私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年08月27日

浄土真宗はなぜ日本でいちばん多いのか 島田裕巳著



 先日「葬式は、要らない」を読んだので続きで。

 いろいろ宗派のことが書いてあって面白い。というか宗派という形ができたのはかなり遅く、奈良時代とかは南都六宗とは言われるものの、これは「学派」に近いとか。だいたい「南都」と言われるようになったのは「北都」である平安京ができてからだし。

 当時は国家(飛鳥以前だと豪族とか有力者)丸抱えだから、教団経営をする必要もないし。つまり同じ国立大学の離れた敷地にある学部みたいなもんか。

 696年(持統天皇10)に年分度者(官僧)の制度ができた。その他は勝手に出家した「私度僧」
 803年(延暦22)で年分度者は法相宗が5名、三論宗が5名。
 天台宗に認められたのは最澄が亡くなった直後で、当初2名。
 真言宗では、824年(天長元)に1名、空海が亡くなる直前に3名(!!)
 奈良時代の東大寺などは六宗兼学。平安時代の東大寺は天台・真言を加えた八宗兼学となる。

 インド仏教→上座部・大衆部に別れる
       上座部→さらにいくつも(部派仏教)
       在家信徒のなかから大乗仏教
 ※(比較)キリスト教→カトリック・東方正教会・プロテスタント

 華厳宗 「華厳経」壮大な宇宙論(東大寺大仏)

 「南都北嶺」延暦寺と南都六宗の寺 多くの荘園・僧兵を抱え独立性
  1180年(治承4)平清盛の命で平重衡が興福寺や東大寺を焼き討ち(南都焼討)
          しかし経済力があったので鎌倉時代に復興
  織田信長の比叡山焼き討ちや豊臣秀吉の刀狩は寺社勢力を押さえるため
  
 天台宗 天台本覚論「草木国土悉皆成仏」(これは能に出て来る言葉。草木成仏とかとも言う)

 空海について、実は最澄以上のスーパーエリート説がある。私費留学する財力や、天皇に認められる速さなど。

 延暦寺は焼き討ちされたが、高野山は木食上人が秀吉と交渉して焼き討ちをまぬがれた。そのため建築物や宝物がたくさん残っている。

 法然は思想的にはラジカルでも、生活態度とかは保守。また浄土宗でも「専修念仏」だけでなく、密教を取り入れたり、修行のある宗派もある。(結局そういうほうが人気が出たりするんだよね)

 親鸞についてはよくわからないことが多い。

 禅はもともとインドから中国に2世紀頃には伝わっている。6世紀始めにインドから中国に渡った達磨大師の影響が大きい。南宋時代(1127〜1279)には五山ができていた。(で、ここから真似して京都五山や鎌倉五山ができた)日本には唐にわたって玄奘三蔵に師事した白鳳時代の道昭が伝えている。

 栄西が伝えた禅が定着するのは、武家の時代が来ていたから。そして「興禅護国論」を書く。その中で「教外別伝・不立文字」を説く。これは「禅の真髄は経典の言葉の中にあるわけではなく、体験の中にあり、座禅を通して釈迦の悟りに達する」ということ。

 「不立文字」は曹洞宗かと思っていた。で、禅問答とは公案を使う臨済宗のものと思っていたけど、道元の言葉は相手の意表をついていて、「いったい道元は何を言いたいのか」と相手が考えこむ、まさに禅問答をやってたそう。

 なお島田氏は永平寺の修行での暴力に言及し、「戦時中の日本軍においても暴力が横行していたが、それは禅寺から取り入れらたものだとさえ言われている」という説を紹介している。

 で道元は雲水の生活規範を定め「永平清規」を書き(つまりマニュアルやな)、4世瑩山紹瑾は「瑩山清規」で補足した。こちらは寺の運営についてのことが主。その中に葬儀法があったので、それが一般の葬式にも応用されていく。それが日本の「葬式仏教」への始まり。

 しかし・・・私はもともと官僧は穢れをきらい、弔いをしてくれなかったのが、それこそ私度僧とか遁世僧は死者を弔った、それが葬式仏教の始まりかと思っていた。ってか両者があいまったのかな。

 日蓮の場合は、書状が多く残っているので、そこから性格(というか人柄か?)がわかりやすい。実は歴史上の人でそれがわかる人は稀。

 浄土宗と日蓮宗は在家仏教の傾向が強い。日蓮宗では法華講。(浄土真宗も講があったような・・・)
 さらに浄土真宗だと「節談説教」が教化の手段としてあり、それが落語や講談の源流となった。
    ※「節談説教 小沢昭一が訪ねた旅僧たちの説法」





 なお、日蓮は生前、親鸞を知らなかったし、浄土真宗も宗派となっていなかった。もし知っていたら激しく批判したかもしれない。
ラベル:宗派 仏教
posted by kingstone at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

発達障害の理解と支援 ー学校・地域で快適に暮らすためにー 門眞一郎先生講演

 姫路で門眞一郎先生の講演があるそうです。

 PDFファイルです。

発達障害の理解と支援 ー学校・地域で快適に暮らすためにー

講師 門眞一郎 京都市児童福祉センター副院長

日時 2012年9月9日(日)
   13:00〜16:30(受付12:30〜)

会場 姫路市市民会館3階第2会議室(中ホール)

定員 150人

主催 兵庫県LD親の会「たつの子」はりまブロック

参加費 会員無料 非会員500円(資料代として)

 申し込み方法は特に書いてないので、行けば聞けるのかな。



自閉症支援現任者トレーニングセミナー 川崎医療福祉大

 こんなん見つけました。

川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部
2012年度 自閉症支援現任者トレーニングセミナー 受講生募集


そっちを見て頂ければいいようなもんですが、ちょっとだけ引用。

開催日 2013年年3月7日(木)〜3月10日(日)

 来年3月の4日間ですな。

場 所 川崎医療福祉大学(岡山県倉敷市松島288)

講 師
   佐々木 正美(川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部/特任教授)
   寺尾 孝士(川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部部長/教授)
   諏訪 利明(川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部/准教授)
   重松 孝治(川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部/特任講師)
   安倍 陽子(横浜市東部地域療育センター 臨床心理士)
   桑原 綾子(NPO法人コミュニケーションハンディキャップ研究会ライフサポートここはうす 所長)
   中山 清司(NPO法人自閉症eサービス 代表)

受講生募集人数  24人(6名、4グループ)

受講料 8万円


 しかし「川崎医療福祉大学エクステンションセンターTEACCH部」なんてもんがあるんですね。

 この値段、安いと思います。
 私が1998年の5日間セミナーに行った時、4泊5日で10万円だったと思います。(ただしこの時は宿泊費もこみだったのでありがたかった・・・ひょっとして8万円だったかな??)

 私ゃ、全部自腹で行きましたけどね。なかなか個人まかせじゃ行きにくい額かもしれません。でも教育委員会とかが出してあげればいいのにな。一見高そうに見えても、無駄な研修を100回やるほうが、時間もお金も無駄です。

 私の5日間セミナーからのエントリは「過去の記事1(TEACCHの5日間セミナーにて)」から「過去の記事」シリーズとしてずっと書いています。

8月27日(月曜日)  妙触宣明 成仏子住

 おはようございます。

 いい天気です。
 残暑ってやつですね。暑い・・・


ー秋月龍a著  一日一禅より  kingstoneちょい変えー

 雪竇(せっちょう)和尚(980 - 1052。北宋の時代)が言った。
 昔、16人の菩薩がいた。定めの作法に従って浴室に入ったが、その中のバッダバラ菩薩が、ふと水因を覚して法を悟った。諸君かの菩薩が「妙触宣明 成仏子住(妙なる触覚のあきらかさに、仏子の位に住することを成就した」と言ったのをどう会得するか。やはりここは七穿八穴、すなわち骨身に徹した修行が必要だぞ。

 水風呂か温浴かわからないけど、(やっぱり水風呂かな?)水の感触でふと悟ったわけだよね。「七穿八穴、すなわち骨身に徹した修行が必要」という話にはならないんじゃないか?もちろん、何かを一生懸命考えたり、やったりしていたら、関係ない時、関係ない刺激とかで、ふと「わかった」り、「解決策」が浮かんだりはするだろうけどね。

posted by kingstone at 08:55| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする