※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2013年10月27日

2013年10月26日のつぶやき
















































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2013年10月26日

緩やかなつながりを増やしていく 古市憲寿の言葉(40歳以上はもういらないより)



「40歳以上はもういらない」は田原総一朗さんの対談集。
まあ刺激的な題ですが、別に題名通りではなくて、若い人たちと対談しただけの話。

第7章 日本は「特殊な国」のままでいい

 古市憲寿(ふるいちのりとし)さんは社会学者で有限会社ゼント執行役員。

古市 僕の興味は、当時日本がなぜ戦争を起こしたのかよりも、
   現在に戦争がどう残っているかのほうにあります。たと
   えば南京大虐殺について、それを中国がどう伝えてきて、
   いまの日本がどういうかたちで受容しているか、といっ
   た問題です。
田原 ではもう一度問くけれど、なぜ中国は「30万」という数
   字を近年、強調するようになったのですか。
古市 中国では経済成長が続いてきたとさんざんいわれてきま
   したが、いまなお低い生活水準で暮らしている人が多い。
   こうした格差を目の前にして、日本をバッシングするこ
   とでなんとか国民を束ねようとしている。それがいちば
   ん簡単な方法だからではないですか?
田原 それは違うと思う。中国で格差がいわれるようになって
   きたのは、ほんとうにここ最近のことで、日本バッシン
   グはもっと以前から始まっていた。そのいちばんの理由
   は、じつは中国が経済的に力をつけ、自信をつけてきた
   からでしょう。
古市 作家の林房雄氏が『中央公論』に一大東亜戦争肯定論」
   の連載を開始したのが、1963年でしたね。日本で高度
   経済成長が始まった時期です。経済的に自信をつけはじ
   めた国では、自国を愛するような言説が起きるというの
   は、確かにあるかもしれません。


 自信をつけて来たから「愛国的(?)」な発言が出てくる。なるほど。しかし格差の問題もあるかもしれないな。1905年の日比谷焼き打ち事件は日露戦争に勝った自信と、格差による「もっと私は儲けていいはずだ」と両方あってのことかもしれない。

古市 経済合理性という観点からいえば、都市化が進んだほう
   がいいのは、そのとおりだと思います。最近、僕が興味
   をもつのは「Iターン」の問題です。農村に帰って就農
   することですが、それで一時的に農村が活性化しても、
   かえって古い形態のままで地方が生き長らえてしまう、
   といった事態がけっこう起きているそうです。


 「古い形態」というのは補助金だのみとかいうことかな?
 しかし補助金・公共事業とかいうのは、過去はどうだったにせよ、現在は「悪」とか「無意味」とかいうふうな評価で語られることが多いけど、私の今行ってるソワサポートだってかなりの割合が国からの事業費で運営されているわけだよな。

田原 食料自給率に関して、農林水産省はとんでもないことを
   いっていますからね。日本の自給率は39%とされていま
   すが、これはカロリーベース。金額ベースでは50%を超
   えている。食料自給率をカロリーベースで計算している
   国なんて、世界でも珍しい。農水省はどうしても日本の
   農業は弱い、保護すべきだといいたいらしい。


 これは知らなかった・・・頑張ってる農家も多い、ってことか。

古市 じつは、日本が80年代まで経済成長を続けてこられたの
   は、冷戦が長引いて日本以外にモノづくりに専念する国
   がなかったなど、いくつかの偶然の要因が重なったから
   だといわれています。べつに政治家や官僚が優秀だった
   からではない、ということですね。逆に、いまの政治家
   や官僚が一概にダメとも思えません。


 誰かが極端な「英雄」であったり「悪者」であったりするわけじゃない、というあたりかな。

田原 なるほど。では、古市さんたち若い世代に限定して聞こ
   う。これからどんな生き方をすればいい?
古市 一つは単純で、友人を増やすことが大切なのではないで
   しょうか。つまり、企業にも頼れない、家族や地域にも
   頼れないとなれば、自分たちで自分たちの関係を広げて
   いくしかないですから。
田原 友人たちのネットワークをつくっていくと。
古市 ええ。ほんとうに真剣につきあえる仲間と、広範囲で、
   緩やかなつなが吋八を増やしていく。たとえば中国は、
   血縁による結びつきがとても強い国ですよね。
田原 そう。中国人って、まったく政府に頼っていない。そ
   して華僑たちは世界中に出ていって、自分たちの街を
   つくってしまう。あれはすごい。


 まあ・・・政府に頼れない、ってことで・・・
 でも友達を増やすったって「友達100人」は必要なくって、理解してくれる少数の友達でいいんだろうけどね。

 先日の週刊朝日のコラムで池谷裕二さんが引用していたバルザックの言葉。

「孤独はいいものだという事を認めざるを得ない。けれども孤独はいいものだと話し合うことのできる相手を持つことも喜びである」

絶望の国の幸福な若者たち 古市憲寿著

僕たちの前途 古市憲寿著
posted by kingstone at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

A4用紙でCDやDVDのケースを作る方法

 家電量販店で売っている、生CD100枚とか、焼いたとしても、どうやって分類保管したり、誰かに渡したりできるのだろう、と不思議に思っていました。そしたらA4用紙を折ってケースを作る方法があるんですね。これはいいや。

「A4の紙で簡単にCDケースを作る方法が話題に」

 動画もいろいろ。

A4用紙1枚でCDケースを作る方法



ラベル:CD DVD
posted by kingstone at 17:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今野晴貴の言葉 (40歳以上はもういらないより)



「40歳以上はもういらない」は田原総一朗さんの対談集。
まあ刺激的な題ですが、別に題名通りではなくて、若い人たちと対談しただけの話。

第6章 若者を搾取する「ブラック企業」

 今野晴貴さんはNPO法人POSSE代表。若者からの労働相談に関わる。

 こんなひどいことがまかり通っているという話のあと

田原 ちなみに今野さんが考えるブラック企業でない会社というのは、
   どんなところかあるのかな。何か条件かあるの?
今野 よく聞かれる質問なのですか、いつも答えに詰まってしまうん
   です。これはかなり希望も入ってしまうのですか、地元のニー
   ズを沁み上げ、地元の従業員を大事にし、そして長期間にわた
   って事業を継続していく企業がもっと増えなければならないと
   考えています。言葉を換えれば、日本人の手で、日本人のため
   のサービスをつくり、日本人が消費するという循環をとりもど
   さなければなりません。


 労働の地産地消ですね。もちろん「日本人のための」と言ってはるけど、地域にはいろんな国の人がいるから、「地域の人のための」だろうけど。(しかし英国のBBCで「No Sex Please, We're Japanese」というのが放送されたらしいけど、その中で英国と日本の列車の中の映像を見せ人種の多様性が無いことを印象づけたということだけど、まあ黄色人種以外は少ないやろな)

 少子化・高齢化・人口減の中で地域で経済を回していく・・・むつかしいけど、大事やろな。
 また地域で長く商売をしているという条件も、大事やろね。信用第一になるもん。怪しい商法を展開する店は3か月で移転していくもんなあ・・・

 おめめどうだってソワだってほぼ地元の人ばかり。まあ、おめめどうは顧客は全国、ソワは地元、という違いはあるな。ソワでは私が一番遠くから通ってるなあ。私はソワの地元の人では無い。(でもって私の地元では、私の評判はたぶんすごく悪いよ・・・笑)

 ただし、こういうこともある。

「よそ者」「わか者」「ばか者」が町を再生する

 私は「わか者」ではないけど、ソワにとって「よそ者」「ばか者」ではある。
 だからこそ「わあ、ここ、ええやん」とソワの中でも、また地域資源でも、「再発見する」ということはあるな。

ラベル:
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10月26日(土曜日) 人にそひて樒(しきみ)ささぐるこもり妻母なる君を御墓に泣きぬ(みだれ髪)

 おはようございます。

 曇りです。だんだん天気は良くなってきそう。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

臙脂紫

人にそひて樒(しきみ)ささぐるこもり妻母なる君を御墓に泣きぬ

 へえ。「みだれ髪」の中にもこんな歌もあるんだ。
 
樒(しきみ)Wikipediaによると
 弘法大師が青蓮華の代用として密教の修法に使った。青蓮花は天竺の無熱池にあるとされ、その花に似ているので仏前の供養用に使われた。なにより年中継続して美しく、手に入れやすいので我が国では俗古来よりこの枝葉を仏前墓前に供えている。密教では葉を青蓮華の形にして六器に盛り、護摩の時は房花に用い、柄香呂としても用いる。葬儀には枕花として一本だけ供え、末期の水を供ずる時は一葉だけ使う。納棺に葉などを敷き臭気を消すために用いる。茎、葉、果実は共に一種の香気があり、我が国特有の香木として自生する樒を用いている。葉を乾燥させ粉末にして末香・線香・丸香としても使用する。樒の香気は豹狼等はこれを忌むので墓前に挿して獣が墓を暴くのを防ぐらしい。樒には毒気があるがその香気で悪しきを浄める力があるとする。

スクリーンショット 2013-10-26 7.23.07.png

こもり‐づま【▽隠り妻】
  人目を忍ぶ関係にある妻。かくしづま。
  「恋ひしくもしるくも逢へる―かも」〈万・三二六六〉

 あっ、そうか・・・単に家にいる、ってんじゃなくて「人目を忍ぶ関係」で、ってわけだ。
 なるほど、「みだれ髪」の中に出てくる意味がわかった。

 新潮文庫



 しかし、kindle(電子書籍)版は無料です。

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