AERA 2012.10.1号
現代の肖像
森田真生ってお名前、初めて知りました。肩書きが「独立研究者」専門が数学の「圏論」なんのこっちゃ??です。この言葉も初めて聞きました。
しかし、記事のつかみに出てきた「数直線上における計算可能数と計算不可能数」の話は面白いなあ。もちろん1とか2とかは計算可能数。0.33333・・・・なんかも1/3で表されるから計算可能数。しかし数直線全体からしたら計算可能数はほぼ無いに等しい・・・なるほど。
まあだいたい「数直線」自身が数を見えるようにしてつないだ(あるいは数が並んでいる)と仮定した線にしか過ぎないわけやし・・・
もともとバスケットボールをやっていて(その分野でも注目されていたらしい)ある日「あっNBAの選手になれない」と思った時、バスケの強豪校をライバルと考えていたように、アインシュタインやガウスをライバルと考えて勉強し始めた・・・ってすごい話やなあ。「あっ、プロ野球の選手になれない」「あっ、大相撲の関取にはなれない」とか感じた人は五万といるだろうけどね。
で、バスケットつながり(ってか身体の動きつながり)で甲野善紀さんに見いだされ、「コンビニでバイトでもしようか」と言うので、それならとセミナーのパートナーと引っ張り出して注目された、と。
内田樹さんの森田評。
「あのね、どこがいいかわかんないですよ、正直言って。でもどこがいいか、さらさらっと言えちゃうようじゃ、まだまだなんで」
と笑い、森田の魅力を最近の論壇批判に絡めた。
「今の30代、40代の人たちは論争がうまくて、ぐうの音も出ないほどやっつけて、相手の知的な活動を低下させるやり方をする。でもそれは単に知性の優劣を競っているだけなんです。本来的な知性の活動というのは集合的なもので、全体のパフオーマンスをどう上げていくか考えて、集団的知性の総量を増やしていく。森田君は直感的にそれがわかっている。彼は論争的ではないでしょう?」 うむ〜〜、誤解かもしれないが、プロレス的というか合気道的って感じか・・・いずれにしても素人のイメージだけで考えているんだけど。
「
数学道場「懐庵」」ほほほお、こういうのがあるんや。って、朝つないだ時は見えたけど、今見えない・・・AERAで取り上げられてサーバダウンしてるな(笑)
1時間で12000円とかでやりとりしてはるな。なかなか面白そうや。
映画
「天地明察」に出てきた関孝和さんもこんな感じやったんかなあ。もちろん人生後半は甲府藩で仕官してはるけど。
posted by kingstone at 17:28|
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