのが
Weblio古語辞典
や・る 【遣る】
[一]他動詞ラ行四段活用活用{ら/り/る/る/れ/れ}
@行かせる。出発させる。派遣する。
出典徒然草 五〇「人をやりて見するに、おほかた逢へる者なし」
A(手紙や物を)送る。届ける。贈る。
出典伊勢物語 一「をとこの着たりける狩衣(かりぎぬ)の裾(すそ)を切りて、歌を書きてやる」
B晴らす。気を晴らす。なぐさめる。
出典万葉集 三四六「酒飲みて心をやるにあにしかめやも」
C与える。払う。
出典徒然草 九三「明日(あす)その値(あたひ)をやりて牛を取らんといふ」
[二]補助動詞ラ行四段活用活用{ら/り/る/る/れ/れ}
〔動詞の連用形に付いて〕
@遠く…する。はるかに…する。▽その動作が遠くまで及ぶことを表す。
出典源氏物語 夕顔「鳥辺野(とりべの)の方(かた)見やりたるほどなど」
A〔多く下に打消の語を伴って〕すっかり…する。最後まで…する。…しきる。
▽その動作が最後まで行われたという意味を表す。
出典源氏物語 桐壺「言ひもやらず、むせかへり給(たま)ふほどに」
参考「やる」が自分の方から他の方へ動作が及ぶのに対して、
他の方から自分の方へ動作が及ぶ意味を表す語に「おこす(遣す)」
があり、「やる」と「おこす」は対立する言葉(=対義語)と
なっている。
「天の小蝶のみづいろの翅」は、もちろんモルフォ蝶なんているわけもないので、ヤマトシジミとかムラサキシジミとかのシジミの仲間かな。「小蝶」だし。カラスアゲハだとかだと大きくなるもんな。
「しつけの糸をとる」ってのは何なんだろう??
着物のしつけはいつとるのでしょうか(YAHOO! 知恵袋) を見ると、「花柳会では旦那から頂いた着物のしつけを最初は取らない」という風習があったということですが。ひょっとして「花柳会とかに代表される古い風習から出ておいき」みたいなことかな??
kindle(電子書籍)版は無料です。
posted by kingstone at 06:45|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
よしなしごと
|
|