少し霞んでるようですが、暑くなりそうです。
ー秋月龍a著 一日一禅より kingstoneちょい変えー
丹霞(たんか)和尚(738-824)は洛陽の恵林寺に行った時、あまりに寒かったので、仏殿で木仏を燃やして火にあたっていた。院主が見つけ、丹霞を叱りつけて責め立てた。
院主「どうしてわが寺の木仏を燃やしたりできるんだ」
丹霞「(灰の中を探りつつ)燃やして舎利を取ろうとしてるんだ」
院主「木仏にどうして舎利などあろうか」
丹霞「舎利が無いというからには、両脇侍も持ってきて燃やそうか」
ところで、この後、丹霞はなんともないのに、院主は眉毛が抜け落ちた。それを仏罰とし、なぜ木仏を燃やした丹霞に仏罰がおりず、叱った院主に仏罰がおりたのかというのが禅門の一大事になったという・・・
って、木仏を燃やしたことと、眉毛が抜けたことに、何の因果関係も無いだけの話しやんか・・・
でもって「舎利を取ろうとしてる」なんて頓智はやめておいて「寒かったから」でいいんじゃないか。どっちにしてもよくないか・・・
まあこれが「怒りの拳も笑面は打てぬ、無心の道人に咎のあてようはない」という話になるらしいが。
ラベル:挨拶 天気 禅語