「自閉症や発達障害の人の数を掴める統計とかあるのか」
をまとめましたが、新たなツィートを追加。
「2011年の7大研究」に韓国チーム=米誌
という記事に関するもの。
米国エール大学小児精神科のキム・ヨンシン教授(延世大学兼任)の研究チームと、韓国ルドルフオリニ社会性発達研究所(所長・コ・ユンジュ)が共同で実施した「韓国での自閉症スペクトラム障害の類型別研究」が、科学雑誌『ネイチャー』の「2011年の7大研究」に選ばれた。
選定の理由について、ネイチャー誌は「(これまで1%程度と考えられてきた)自閉症スペクトラムが、実は驚くほど多いことを示す証拠を提示した」「特殊学校だけでなく、一般の学校に通う子どもを調査しくまなく探し出したのは驚くべきこと」と評した。キム教授は「われわれが考えている以上に、はるかに多くの子どもが自閉症スペクトラムを発症している。この事実を初めて解明したことが注目されたようだ」と述べた。
研究チームが2005年から09年まで、高陽市に住む小学生5万人を対象に全数調査を行った結果、38人に1人の割合(2.64%)で「自閉症スペクトラム」が発見されたという。自閉症スペクトラムとは、自閉症やアスペルガー症候群など、自閉症の症状を示すさまざまな障害を総称する用語だ。これは、これまで1%前後と考えられていた従来の研究結果を大きく上回る数値で、この研究結果は昨年米国の精神科学会報に掲載され、韓国や米国などで大きな反響を呼んだ。
現在、キム教授の研究チームとルドルフオリニ社会性発達研究所は、自閉症スペクトラムの類型別研究に続き、発症率の研究も行っている。同研究所のコ・ユンジュ所長は「時代、環境、地域特性など、特殊で多様な要因が自閉症スペクトラムの発症に関係しているかを明らかにするため、2007年から小学生を対象に調査を行っている」と述べた。また、この研究と並行して遺伝子研究や脳の磁気共鳴画像装置(MRI)検査なども行っているという。コ所長は「この研究を進めるに当たって最も難しかった点は、調査対象である小学生と保護者から信頼を得ることだった」「われわれの研究が政府による政策だけでなく、社会的な認識までも変えるきっかけになればと思う」と語った。
記事にキム・ヨンシン教授と、コ・ユンジュ所長の写真がありますが、お二人とも肩書きからするとめちゃお若い感じ。
以前にTogetterにまとめたツィートにあった「韓国の統計の数字を目にすることができました。2.64%で1/38人ですか。クラスに1人の割ですね。」というののもとの研究の記事ですね。
う〜〜ん、どういう基準で選び出したのか知りたいなあ。基準のとり方によって多くも少なくもなりますもんね。