曇りです。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
蓮の花船
おばしまのその片袖ぞおもかりし鞍馬を西へ流れにし霞(かすみ)
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おばしま【▽欄】
てすり。欄干。
「楼上の―に干したる敷布、襦袢(はだぎ)などまだ取入れぬ人家」〈鴎外・舞姫〉
「霞」はWikipediaを見ると
霧・靄・煙霧などで遠くの景色がぼやけている(=かすんでいる)様。文学表現であり気象学的定義はない。春の季語。
へえ。定義は無かったんや。
??欄干にかけた片袖(以前の「八つ口をむらさき緒もて我とめじひかばあたへむ三尺の袖」で、ひっちゃぶいて渡した片袖?あるいは残ってる片袖?しかし、着物で片方の袖の無い人が歩いていたら、なんかすごいなあ)が重い。鞍馬を霞が西に流れている。という歌か。
当時、鞍馬へ行くったって、みだれ髪の時代、1901年頃は、今みたいに交通(叡電[叡山電鉄]の前身の京福電鉄、さらにその前身の京都電灯が叡山線を開業したのが1925年、鞍馬電気鉄道ができたのが1927年)が便利じゃないから、鞍馬か近辺の宿で一泊したのじゃないかな。
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