※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年05月01日

武士の家計簿 堺雅人 仲間由紀恵 主演



 満席。立ち見(と言ってもたいていは地べたに座り見)の出る盛況でした。


 ネットとか映画評で「地味」「『(息子成之の)袴着の祝い』で鯛を用意できず絵を見ながら食べたところがクライマックス」とか書かれていたので、そうなのかなあ、と思っていました。


 しかし、そんなことは無い。もちろんアクションシーンがある、ってわけじゃないけど、でも私、いっぱい泣かされました。


Wikipediaより少し改変


猪山直之 - 堺雅人 加賀藩御算用者猪山家8代目。

猪山駒 - 仲間由紀恵 直之の妻。

猪山成之 - 伊藤祐輝 直之の子(「ぼくはうみがみたくなりました」主人公。彼のナレーションで物語は進む)

猪山政 - 藤井美菜 成之の妻。

猪山常 - 松坂慶子 直之の母。(特別出演)

おばばさま - 草笛光子 直之の祖母。

猪山信之 - 中村雅俊 直之の父。

西永与三八 - 西村雅彦 駒の父。町同心で直之の剣術の師。

大村益次郎 - 嶋田久作


 前半は、直之が「救い米(飢饉の時に援助用とするために備蓄しておく米)」の不正を知ってしまうエピソード。農民が「おかしい」と振りかざし落としていった書類を拾ってしまい、つい計算してしまったために見つけてしまう。で、ついつい上司に報告してしまうわけで、上司はそれで儲けていたのでもみ消そうとし、直之は左遷されることになります。しかし、どこでどうなったのかよくわかりませんが、不正をしていた上司たちは摘発され、全員罷免されます。そして事件が終わったあと直之は「これだけ調べておきながらなぜその筋に伝えなかったのだ」と言われますがその人も「下っ端だから何もできないわなあ」と理解してはる。そして直之は抜擢されます。


 中盤は、家、また藩の財政建て直し。家はとにかく借金がかさんでいる。そこで対応として、武士の面目を捨てても「着物・骨董など資産売り払い」「節約」そして「借金をまず4割一気に返して、残りは利息なしの10年払い」ということにして返すことに成功します。上の鯛のエピソードもこの時のもの。(結婚式の時は全員鯛があった。逆に当時それだけのものが流通していたことがすごいと思います)


 鯛は買えないが、安い(しかし大きな)タラ(鱈)を買っていました。物語は金沢の加賀100万石の話ですが、私も富山で海水浴をした時に海でタラ鍋を食べたことがあります。北陸では普通によく食べられるのでしょうね。


 後半は直之と成之の葛藤。代々の算用で立つ家として、直之は成之にも書・論語そしてソロバンを教えます。成之は幼少の頃より「武士としてソロバンの力をつけるというのでいいのだろうか」と悩みます。また7歳くらいの頃か、直之が厳しく計算を合わすことを教え、また足りなかった分を拾ってきたお金で合わせようとした成之を叱責したことから「父上には情が無い」と反発します。


 また青年になってから、幕末・維新が近づき成之は「ソロバンばかりでいいのですか。(世の改革のために動かなければ)」と直之に反発します。


 そしてそのまま成之は京へ。


 このあたり、私自身、何の話でだったかは忘れたのですが父から学歴が大事みたいな話をされ


「◯◯中学(父の出身校)出のあほが□□高校(私の出身校)の者に意見をするのか」


みたいな暴言を投げつけたことを思い出しました。父は笑ってましたが。まあ、今になっても父を超えることができたと感じたことはありません。


 京で成之は行方不明になります。しかしそれは大村益次郎に「武で立つ武士はいくらでもいる。しかしあなたのようにソロバンができる者は1人で1000人万人の武士に匹敵する」と口説かれてスカウトされたのでした。


 私は大村益次郎の話は司馬遼太郎さんの小説でしか知りませんが、その記述はどう見てもアスペルガー症候群の人だなあ、という気がします。で、益次郎は政敵をいっぱい作って(たぶん相手のプライドを傷つける「本当のこと」を言い過ぎた)暗殺されるわけです。その時に加賀の藩士も殺されたので成之が殺されたのではないか、と里の者は心配します。しかし成之は生き延び、明治政府の海軍主計大鑑とした海軍を支える存在となって行きます。


 最後に父と子は和解。


 う〜〜ん、私は読んだ映画評よりよっぽど良かったと思いました。





ラベル:映画 幕末 
posted by kingstone at 22:27| Comment(5) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久里浜日記1993年 5月27日〜29日

久里浜日記5月27日



いつものことながら文責は私KING STONEにあります。

さて今日は松本先生の拡張入力装置の制作実習及び紹介でした。

まず作ったものはMSX用のジャンクションボックス。(外部スイッチでいろいろな命令を送ることができるようにするインターフェース)前に私の作ったものは単純にコネクタの線を引っ張ってきただけで6組みのスイッチがついてるだけでした。今回のものはコンデンサーなどを使って10組みのスイッチがつけられるようになっています。すごいなあ。

 さて他の拡張入力装置です。
 まずいろんなスイッチの紹介。

次にキーボードエミュレータ。これはわかりやすいですね。PC98にMSXのジョイスティックをつけることができます。ということはジャンクションボックスをつけると他のスイッチをつけることができます。するとゲームを操作したり、教材ソフトを操作したりできます。

次に出てきたのが、マウスコネクタから3点分の入力用の線を出してきて3点スイッチをつけるもの。(NECの公式マニュアルには2点分しか出てこないそうです)

それからFM音源ボードのDサブ9PINにジョイスティックをつなぐ。これはもう改造なしでそのままできちゃう。

それから98のタッチスクリーンはボードを入れる必要があのですが、これはもともと画面をX軸Y軸で認識しているわけですから、そこのDサブ9PINでアナログ入力ができてしまう。例えばモーターつきの車のおもちゃを動かすと電気が出てきます。それを入力するとパソコンがその車の出す電気の大きさに応じて音を大きくしたり小さくしたりすることができます。

これらのものを使って学習ソフトの上で上下左右を選択したりずることはまあわかります。
で、ここからがようわからんのですが、ソフトでいろいろ操作するとキーボードマクロができて、子どもに少ないスイッチでMIDI(例えばミュージ郎)で音楽を選択させて演奏させる、なんてことができます。

うーーむ、消化不良だあ。

えーと、ハリマオさん。
用件の点、OKです。
注意点は出典を明記すること。
松本先生は「ソフトをQ−BASICに移植するのはかまわない」「名前は出さなくていいよ」とおっしゃってますが、やっぱりもとは松本先生が作りはった、ということはちゃんと書いておく方がいいでしょうね。
私も今、BASIC超初心者講座でしごかれてます。ハリマオさんの講座楽しみにしてますよん。


久里浜日記5月28日


今日は午前中、教材の使用についての話でした。総花的なものでなく、一人の児童についてどう考えて教材を組み立てていったか、という話でした。そういやアップの許可を頂かなかったので内容はパスね。

午後は帰省するために講師の先生にお願いして休ませていただきました。しかし途中で秋葉原に寄って、いろいろ部品を買って来ました。何度か行ってますが、秋月電子って安いのねえ。抵抗が袋入りでたーーくさん入って100円とか、ICの7805が50円(おーー、おたくの世界だ・・・・どっぷりはまりそう・・・)だとか。大森さんは「(大阪の)日本橋より安くない」と怒ってはりましたが、私にゃまだ比較するだけの知識がない。YOSSYさんに教えてもらった(横浜の)エジソンプラザ(あの2階全体を総称したものなんですね)の方が落ち着いては買えますが、やっぱり安いのは秋葉原なんでしょうね。あの人波を見るだけで疲れそうです。

しかし・・・教育工学コースは午前・午後の講義、夜の自主研修講座、それ以外に夜や朝の議論。隙間を見つけて自分のソフト作り、ともう忙しくて忙しくて。しかもやたら固まって行動したりワイワイ言ったりするから異端視されてます。コース別ソフトボール大会というのがあったんですが、声はかけられたものの、今いちみんな乗り切れなくて結局教育工学コース抜きになりました。またこないだ廊下が話してた女性たちの会話

Aさん「○○××・・・」
Bさん「それじゃまるで教育工学コースじゃない」
AさんBさん爆笑。

(kingstone注・昔も今もと言うべきか。やっぱりおたくとして馬鹿にされている感じ?まあおたくには違いない)

しかしそれにもめげず、他のコースの人と交流したい、できればお互いによきものを伝えあえたら、とMIDIコンサートに声をかけたり、特総研のソフトの紹介をしたり、シンポジウムを企画しよう、としてる元気のいい人たちがいます。

私なんかの能力では自分の課題をこなしたり、詳しい人に教えてもらうのに精一杯でなかなかそこまで頭が回りませんが、できる範囲で協力していきたいと思っています。

ふふふ、この文書は大森さん同様にFMR−CARDで新幹線の中で打ってます。
しかしモデムを久里浜に置いて来てしまった(アセ)どうしよう。義弟のとこからでもアップロードしようか。

>KINTAさん
7月の頭だっかか6月の末だったかの実地研修のおりにまた府中に行かせていただきたいなあ・・・と大森さんともども思ってます。私は個人的にはMACでの実践が見たいなあ。何曜日だったら見れますか?

>YOSSYさん
YOSSYさんとこにも行ってみたいね、と大森さんとも話してはいるんですが・・・

>TADさん
読んではるかな?TADさんも横浜でしたね。ひょっとして6月12日の大岡山のオフに来はりませんか。

>◯◯さん
ごめん。今回はそちらの肢体不自由特別支援学校には行けないかな、と思ってます。実地研修の時間は時間割りにあるのですが、こないだ行ったたーさんとことTAKEさんとこのことをまとめたり、ソフトを作ったりするのに時間がかかりそうで・・・


久里浜日記5月29日


今日は私の勤務校(肢体不自由特別支援学校)に行ってきました。クラスの子どもたちやお母さん、先生方の写真を撮ってきました。これをハイパーカードに入れて教材にするつもりです。その後ちょっとした事務仕事をしようと思っていたのですが、結局いろんな人といろんな話をしていて気がついたら「もう学校閉めるぞ」という時間になっていました(アセ)

でもね、やっぱり事務仕事するより子どもの話をしたり、教材の話や授業の内容、はたまたパソコン通信の仕方、パソコンの活用方の具体的な話をしてる方が楽しいなあ。もちろん事務的な仕事も大事なのですが、ついつい後回しになってしまう。もう内地留学の期間は事務仕事をするのはあきらめようか、と思っています。

PEACHさんともいろんな話をしてきました。

今年、タイガー君を担任してはる先生がKidPixを見て「タイガー君に使わせてみたい」とおっしゃったそうです。でも「MACの始めかたと終わり方がわからない」と言うのでPEACHさんが「じゃあつけっぱなし(起動しっぱなし)にしておきますし、電源も切らなくていいですから」と言ってセッティングしてあげて使ってもらったそうです。

タイガー君はやる気まんまんですが、いかんせん手の動きが不自由。ドラッグなんてできません。そこでマウスの上に消しゴムをおいてその上からテープをはってドラッグができるようにしたとか。(つまりクリックボタン押しっぱなし状態)うーん、工夫だなあ。ただしこれでは好きな時にドラックをやめることはできませんよね。

とりあえず久里浜で修理したタッチウィンドウを急遽送ることにします。タッチウィンドウをディスプレイに固定するのではなくて、タイガー君の手元に置いて使ってみたらどうか、と思っています。

> PEACHさん宛に送るね。

とにかく入力装置に工夫しなけりゃいけないことは確かですね。

それから数字の勉強などもタイガー君は「1」を提示しても喜ばない。ところが「(当時阪神にいた)オマリーの1」と言うと大喜び。もちろんこれは字としてのもので量についてはまた考えないといけないでしょうが、とりあえず彼の興味のあるところから教材が考えられないか、と思っています。題して「タイガースでいこう!」。参考資料に「月刊タイガース」を本屋さんで買いました。これの写真をスキャナーで取り込もうと思うのですが、どうもいい写真が少ない。オマリーがホームランを打ってる写真だってボケてるんだもん。もっといい写真のっけてよ>「月刊タイガース」

そういや誰か今年の選手の背番号が全部出てる表を持ってませんかね。確か野球を見に行ったら球場で200円くらいで売ってたと思うのですが・・・別にどんなもんでも構いませんが。なんせ私も選手の背番号なんて知らないんだもん。覚えてるのは亀山の00くらいです。

それから新人さん用にWTERMのセットアップをしてきました。彼は確か98NSだったかで、HDD無しです。でFDで使えるようにしてきました。ところでその後私の98のオートパイロットがおかしくなってしまいました。オートログインした後でマクロを読みに行く時にHDDでなく、FDDを読みに行ってしまう。この時FDDにFDが入っていないと「ドライブの用意ができていません」で止まってしまう。でその時にFと入力するとまた動きだす。FDが入っている場合は必要なファイルがありませんからその後HDDを読みに動いていきます。

実はこの現象は自分でセットアップした時にも起こっていたんです。で、大森さんのWTERMに全面入替えして直っていたもんなんですが・・・・
マクロを読みに行くのもちゃんと A:\WT\MAC (HDDの中)と指定しています。いったいこれは何なんでしょうか??
それからパスワードを設定した後、ウィンドウを閉じると次からはパスワードは見えないようになっていたのが、昨日からは見えるようになってしまった・・・・これまたわけがわからない・・・・

     金沢に向かう「雷鳥」にて KING STONE
posted by kingstone at 07:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

5月1日(日曜日)

 おはようございます。

 曇りです。

posted by kingstone at 07:11| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする