私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年06月19日

いろいろな人件費

 最近、いろいろと人件費について考えることがありました。

 先日、水道メーターの検針員さんが声をかけて下さいました。先月より妙に使用量が増えているとおっしゃるのです。またメーターを見てみるとゆっくりですが静止することなく回っています。で、もしおかしいようなら水道局に言って調べてもらうといいですよ、とのことでした。

 私と母が手分けして水漏れ箇所がないか調べたら特に無さそう。で、水道局に連絡して調べに来て頂きました。水道局の方はパッパッと手順に従って、いろいろな栓を順番にしめていき確認していきます。で、「じゃあ次はトイレ」とおっしゃるので私がトイレに案内すると・・・トイレに入っただけで音がしているのがわかりました。結局トイレのパッキンがダメになっていたのです。手分けして調べたので、私よりももっと難聴の母にはわからなかったという・・・(^_^;)

 水道局の方は「これは水道工事屋さんに頼んで修理してもらわないといけませんね」と言って業者一覧表を渡して下さいました。

 でその中から一番近い工事屋さんに電話をしたら、携帯電話に転送され、出てこられました。「すぐ行きます」で本当にすぐに来られました。とても感じのいい方でした。10分ほどあれこれ見られて「上のパッキンと下のパッキンが両方ダメになっていますね」とのこと。あと水を流す時の把手の部分もおかしくなっているので交換をお願いしました。で業者さんは

「これから部品があるかどうか見に行って、あったら値段を報告しますからそれから工事するかどうかおっしゃって下さい。なお工賃は6000円です」

とおっしゃいます。私は部品代なんてなん百円のことだろうと思い「そんなん、部品はパッキンですから安〜い物なんでしょう?だったら確認はいいのでお願いします。工事はしなきゃいけないし」と言ったら「いえ、パッキンだけ替えるのは不可能で、その周囲の部品ごとになるから一つで5000円以上するんですよ」とおっしゃいます。どへーーっ、です。でも工事をしないわけにはいかないからお願いしました。

 それから部品を買いに行かれて(最近はプロの方もホームセンターに行っておられるようですからたぶん近所のホームセンターに)かなり遅くなってから来られ、それから2時間足らずかけて工事を完成して下さいました。

 結局、部品代込みで14000円でした。しかし十分納得です。結局工賃は6000円で部品代が8000円。

 うちの家にいた時間だけだと工賃は1時間3000円ですね。本当はホームセンターへの往復とかいろいろあって時間を使って頂いているのだろうけど。

 帰りに「また何かありましたら」と名刺を下さいました。代表取締役◯◯◯◯とありました。たぶんおひとりでやってはるのだと思います。


 で、今日はピアノ講師をしている妻が自分のためのレッスンに行くのに連れて行けと言うので、送り迎えをしました。30分間のレッスンです。で帰りに「いくらするの?」と尋ねたら「30分10,500円」プギャー!!!

 そうなんかあ・・・なんかバークリー音楽院を出た先生とのことですが。

 う〜〜ん、1時間にすると21,000円。

 まあ、それでもその先生もずっと連続で生徒がいるわけではないだろうから大儲けにはほど遠いだろうと想像しますが。(しかし、音楽関係はなんちゃら芸大とかの入試のさいにその大学の先生についたりするともっともっと高いのかもしれませんが)


 ひるがえっておめめどうの直接支援を考えると、ハルヤンネさんとsyunさんの2人が行って、2〜3時間で3万円+交通費。これって無茶苦茶安い気がしてきた。(なんて言うとお客様に叱られるかもしれませんが)

 もちろんバークリーで学ばないとわからない、とかいう「高度で難しいこと」を教えてくれるわけではない。っていうか逆にめちゃくちゃ簡単なことを教えてくれるのだと思います。「なんや、私でも支援ができるんや」という。しかしそれは「今までの常識(この世は音声言語でわたっていかなくちゃ、とか、周囲の思う通りこどもは動かなくちゃ、とか)」を当たり前と思っていては辿りつけないくらいに「むつかしい」話ではあるのですが。

 でもって、最近のハルヤンネさんが始めた「わくわく工房@ハル」はお客様のニーズに合わせてハルヤンネさん手ずから改造したグッズを販売すわけですが、今

みとおし下敷き マグネットタイプ 1050円(税込み)もとのみとおし下敷きは 525円)
コミュメモ携帯バック 1890円(税込)

なわけです。いやもちろんお客様のニーズに従って商品開発するのはめちゃ大事。しかし・・・ハルヤンネさんの人件費はどうなんねん、と言う話で。もともとハルヤンネさんの「気の向いた時に」(そして多分、自作の喜びも味わってみたい時)というコンセプトだったのに、なんか注文殺到でえらいことみたいやし。

 まあバッグ販売の山口絵理子さんのやってるマザーハウスでも、バッグの最初のパターンは山口さんが作って、それをバングラデシュの職人さんたちが量産するわけだから、最初の商品開発がハルヤンネさん、ってのはいいと思うんだけどね。

 ところで教育公務員の給料を考えるとどうなるんだろう。

 私の新採時は確か年収260万。退職する最後の方はいっときは900万を越しました。ヒラでも60歳ならたぶん1000万は超えていました。ただし、今特別支援教育の割増は無くなったし、なんかいろいろあった手当が削られたし、人事院勧告も最近ようやくー勧告になったし、かなり下がってるかもしれません。でも、今いろいろ聞く一般的な職業の人よりかなり恵まれているのじゃないでしょうか。

 で、もちろん教師は時給では無いのだけど、無理矢理時給に換算したら年齢にもよっていろいろだけど、ためしに年収600万(しかしこの額は私、35歳頃にはとっていたと思う)としたら、250日働くとして、日給24000円。時給にすると3000円か。

 私、退職後仕事を探したらだいたい時給800円〜1000円だったけどね。ヘルパーとか工員とか。たいていは800円。1000円はものすごく稀。

 そうやなあ、教師って最初のエピソードで書いた代表取締役さんくらいは取ってるわけね。

 まあなあ・・・

追記
 いい例えが浮かんだ。

※「戦い」とか「戦闘」とか書いてますが、これは「たとえ」です。本当に「戦った」らその時点で失敗です。ほんとは「関わり」や「環境設定」。
※「勝ち」「負け」も「たとえ」です。本当は「勝ち」も「負け」もありません。

 えーっとね、ハルヤンネさんはもともと戦闘(「関わってコミュニケーションすること」とか「そのためのグッズ作り」とか「環境設定」とか)で勝ち上がって来た古兵(ベテラン)なわけ。でもって戦闘がもともと大好きなのね。で、「勝ち戦」だけじゃなく幾多の「負け戦」も経験してる。その中で戦術・戦略・またその背景という意味で外交・政治まで考えるようになり、様々な点で司令官になってきてるわけ。

 なお、現時点で総得点として勝っているのか負けているのかは、実は評価する人の価値観によって違ってくる。私は「大勝している」と考えているけどね。

 で、司令官やのに根が白兵戦(コミュニケーションする・グッズ作り・環境作り)が好きなもんやからついつい自分が白兵戦に出てくる。で、腕の良い職人さんに共通してありがちなことやけど、ついつい「こんな簡単なことくらいで高い金が取れるもんかい」みたいに安く提示しちゃう、と・・・

 う〜む、最後の所が戦争論じゃなくて職人論になっちゃったな。

 まあ、常に戦闘の現場の感覚を忘れず、いつでも白兵戦を戦える、ってのは大事なことやけどね。料金がねえ・・・


古兵(ベテラン)さんからコメントがつきましたので、こちらに転記します。


やって見せて
言って聞かせて
やらせて見て
ほめてやらねば
人は動かず - 「山本五十六語録」


*****


まず、聞いて
見せて伝えて
待ってみて
まだ、待ってやらねば
自発で動かず-「古兵語録」

※kingstone注・もうお分かりとは思いますが「聞く」は音声言語のみとは限りません。目で見えるものもよく使います。しかし、音声言語で表現してくれることも聴きとります。
posted by kingstone at 19:04| Comment(1) | TrackBack(0) | おめめどう・視覚支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

学校を変えていくには(自閉症の人への対応を中心に)

 Togetterで

学校を変えていくには(自閉症の人への対応を中心に)

をまとめました。まとめてから思ったけど、これって親御さんに言うことじゃなくて学校の中の教師に言うことだよな、と強く思いました。

posted by kingstone at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

メガネ21 がっちりマンデー

 今朝のがっちりマンデー(しかしなんで日曜日なのにマンデーなんだ??)

 メガネ21の相談役さんが出てはった。

 この会社、利益を削ることで安さを実現し、儲けているとか。
 しかしってことは人件費を下げてると思われ、社員さんの給料が少ないのではないか?という疑問がわくわけですが、

 本社に行ってみるとでっかいビルとかじゃなくて、そこらへんの家に毛がはえたくらい。
 で、オフィスには7人の女性。人事担当・経理担当・広報担当・システム担当とか・・・普通の大きな会社だと部長とかになるんだろうけど、そんな肩書きのもんでもなさそう。もっと気楽な感じ。そりゃ「部長」とかがでんと構えるよりよっぽど人件費は安いわなあ。

 で、お客さんが来て話し合う場所はその人たちの隣で、声・姿つつぬけ。で、そうすると情報が7人にダイレクトに伝わるから話が早いと。

 また人事は普通密室で決められ、決定してから通知されるけれど、この会社はその前段階の相談の部分がネット上でオープン。またその他様々なやりとりもイントラネットの掲示板でオープン。これはいろんな部分で意思決定が速くなると思います。で、風通しがいい。
 また給料もオープン。ざっと見たら、みなさん給料は20万円前後が多かったかな。社長(確か相談役では無かった)が55万。社員のみなさんも最初はびっくりしたけど慣れた、って言ってました。

 そこを見ても確かに人件費を圧縮しているのはわかります。

 でも疑心暗鬼にならない分、いいわな。で、まわりと比較して「低い」と感じるなら交渉して上げてもらうなり辞めて他へ行くなりが考え易いし。

 で、相談役さんは家に帰ったらパソコンでメガネのデザインを一生懸命考えている。あのソフトは何やったんやろ?イラストレーターみたいな感じだけど三次元やったし・・・顧客からのリクエスト・ニーズを反映さそうとしてはるわけね。で、いろいろ開発していってます。

 あっ、でも当然この相談役さんが「ひとつひとつ作る」わけじゃないと思うんよね。制作は外部に発注するはず。

 いろいろとニーズに応じた製品(鼻の押さえなし、だとか、つるなし、だとか)を披露してはりました。

 なかなか面白かったです。

posted by kingstone at 09:06| Comment(2) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6月19日(日曜日)

 おはようございます。

 曇りです。

 今日は京田辺思春期連続セミナーですね。

ラベル:挨拶 天気
posted by kingstone at 08:13| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビデオ撮影して自分のパフォーマンスや子ども実態を点検する

 ビデオ分析をすることについて。

 これは特別支援教育で必須のことだし、対人関係を伴う技術には必須のことだと思います。

デジタルビデオカメラ 動画を撮影してパソコンに取り込む

にも少しまとめていますが。ここでも簡単に振り返ってみたいと思います。

 カウンセリングで有名なロジャーズは当時最新の機器であったテープレコーダーを使い、セラピストとクライエントのやりとり(まあ当時のことゆえ音声言語あるいはためいきなどのとにかく音声のみでしたが)を録音し再生することで逐語録を採りパフォーマンスを点検しました。今の時代に生きておられたら、たぶん動画を撮影し分析したことと思います。(16mm映像はいくつか残っていますが、コスト的にたいへんだったから多くは残っていない)

 インリアルではビデオを撮り、やはりセラピストと相手(クライエントと呼ぶかどうかは知らない)のやりとりをトランスクリプトとして記録しパフォーマンスの点検、そして相手がどれだけわかり、表現しているかを分析します。私が1990年初頭学んでいた時は「音声言語中心主義」というかもともと音声言語しか記録しない感じがあって、肢体不自由特別支援学校ではそれでは使えない(そもそも音声言語が無い子が多い)ので、自分たちでほんの少しの動きとかを記録するようにしていった覚えがあります。今はその方向になっているかもしれません。(しかし、もともとは強く音声言語中心主義とでもいった方向があったようには思います)

 応用行動分析では、もともと様々な動きをデータとして記録しますね。そして刺激→反応で見ていくわけですから、教師なりがどんな刺激を出しているかにも注目するはずです。もちろん相手の行動も。

 TEACCHではコミュニケーションサンプルを取ります。これはもともと第三者が採ることになっていますが、そんなこと現場ではできるはずが無いことが多いのですから、どんどんビデオ撮影でやっていくべきです。これも対象のお子さんや大人と周囲の人とのやりとり(ただし基本は自閉症の人からの自発的表現があった時のみ)を記録していきます。

 でね、逐語録といい、トランスクリプトといい、データの記録といい、コミュニケーションサンプルと言うけれど、ほんまのところいっつもそんなことできるわけは無い。しかし、です。何度か「訓練」としてやっているともうちゃんと用紙に記録していかなくても自分でわかってくるようになるんですよね。しかしやった経験が無いと気付けない場合がほとんどです。わかっている人が指摘してあげても気がつかない。

 例えばね。ある自閉症のお子さんについて「この子は音声言語がわかってます」と主張される人が「(そこにある)イスに座りなさい」と言ってお子さんが座れるからと言う時、実は指示の音声と同時に「イスを指差す」や「イスに視線をやる」とかしてる場合が結構ある。はなはだしいのは、体をちょんと触ったり、引っ張って座らせたりしてそれでも「この子は音声言語がわかってます」と主張されることがある。

 これはビデオを見ながら「ほらあなたは音声言語の指示以外にこれだけのことをやっているんですよ」と教えてあげないとわからない場合が多いです。それをせずに指摘しても「こいつは俺の言うこと信じひんのか!!」と怒りだしたりすることもあるくらい。これは虚しい。

 そういえば通常校の通常学級では研究授業として年に最低1回、多ければ数回他の先生方に授業を見て頂きます。で、その時、指導案を出し、そこに教師からの発問(音声言語)や子どもからの予想される回答などを書いています。そして見に来た人は昔ならB4サイズのペーパークリップに教師の発問、子どもの答え、様々な行動などを記録し、後の反省会でそれをもとに話し合います。私がやってたころはビデオ撮影まではあまりしませんでしたが。最近はどうかな?

 通常校の研修ではこんなことをしているわけですね。

 しかし特別支援学校でそんなことをしているのは聞いたことがない。それは子どもたちに自習をさせるのが難しいということがあるせいですが。しかし、ある意味より授業研究の必要なところで授業研究が行われていないわけです。だからこそビデオ撮影して研修する必要があります。

 で、別に「研究授業」に限定せずに普段から気になるところを撮りゃいいわけで。

 今どき安いコンパクトデジカメですら動画は撮れ、専用ビデオ機なら簡単に人手いらずで撮影できてしまうでしょう。もう機材の値段や手間というコストがめちゃめちゃ低くなっています。どんどん撮りましょう。

 ただし、漫然と見たってダメですね。上に書いたような訓練を受けた人が少なくとも一人いて解説してあげることが必要だと思います。また、そのどこかの場面を選んでわからないなりにそこに出てきたパフォーマンスというかお互いの動きや音声を記録していくという訓練もいいですね。ビデオを止めながらあるいは巻き戻しをしながら採るので、結構時間がかかるし、目がしょぼしょぼしてきますが。(教師には訓練が必要です。これは自ら望んでのものであるはず)

過去の記事71(ビデオを見る 情報共有)

は、1998年ですね。急に思い立って新人さんたちやベテランさんとビデオを見ました。すごく参考になりましたが、たぶん私という解説者がいたことは大きいと思います。

posted by kingstone at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする