大平光代(神戸常盤大客員教授 もとやくざの女房 弁護士)
「今、保育士に求められること」という記事から抜萃
ダウン症の長女は摂食障害で流動食も受け付けなかった。保育園で愚痴をこぼすと、娘の昼食時の様子を映した映像を見せてくれた。先生はヨーグルトまみれになりながら笑顔で何度もスプーンを持たせてくれていて、猛反省した。
その夜、好きにさせようと離れて見守っていると、娘は自分で食べ始めた。それまでの私は食べさせようと必死で、鬼の形相だったのだろう。
まあどんなにいいことをしようと思っても「鬼の形相」ではうまいこといかんやろなあ。でもこの話の流れは良かったな。
保育園は給食中の映像をそれ以前に撮影してて、大平さんが愚痴った時にさっと見せてくれたのだろうか。ひょっとしたら愚痴った後に撮影してお見せしたのかもしれないけど、たぶん愚痴った時にさっと出てきたような気がする。その担当の先生の研修用(その時の実態を観察し、どうしたらいいか考える)か、他の先生方の研修用に撮影してたのかな、と。
ほんと大事だと思う。人間の記憶はどんどん曖昧になっていくし、思い込みが大きくなるし。特に特別支援教育では大事になると思うなあ。
で、これが保育士さんが「鬼の形相」でスプーンを口に突っ込んでる映像じゃなくて良かったなあ、と思います。
ラベル:摂食 給食 特別支援教育