兵庫県立考古博物館に行って来ました。
南側の駐車場から

でここに見える道を真っ直ぐ行き、突き当たりを右に行ってみると・・・

水門で行き止まり(^_^;)
南側の池の真ん中の通路を行くのでした。

行ったら「卑弥呼のいた時代展」をやっていました。
10月6日(土)〜12月2日(日)

開館時間は
4月〜9月 9:00ー18:00
10月〜3月 9:00ー17:00
ほんとに17:00ぴったりに終わりました。展望台もおしまい。

いろんな体験講座をやってはります。
・火おこし
・まが玉作り
・石包丁作り
なんか私もやりたいなあ。

「やってはいけないことの視覚支援」
最後の「静かにする」だけが「していい」ことかな?
どうしても「してはだめ」になりますね。
なんかいい手、ないかな。

展望台から西方向を見る。神戸製鋼とかが写ってるのかな?

東方向を見る。左はしに圓満寺の五重塔が見えています。

「卑弥呼のいた時代展」に入ると学芸員さん(?)が説明してはりました。私も近づいてお話を聞きました。で疑問に思ったことを質問していると、なんか私にばかりいっぱい説明して下さるようになりました(^_^;)
でもとてもよくわかったです。
この博物館の展示場入り口のテレビでは「銅鐸の破壊実験」の映像が流れています。
もともと銅鐸は古代中国では小さなカウベルだったのだそうです。それが日本に入って来て、なぜか宗教的な物となり、巨大化して行きます。そして全国各地で祭られるようになるのですが、それが一斉に破壊される時代が来るのだそうです。私が「別の宗教を持った集団の攻撃で破壊されたのですか?」とお尋ねすると「もともと祭っていた集団が自ら壊したようです」とのこと。明治維新の時の廃仏毀釈みたいなもんかな?
その後、鏡の時代が来ます。で有名な三角縁神獣鏡は、中国から来たと言われていたけれど、中国では一つも出土していない、って。つまり日本独自のガラパゴス鏡だったわけか・・・上の銅鐸の巨大化もガラパゴス化だろうし、よっぽど日本ってそうなる国なんだろうなあ。
で、鏡の時代から埴輪の時代へ変遷して行くと。神戸市垂水区にある
五色塚古墳とかも円筒埴輪がずらっと並んでいたっていうし。
銅鐸→銅鏡→埴輪
という流れになるわけね。
それからひょっとして卑弥呼の墓か?と言われている
纒向古墳とかの遺跡からは全国各地のそれぞれの形の土器が出土している。それはたぶん全国から人が鍋釜を持参でやって来た証拠であろう、と。つまり都に役人として出張して来たか、古墳作りの仕事がある(公共事業みたいなもん?)ってことで仕事を求めてやって来たか、そんなところなんだろうな。
あと、人骨(ってもちろんレプリカでしょうが)がいっぱい展示してある部屋もありました。
でそこで各時代の人たちの平均身長を掲示してあったのですが、
古墳時代 161.5cm
中世(鎌倉時代)159.0cm
近世(江戸時代)155.0cm
現代人 170.0cm
と、古墳時代から近世まではだんだん背が低くなってたんだ・・・現代に近づくほど大きくなって来たと思っていたけど、違うんだなあ・・・近世までは食生活が悪くなっていってたんだろうか?それとも仏教が普及して肉っけをだんだん食べなくなったから??ふ〜む、どうなんだろう・・・
posted by kingstone at 21:20|
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