曇りです。台風も列島の南を通っているかな。
ー秋月龍a著 一日一禅より kingstoneちょい変えー
黄檗和尚(生年不詳ー850。臨済和尚の師)は門人たちをねめ回して言った。
黄檗「お前たちみんな酒の糟喰らい坊主だ。他人の言葉のかすばかり喰って、漉しきった般若の清酒は飲めぬ。そんなふうに行脚して、どこで悟ると言うのだ。わしの目から見れば、大唐国内四百余州に禅師らしい人物はおらんぞ」
僧 「それでは道場を構えて雲水を指導しておられます師家方は、あれはいったいどうなんです」
黄檗は急に勢いがなくなり答えた。
黄檗「不道無禅 只是無師(禅なしとは道わず、只だ是れ師無し。いやそれはな、禅が無いと言ったんではなくて、ただ師が無いと言うたのじゃ」
秋月さんは「まるで竜頭蛇尾」「一見無様」に見えるけど、しかし実はここに「風流ならざる処にまた風流」と書いておいでです。
これはいろいろ使えそうです。
「TEACCHが無いわけじゃない、ただ教えられる人がいないんだ」
とかね。
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