私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年04月28日

ある地域のガイドヘルパー制度2

 昨日、役所の窓口で小学生以上18歳未満の人については「『日常生活の状況』聴きとり」をした上で書類を子ども家庭センター(児童相談所)に送り判定してもらう」という話でした。

 で、子ども家庭センターに電話したらいきなり

「ここではそんなことしてません」

 はははは。で、ちょっとねばって事情を説明したら職場内に聞いてみてくれたみたいで担当の方に変わってくれました。しかし、窓口になっている人が知らないんだ・・・

 で、役所の人の言ったことと少し違ってました。

 役所の人は小学生以上18歳未満の人については「全員」「『日常生活の状況』聴きとり」をした上で書類を子ども家庭センター(児童相談所)に送り判定してもらう」

 しかし子ども家庭センターの人の話では

「役所で判断がむつかしいとされたものだけが、こちらに回ってきて『意見』を出すだけ」

とのこと。随分ニュアンスが違います。で、あれこれお聞きすると役所によって、そこらへんの判断が違うとか。あるところはそんな面倒なことはせず役所で全部手続きしてくれるし、あるところは全部回してくるし、みたいな。

 また役所の方のニュアンスでは「上限20時間/月」で「家庭子どもセンターの意見で削られる」みたいなニュアンスでした。しかし家庭子どもセンターの方は「基準量が20時間/月」とのこと。ですから「削られる」という話ではないみたい。

 で、私が気になっていたのは「『日常生活の状況』聴き取り票」にいろいろな項目があるのですが、その重い軽いがどう判断されるのか、という点。例えば

・突発的に屋外へ飛び出したり、静止をしても動き回る。

とか、あと自傷・他害の項目とかがあります。で、「障害が重い(?)からガイドヘルパー認めません」みたいなことになったら困るよなあ、という点。そしたら

「障害が重いから認めない、なんてことはありません。障害が重ければ出します(ということだったと思う)」

とのこと。たいへん心強かったです。あり?逆に「軽い(?)から出しません」も無いんだろうなあ・・・

 それから「登下校のガイドヘルプは認めない」という話を小耳にはさんでいたのでお聞きすると「毎日変わらずある活動には使えません」とのこと。でも「たまたま保護者が入院することになってこの1月だけ登下校にガイドヘルプを使いたい」はOKとのことです。

 さて、これから事業者さんに「いくらかかるか」を調べる。

 1軒目。「(知的障害の方については)上の者に聞かないとわかりません」とのことで、後日電話を下さるか、私がかけるか。

 2軒目。「今、利用者さんがいっぱいで新しい方を受ける余裕はありません。しかし利用料については昔無料。その後1割負担。その後また改訂があって現在はよほどの高収入の方でないと利用料は無料。また自分の知るケースは月20時間の利用があっても支払いは8000円まで。それより安いことが多い」

 ってことは1時間多くて400円。たいていはタダということか。

 3件目。「ガイドヘルプはやっていない」うーーん、事業者名簿に載ってるのに・・・

 今のところ正式に行政から認められた20時間限度のガイドヘルプだとタダで使えるということかな。
 これは使わない手はないですね。

 ちなみに2軒目の方が出して下さった利用例は「カラオケ」「映画」とかだったし、いろいろ使えるようになってるみたいです。
 あっ、ただし、ヘルパーさんの交通費・映画に行くのだったら入場料などは実費としてヘルプされる側が出します。

 あと問題は、制度があってもヘルパーさんがお願いできるだけの人数いるかなあ、みたいなところかな。それとヘルパーさん教育。身体の方への接し方・介助方法などの講習はあっても、例えば自閉症の人への接し方はあんまり講習ないだろうからな。

 1軒目から電話あり。ここは「うちはいつでも受けます」との力強いお答え。ただし「ヘルパーさんと利用者さんの合う合わないがあるので」とのこと。もちろん相性問題は常にありますね。しかし基本がわかっているかどうか、で随分違うとは思いますが。で、利用料ですが、やはり「現在は限りなく0が多い」とのことです。しかし、これは民主党政権になってから・・・ってことは変わる可能性は高いか・・・また18歳以上については、年金などで暮らしてはる方が多いので0が多い。児童は保護者の収入に応じて変わるのだが、高くても1万円いった例は知らないくらい」とのこと。

 また上限の20時間ですが、大人に関しては32時間認められる場合もあるそうです。

 事業者さんがヘルパーさんに出すお給料も興味があって聞いてみました。そこは最低が時給780円から。また登録ヘルパーさんという契約して請け負う感じかな、そういう方だと時給1100円だそうです。

ある地域のガイドヘルパー制度

追記
 このエントリを書いた後、いろいろな情報を頂きました。ガイドヘルパー制度は地域によって差がかなりあるので、ご参考になると思います。でも、ほんま情報って発信したら入って来るなあ。

 まず別の地域の保護者の方。

「ガイドヘルプについては、「重いから出さない」はありませんが、「軽いから出さない」はあります。ボーダーラインは手帳の有無みたいです。」

 逆に言うと、手帳があればOKということですよね。

「それからヘルパーさんが自閉症について専門的に学ぶ機会は少ないだろうと思います。私はメーワク省みず、押し売り講座やったりしました(^^;; 」

 私が電話で尋ねた事業所さんも「相性」の問題とおっしゃってたけど、たぶん基礎的な知識の問題はあると思います。私が電話で尋ねた時も「自閉症でコミュニケーションが難しいお子さんとかは?」って尋ねたんですが、実はこの言い方には意味が無いというか、これではどんなお子さんか全然わからないんですけどね。(かなり詳しい人だったら、そこから始まっていろいろ聞けるけど)

 で、基礎的な知識を持っているガイドヘルパーさんがいない、少ない、と嘆いているだけではたぶん誰も増やしてくれないので、できることからやっていかないといけないなあ、と思います。この保護者さんみたいに自分で講義できちゃう人はなかなか無いかもしれませんが、わかっている人呼んで来て講義してもらうとかね。できればOJTしてもらうのが一番いいとは思うけど。

「ガイヘルの支給を決めるのは各自治体だから、それも自治体によって違いますね。うちの市では継続的に通学支援にガイヘルを使ってる方もおられます。」

 えええ!こんな自治体もあるんだ。

「支給時間もかなり幅広いようですし。窓口で必要性をどれだけ伝えられるか、に多少は左右されます。具体的な利用プランを作って持っていくと大変スムーズ。」

 なるほど。まあそのためにも「使ってみなきゃわかんない」ところがあるから、どんどん使っていったほうがいいだろうな。

 ここからは福祉関係でお仕事をされている方から。

「昨年移動支援(ガイドヘルプ)の全国調査をしています。市町村で基準は原則異なりますが、手帳前提の割合は決して多くない。子どもの場合手帳がなくても認める自治体が多い。」

 へえ。私はてっきり「手帳前提」が多いか、そればっかりだと思ってました。やっぱり各自治体に問い合わせたほうがいいし、で、「無いとダメ」と言われたらそれこそ他地域の例を出したり議員さんに働きかけて制度を作ってもらったりしたらいいのかもしれない。で、それだと「診断を受けてない」お子さん、大人の方が利用できることになりますもんね。ほんま保護者とじゃなく、他人と外に出るって大切だなあ、と思います。

「ちなみに「重いから」移動支援ではなく「行動援護」が適切という判断はあります。」

 「行動援護」という言葉は聞いたことはあるけれど知らないので要勉強。

Wikipedia 行動援護従業者

 ええっ、こんな資格と制度できてたなんて知らなかった。2006年からだって。

「特に知的障害・精神障害を持つ者の行動援護業務に従事する。」

 へええ。でも需要に供給が追いついてないと。

 たとえばある方の場合、

「障害程度から見ると行動援護の判定が出てもおかしくないのですが、判定を受けた時点で強烈な行動障害が無かったので「行動援護ではなく移動支援でいきましょう」となったのです。特性や環境によって変わりますね。で、結果的には移動支援にしていただいて良かったかも、と思うんですが、その理由は、行動援護に従事できるヘルパーさんがものすごく少ない、ということ。ただでさえ人手不足ですから・・・」

 またヘルパーさんの知識などについて

「ヘルパーさんはベテランばかりではありませんし、ベテランの方でも自閉症を理解されていない方もおられます。。。学校出たばかりの若い方もたくさんおられる。なので、もう、ヘルパーさんは育てる、、、くらいの気持ちでいるのがいいかも。子どもが育てるんですけどね。」

 これね。周囲から上から目線と非難されるかもしれないけど、本当に何でもそうだと思います。特別支援教育担当教師だって。

 福祉関係の方から。

「ちなみに移動支援は、視覚障害者がスタートですが、子どもから大人まで今はたくさん使っています。全国で9万人程度の利用です。障害福祉サービスのベスト5に入る大きなサービスです。また、大阪府が際立って多い特徴ありです。」




中間管理職育成講座初級編 第10回〜第12回

マチート 中間管理職育成講座初級編10


□ ミーティングの準備2(実務)

ミーティングの準備はこれで終わりではありません. レベル1の職場では,念には念を入れて, 慎重に(しかも迅速に)ミーティングにもって行きます.これも,レベル2になるまでのしばしの辛抱です.

ミーティングまでに必要なのは,後は大きく分けて3つです.

1) ミーティングのタイトルを決める
2) 時間調整と場所の確保
3) アジェンダ作成

■ タイトル
これまで建設的なミーティングを行ったことの無いレベル1の職場で, ミーティングの参加者を呼び掛けるのは骨が折れるものです. いくら,あなたが事前にミーティングのシミュレーションを行い, その結末が見通せたにしても,参加者が積極的にそして気楽に参加してくれないとどうにもなりません.

まず最初に, ミーティングのタイトルを考えます.タイトルを決定する際のポイントは,

a) 親しみのある
b) 気軽に参加できそう
c) 何を話し合うかおぼろげにわかる
d) 話し合いの方向性を決定しない

といったところでしょうか.後は,あなたのセンスの問題です.Fさんの「テツオくんの困っていること」 が完璧ですね.「こだわり」とか「不登校」 といったインパクトのあることばが無いのが素晴らしい.私にはとても思いつきません.

■ 時間調整と場所の確保
参加者を決めたら, 全員がかならず揃う時間を設定する必要があります.一人ひとりの時間を調整しましょう. 「何月何日の何時から」だけでなく,「何時まで」 もはっきりさせましょう.見方を共通させるミーティングはどれくらいの時間を必要とするか, 全く読めません.まあ,目安として参加者数×10分くらいでしょうか.

場所も, 事前に決めておく必要があります.はじめてのミーティングで,どのように進行するのかあなたは自信が無いのです. 場所くらいは,いい場所をとりましょう. この業界,小グループ用のミーティングルームをもっているような職場はほとんどありません. 当日になって場所をあわてて探すと,ろくな場所を確保できないものです.

a) ミーティング中人の出入りが無い
b) 外の騒音が遮断できる
c) 人数に見合った広さがある
d) くつろげる家具がある
e) 飲み物の準備もできる
f) ホワイトボード(黒板)がある

私は贅沢ですから, これくらいの条件を要求してしまいます.特に,f)は必須です.まあ,可能な範囲での良い場所を予約しておきましょう.

kingstone追記
 学校だったら山ほど教室はありますね。くつろげる家具あたりが問題か。

テツオくんの場合は, あさって木曜日の朝,テツオくんをお母さんが教室に送ってから(8時30分ごろ) 9時まで,会議室を使ってミーティングを行うことになりました. 母親は,その日は何としても学校へ行くと電話で話していました.

■ アジェンダ作成
どんなに小規模のミーティングでもアジェンダは欠かせません. 会議の運営方法に関するテキストでは, アジェンダは事前に参加者の手元に届くように,と必ず書かれています. レベル1の最初のミーティングでは,そこまで必要ありません.当日,配付できればよいのです.

アジェンダには,次の情報が必要です.

a) ミーティングのタイトル
b) 日時(終わりの時間も)と場所
c) 参加者名
d) ミーティングの目的
e) 議事の手順
f) メモ欄
g) 決定事項を記入するブランク
h) 決定事項をスタートする日時のブランク
i) 次回の確認をとる日時と方法を記入するブランク

これくらいなら, 簡単ですね.ワープロを立ち上げて,ちょちょいのちょいです.テツオくんのアジェンダの例です.A4で3枚印刷しておきましょう.

-----------------------------------------------------------------------
テツオくんの困っていることを話し合う(テツオくんの問題を話し合い, ゴー
ルを決める)1995年7月4日8:30〜9:00
○×養護学校会議室
  参加者:ラン・スー・ミキ

1.問題点の確認


2.話し合い



3.決定事項
【ゴール】


【開始日】
【次 回】

-----------------------------------------------------------------------

アジェンダと呼ぶには恥ずかしい,幼稚な内容です.

レベル2やレベル3になると, アジェンダは複雑になります.けっこう時間がとられます. でも,そうなれば中間管理職のあなたが1人で作成する必要はありません. レベル1では,これはあなたの仕事です.救いは,複雑なアジェンダが必要ないことです.


kingstone追記
 この文を読んで私が実際に作って使ったもの。

A4用紙 問題点があった時の解決を相談する書式

 これで、1998年度後半クラス(学年)で様々な問題を解決しました。


マチート 中間管理職育成講座初級編11


□ 良いミーティングの条件

これからあなたが進行役になってミーティングを開催します.準備は万端です.自信をもって進めましょう. ちなみに(といってプレッシャーをかける),良いミーティングとは次のようなものです.

1) 時間通りはじまる
2) 時間通り終わる
3) ゆっくり自分の意見が言える
4) ゆっくり人の意見が聞ける
5) 役に立つ情報がある
6) これからの励みになる
7) 仲間意識が生まれる
8) また参加したくなる

前回から,中間管理職育成講座というよりも,小学生向けの「会議の運営方法」の授業のようですね. みなさんを退屈させてしまったようです.でも,「基本は大切」ということだけわかっていただければ幸です.

さて, 基本ついでに,私の同僚が作成した「知的障害をもつ人同士がいかに会議を運営するか?」マニュアルの一部を紹介したいと思います.

□ 多頭怪獣症候群(何が会議をうまくさせないのか?)

ジョニーは青年学級の運営費をあげるかどうかを議題にしました.

-----------------------------------------------------------------------
ジョニー(きっぱりと) :
私には問題がどこにあるかはっきりわかります.会費を月100円増額するしか方法がありません.

ウイリー(攻撃的に) :
そんなことすると,会員はだんだん減って行ってしまう.余計にお金が集まらないよ.僕たちは,青年学級の名前をいまよりカッコイイものにして,たくさんの人が参加したがる魅力的な会にするべきなんだ.

ジョニー(ちょっと不満そうに) :
じゃあ,月50円ずつ上げるというのはどうだい.

ナンシー(希望に満ち溢れて) :
わたしは,こういった会計管理を得意にしている専門家を知っているわ.

ウイリー(自己陶酔したように):
○○学級というのがダメなんだよ. ××××フレンドクラブというのがいいじゃないか.しゃれているだろ.

ボビー(急に思い出したように) :
今年度の支出を削ることはできないのかい.
-----------------------------------------------------------------------

このミーティングの問題は何でしょうか. みんなが希望的になろうと頑張っているのですが, それぞれが問題(運営費増額)を違う見方で見ているようです.だから解決方法の議論もまとまらないのです.

「一度にひとつだけ」

さまざまな意見が出てきたら, 一度議論を停止させましょう.そして,意見をすべてリストアップします.そして,そのリストを眺めましょう.

リストに沿って, 議論する項目を考え直します.大切なことは,話し合いの項目は,一度にひとつにすることです.

そのまま議論を続けていても, 混乱し,緊張状態になり,そして成果のない「多頭怪獣症候群」の会議になってしまいます.


マチート 中間管理職育成講座初級編12


□ リスト・リスト・リスト

多頭怪獣症候群の逸話は, 私たちの職場である,レベル1のミーティングでよく起こるものです. 見方が共通していない以上,いつでも,どこでも多頭怪獣が顔を出します. 事前に予測しておいた袋小路ほど致命的な結末には至らないものの, これもまた議論の進展のない,空しいミーティングをもたらすものです.

ここで, あなたに,この多頭怪獣を撃退するノウハウをひとつお教えいたしましょう.手順は,

1) 多頭怪獣が顔を出したら議論をいったん中断する(ちょっと待って)
2) ホワイトボードの前に立ちリストアップを促す(批評は後回し)
3) 可能な限りたくさんのリストを書き込む(順不同)
4) リストが出尽くしたかどうか確認する(後の追加も認める)
5) リストを眺めて優先順位をつける
6) 上位のリストから議論を再開する

たったこれだけのノウハウでたいていは事足りるものです. ただし,ミーティングの相手にはこの道うん十年の専門家(担任) も加わるわけですから,もう少し突っ込んだノウハウも必要になります.

■ リストアップの突破口
議論を一端中断しても,リストアップにうまくのってくれない場合があります.
テツオくんの事例は,その可能性が非常に高そうです.

-----------------------------------------------------------------------
あなた(ホワイトボードの前に立ち上がり) :
 このままでは話しが進展しませんから, 話題を戻してみましょう.これから,何が問題なのかしばらく批評を入れずに,たくさんリストアップしてみませんか.先生いかがですか.

担任(うんざりした顔で) :
ウーン.やっぱりテツオくんの強いこだわりが一番の問題なのよ.それさえなければ,何も問題は起きないのよ.

母親(あいづちを入れながら):
.....
-----------------------------------------------------------------------

これは確かに真実です. テツオくんのこだわりは,一般の人の感覚ではなかなか理解されないものです(自閉症の中でもかなり筋金入り) .でも,3人が顔を合わせてミーティングしているのは, 「私たちに何ができるか」を決めるためなのです. この「こだわり」のことばに私たちが執着し過ぎと,まるでテツオくんを欠席裁判型の悪玉に仕立てている様にも思えます. 「こだわり」という抽象的な表現ではなく, もう少し下位のディレクトリで話しをしたいものですね.

そこであなたは,ホワイトボードに次のように描きます.

+----------+
| こだわり |
+----+-----+
|
+--------- 1.
|
+--------- 2.
|
+--------- 3.
|

そして,質問します.

----------------------------------------------------------------------
あなた(淡々とした表情で):
そうですね,こだわりが問題ですものね.では,今日はまだ学校がはじまったばかりですから, 昨日のことを教えてください.昨日, 先生が最初に「こだわってる」と感じたのは何時頃でしたか?それはどんなことをしたときですか.

先生(ちょっと困った顔をしながら) :
ウーーーン.朝教室に入ってくるとすぐですから, 多分8時40分ゴロですね.教室に入ってきたかと思ったら,ジャンパーも脱がずに教室の窓を閉めに行きました. まあ,昨日に限らずいつものことなのですが.2〜3回繰り返して閉めるんです.

あなた(好奇心旺盛な顔で) :
昨日は,その1回だけですか.もっとありますよね.次にこだわったのは何時ですか.
-----------------------------------------------------------------------

ほら, リストアップができてきました.すかさず,ホワイトボードの数字の横に書き込みましょう. 大切なことは,できるだけ最近の事柄を聞く事です.それも,時間を必ず入れてもらいます.

このサブディレクトリでリストアップをはじめると, いかに最初に問題を表していたキーワードが瞹昧なものであるか(人と違う意味で使っている) 思い知らされます.

講座もこのまま進むと,私の粘着的な器質が勝っていたく退屈な話題になるか,それとも無責任な性格が勝って講座を途中休講するか,どちらかになりそうです.最初のキーワードがいかに当てにならないかを,気分転換も含め,次回から新しい事例で紹介したいと思います.

中間管理職育成講座初級編 第7回〜第9回

マチート 中間管理職育成講座初級編7


Eさんへ

レポート提出の締切はありません. また,昇級試験のカンニングは大いに結構です. ついでに,答案の書き直しも認めましょう.非常におおらかな講座なのだ.

さて,Eさんの回答ですばらしいのは,問題点そのものの定義です.それも, 有無も言わせず,中間管理職が決めてしまう点は,唸ってしまいました. その上,ミーティング開催の目的を瞹昧なタイトルにするなんて,レベル1の実態を本当によく理解されていますね. ただ,エクセルを使った記録フォームは, この段階では猫に小判になるかもしれません.レベル2に行く前に使っておきたいが, 微妙な賭けですね.それから,怖いおやじへの対処法が,まさにレベル1の教育に欠かせないものです.

Fさんへ

またまた, 芸達者なタレント登場ですね.ここで,エディプスコンプレックスで有名なフロイトを持ち出すなんて, フロイト自信も草葉の陰で驚いて(怒って? )おられることでしょう.私は,学生時代にフロイト系の心理力動的セラピーの本を何冊か購入しましたが, 10ページ以上読み進んだためしがありません. フロイトといって連想されるものが,ピンク・フロイトとアブドーラ・ザ・プッチャー, それにコーヒー・フロイト(一部地域ではフロートともいう)くらいです.

それにしても, どれも笑っちゃいけないが,笑える解決方法ですね.フロイトの用語と具体的な解決方法の関連づけはわかりませんが, 一度真剣にこういう話し合いをするというのもいいかもしれない. でも,それができるのはレベル3の職場ですね.Fさんの職場は,レベル3?

□ レベル1の教育の前に

以上, 遅れた回答へのコメントです.これだけ回答があれば,皆さんもかなり問題を整理されていることでしょう. 次の講座からは,テツオくんの学校がレベル1を脱するための戦略(ストラテジー) を考えます.今回は,その前にレベル1の職場の中間管理職に必要な心構えを軽く紹介して終わりにいたします.

■ 職場のレベルで判断すること
この業界, 現場担当者の中には,たいそうなベテランや勉強家など,有望な人材がたくさんいます. 会議での発言や企画案など,中間管理職のあなたではとてもかなわない, すばらしい,そして立派な意見を持っている人もいることでしょう. でも,こんなに優秀な人材がいるのだから大丈夫だと,安心してはいけません. 職場(その中の部門)として,どれくらいの力を持っているのか,あなたは冷静に判断しなくてはなりません. うまく判断できないなら,レベル1だと思って間違いありません. あなたの仕事は,職員個人の自己実現を手助けすることではなく, その優秀な能力を職場で発揮できるように援助し,職場の力を向上させることです.

■ 計画は不確定な将来の予測
トラブルの解決とは, 将来の計画を行うことです.「将来のことを完璧に予測できる者はいない.」 この事実を,私たちはよく忘れてしまいます.過去から現在にいたる状況分析をどんなに詳細に行っても, 完璧はありえないのです.この業界では, 何か難しい困難点にぶち当たると,過去の経緯を事細かに調べて話し合い, 何ら計画も立てずにみんなが満足してしまうという,非常に幼稚なケース会議が横行しております. これから中間管理職になるあなたは,不確定な将来の計画を立てるのが仕事なのです. 完璧な計画はありません.ときには, 直感的なひらめきやカンが頼りになるのです.このような直感力を養うには,何度も職場で計画・修正を繰り返す経験が必要なのです.

■ 夢を描く計画はやさしい
「将来は不確実だ! 」を認識すると,計画はやさしいと錯覚してしまいます.夢を描く計画は確かにやさしいのです. でも,夢を実現する計画は難しいものです. 現場にいる優秀な人材のうち何割かは,夢を描く計画だけにしか興味を持っていません. あなたの仕事は,現状のさまざまな制約の中で,夢を実現するための計画作成なのです. 高級管理職育成講座を担当している私の同僚は,よくこんな話をしています.

「障害者問題の近年の傾向や職場の将来の発展を考えると, A事業がぜひとも必要である」という提案までは,誰でも考えつくものです.でも,その計画は,資金をどこから捻出して, いつからいつまで,誰が責任を持って,どこで行うものかまで計画するのは難しいものです.

■ 人を動かすのは難しい
中間管理職は,障害を持つ人に直接サービスを提供する機会は少ないものです.計画の実行の大部分は, 自分ではなく人がやるものなのです.どんなにすばらしい計画を立てても, 人が動いてくれなければ,どうしようもありません.つまり,計画の立案段階で,人が動きやすい状況を作らなくてはならないのです.

もし, 自ら計画どおり動いてくれない人がいた場合,あなたは以下の3つの方法のどれかを選択するしかありません.

1)脅す,
2)おだてる,
3)泣き落とす.

どれも決してやさしいものではありません.多くの場合,特にレベル1では,計画に「人が動きやすい」状況を入れていくしかありません.


マチート 中間管理職育成講座初級編8


テキストの分量の割には進みが遅い本講座も, やっと具体的な戦略の話題に入ります.テツオくんが通ってきているレベル1の養護学校の中間管理職である,あなたはこれからどうすべきかを一緒に考えて行きましょう.

□ 共通化の手法

レベル1の職場の問題は, 見方が共通化されていないことです.

 テツオくんの担任は, あらゆる場面で開いているドアを衝動的に閉めようと突進する傾向を「自閉症固有のこだわり」 と名前づけし,この根本的な解決(つまり,こだわりがなくなる) にもっとも関心を示しています.

 一方,母親はというと,「学校へ登校できない」 現状が非常に負担になっております.ただし,両者は,このトラブルに対して見方が異なっているとは思っていないようです. 見方の違いが認識できないのも,レベル1の典型的な症状のひとつです.

見方を共通化するには, お互いに話し合いをするしかありません.つまり情報交換の場, ミーティングが必要になります.別に,文書でもパソ通でもいいのですが,手っとり早くコストがかからず,汎用性のある手段は「ミーティング」に尽きます. ここで,中間管理職のあなたは,このミーティングが,本に(Dさんの奥様やEさんも) 書いてあるIEPミーティングのように簡単には実施できないことを知っておかなくてはいけません. なぜなら,これがレベル1だからです. ミーティングを通して,見方を共通化するには,あなたがかなり強力なリーダーシップを発揮する必要があります. このリーダーシップには, 性格や態度,顔つき,声の大きさ,年齢は関係ありません(本当は関係するが) .ミーティングを行うための準備をいかにしっかり行うかにかかっています.

□ ミーティングの準備1(参加者)

ミーティングの準備のまず最初は,誰とミーティングするかを決めることです.既にトラブルが起こっているのですから, 手っとり早く顔を揃えられるメンバーで十分です. テツオくんの事例では,「担任」「母親」そして「あなた」が参加メンバーです.

■ ブレーンストーミング
発達障害児者の療育・福祉・教育業界では, 何かことが起きると,あるいは何らかの計画を作る際, 必ず「本人の問題,本人の教育,本人への援助」で話し合い, 報告書を書きます.

 たとえば,「テツオくんは○○で困っている」「テツオくんが○○になるよう頑張らなくては」...なぜなら, 「私たちはこのように考えているが,どう思う?」と障害をもつ本人に問いかけても, 意志を確認することが難しいからかもしれません.あるいは, 日本の伝統的な師弟関係の風習が幸いしているのかもしれません.でも,本人のためを思ってのヒューマニティーが根底にあることは間違いなさそうです. 確かに,本人を抜きにして,「私はこうしたい」「あなたはこうした方がいい」 とだけ話し合い,周囲の人間だけが利益を受ける決定を下すのは問題です. しかし,現実のトラブルは本人を主語にした会話だけでは,全く太刀打ちできません.トラブルの多くは,周りの人たちの見方の違いにあるのです.

kingstone追記
 この部分については、現在(2011年)のおめめどうは「本人に聞く」を強く主張するようになっています。もちろんあの手この手を使って、また行動を観察してですが。


ミーティングの前に,誰がどんな思いをもっているか「想像」してみましょう.

頭に想い描くだけではいけません. 紙(画面)に,対象となる人をあげ,その下に空欄の四角を描きましょう. そして,想像した思いをできるだけたくさん書き込みます.

【母親】
+--------------------------------------------------------------+
|・学校に行けないのは不安だ |
|  一日中自分と一緒にいるとまったく休まらない |
|  将来もどこにも通えないとしたら |
|・あのオヤジが憎い |
|  窓はちゃんと閉めておけ |
|  クーラーくらい買えよな |
|  そんな些細なことで怒っていると早死にするぞ |
|  家の子のような障害にもう少し理解を示して |
|・学校へ連れていけない自分の不甲斐なさ |
|  あんなオヤジの怒鳴り声に負けるなんて |
|  母親としての自覚が足りない |
|・誰も助けてくれない |
|  夫がもっと助けてくれれば |
|  夫に毎晩遅くまで仕事をさせる会社は何なんだ |
|  学校は通学指導といいながら何もしてくれない |
|  家の子の外出を助ける制度は何も無い |
+--------------------------------------------------------------+

【担任】
+--------------------------------------------------------------+
|・こんなにこだわりが強い子はまっぴらだ |
|  学校で四六時中注意しているなんてできない |
|  私は歳よ.中学生を追っかけるのは大変 |
|  こんなに努力しているのに |
|  学校が休みの日はゆったりとクラス運営ができる |
|  誰だってこのこだわりは抑えられないわ |
|・私はこの子の指導に向いていない |
|  自分の経験ではこの子をうまく指導できない |
|  誰も私の悩みを理解してくれない |
|  早くクラス替えにならないかしら |
|・家庭でちゃんとしつけてくれなきゃ |
|  小さいときからしっかりしつけていればこんなにならない |
|  そんな些細なことで母親が学校へ連れてこれないなんて |
|  私が親ならもっとちゃんとしつけているわ |
|・変なオヤジ |
|  窓はちゃんと閉めておけ |
|  クーラーくらい買えよな |
|  そんな些細なことで怒っていると早死にするぞ |
|  我が校のような生徒にもう少し理解を示して |
+--------------------------------------------------------------+

【あなた】
+--------------------------------------------------------------+
|・これ以上不登校が長引くとまずい |
|・トラブルを早く丸く抑えたい |
|・誰かこの役割を肩代わりしてくれないか |
|・自分が担任だとうまくやれるのに |
|・こんなトラブルは自分たちで解決しろ |
|・何度もミーティングの準備に時間はかけられない |
+--------------------------------------------------------------+


マチート 中間管理職育成講座初級編9



■ 誰の何が問題か?
いつでも, だれもがそうなのですが,トラブルに巻き込まれると特に,知らず知らずのうちに,自分の立場からしか物事が見えなくなります.ここはひとつ,中間管理職のあなたが, それぞれどんな立場から,どのようにトラブルを見ているかを考えます. そのための道具が,先の空欄用紙です.とにかく,可能な限りリストをあげることを勧めます.

誰の何が問題なのかを考えるうえで有効な道具がもう一つあります. ドクター・ワインバーグの名著「ライト, ついてますか」がそれです.この講座の何割かは, ドクター・ワインバーグのアイディアをちょうだいしております.この本には, 「誰の・何が問題か?」を考えることがいかに重要であるか,ユーモアたっぷりの例題とセンスの無い挿絵を使って解説しています. 詳細はそちらを当たってください.

ドナルド・C・ゴース & ジェラルド・M・ワインバーグ著,木村泉訳 (1987)
ライト,ついてますか : 問題発見の人間学.共立出版.

■ ミーティングのシミュレーション
さて, 先のリストを使って,ミーティングをシミュレーションします.とはいっても, 所詮レベル1です.これまで,建設的なミーティングを行った経験はありません.誰がどのような発言をするか,どのように議事が進行して行くか,全く予測できないのが現実だと思います. そこで,おおざっぱに二つのシミュレーションを行ってください.一つは「袋小路」,もう一つは「抜け穴」です.

【袋小路】
これは, ミーティングで絶対に進んではいけない方向を事前に確認する作業です. 袋小路は,たいていいくつもあるものです.そして,いったんはまると,なかなか復活できないものです. レベル1の職場では,袋小路にはまると,まず抜け出すことはできません.

テツオくんの事例のリストには, 典型的な袋小路が二つのタイプが隠れています. 一つは,「欠席裁判型」と呼ばれるものです.つまり,ミーティングに参加していない(できない) 対象に責任を押しつけ,自分たちに問題はないんだと, 傷を舐め合う行動です.たとえば,「あのオヤジは本当に変なやつだ.近所からも嫌がられている名物オヤジらしい. 困ったものだ.」で全員納得してしまう場合がありますね. また,「私たちの街は,発達障害に対して理解も配慮も無い, 福祉後進地域だ.行政や社会教育担当者はいったい何をしているのか. 」も同じですね.ある面,真実かもしれませんが,現状のトラブル解決にはなんら進展がありません.まさに,袋小路の話し合いです.

もう一つは, 「プロレス型」と呼ばれています.つまり,善玉と悪玉を明確にしてしまうことです. どちらが,善玉になるかは,力関係や話しの流れで決まってしまいます. たとえば,「家の学校は,自立登校が原則ですから,本来は1人で登校できなくてはいけないのですよ. 歩いて通える距離なのだから,早目に自立登校の練習をお母さんがやっていれば, こんなことにはならなかったのです. 本人が元気なときは何としてでも家族が学校へ連れてくる責任があることは, 覚えておいてくださいね.こだわりも,家庭のしつけに問題があったからじゃありませんか. 」と担任がたたみかければ,悪玉はもう決まりです.これ以上,話は進展しません.

一見,弱い立場のような母親ですが,3人のミーティングでは逆転も簡単です.そうです, 女子プロレスの善玉を見てください.いつも前半は悲鳴をあげているでしょう. ハンカチを取り出し, 涙を2〜3滴滲ませ, 30秒ほどおいて「シクシク」 あるいは「ワーワー」泣くだけで,今度は担任がヒールです.中間管理職は, 「まあまあ.それは言い過ぎだな...」とはじめて,担任を積 極的にこき下ろします. 母親は,後で一言「前の担任は良かった」と言えば十分です.どっちにしろ,こんなに空しいミーティングはありません.

袋小路を予測するシミュレーションは絶対に忘れてはいけません. もし,そちらへミーティングが進みそうなら, 素早くその芽を摘み取ってください.あるいは, ミーティング前に,マイルドに,1)ここにいない人の批評してもはじまらない, 2)誰に責任がある訳でもくみんな精一杯頑張ってきた,と口火をきっておくのも手です. ミーティングが袋小路にはまり込んでしまったら,他でもない,中間管理職のあなたの責任です.

【抜け穴】
ミーティングがどのような結末へ収束するか, 事前に想定しておくことも大切です.もちろん,細かな想定はできませんし,収束の方向はたくさんあります.このようなシミュレーションをここでは「抜け穴探し」と呼びます.

テツオくんの事例では, 母親にとって「オヤジの怖さを緩和する」 あるいは「オヤジに会わずに済ませる」 方向へ向かう話合いが大切ですね.それによって, 「テツオくんが学校へ来れる」状況を作りあげなくては,話しになりません. 担任にとっては,「日々の突進行動に対する無力感を消滅させる」話合いが無くてはいけません. さらに「登校に付き添う母親へ自分も援助できることを知ってもらえれば」最高です.

□ 小休止

見方を共通化するには, ミーティングを開催します.でも,レベル1では,あ
なたの事前準備が重要です.

1) 参加者の選定
2) 各参加者の立場と問題をリスト
3) ミーティングの袋小路をシミュレーション
4) ミーティングの抜け穴をシミュレーション

おっと, 忘れていました.2)で作成したリストは,早々とシュレッダーにかけてくださいね.人に見られると大変です.

ミーティングの準備は,まだあります.

p.s. 何度もしつこく書かないとマズイので,書きますが.この講座は,ジョークですよ.真剣に聴講しても,中間管理職なんてなれませんよ.

久里浜日記1993年 5月17日〜20日

久里浜日記5月17日

講義のほんの少しのメモです。あくまでもKING STONEがこう聞いた、ということで文責はKING STONEにあります。


障害児の教育 −その課題−
言語器質障害教育研究室長
大石益男先生

言語指導と言う。

 しかし子供と出会った時にあなたに言うべき言葉はあるか、言うべき内容はあるか。また相手がどういう人か、何が好きかなどがわかっていないと話しかける気にもならないのではないか。

 例えば子供が花を指差して何かを伝えようとした場合「この先生は花が好きだった」と子供の心にうつっているのかもしれない。言葉はいつでも相手がいるはず。

教師のまなざしも大事。子供が足をバタバタさせている。「またわがまま言ってる」と見るか「ああ○○がしたいんやね」と見るか、それによってもずいぶん後の展開が違うはず。

基礎ができて応用なんて言うが、応用ができて基礎ができるのではないか。

(KING STONE・・・パソコンにしたって「まずMS-DOSやBASIC」っていうんじゃなくて、私の場合パソコン通信がやりたくて〔まさに相手がいる!〕やってるうちに少しずつMS-DOSのことなんか覚えてきたんだもんなあ)


障害児の教育 −その課題−
視覚障害研究部長
木塚泰弘先生

ないものねだりでなく、持っているもの(能力)を活用する。

視覚障害者の場合(?)予測→確かめが大事だし、それを活用しないとパソコンでも何でも身につかない。1cm横にあろうが地球の裏側にあろうが「無い」ことに違いはない。あることを予測して触れて確かめて初めてそれは「ある」。


障害児の教育 −その課題−
病弱教育研究室長
矢吹和美先生

健常な子どもの場合、7歳くらいで「今、ここ」の気持ちを「ちょっと置いといて」先生の話が聞けるようになる。ちょうど小学校入学の時期にあたる。しかし病弱の子にとっては様々な条件、心のにより、それが難しい。そこで外から与えられた課題に対しすぐにのれないところがある。そのような場合その子の「今、ここ」の気持ちはきっかけさえあればこちらに伝えてもらえる。教師の場合はそのような
チャンスも作りやすい。

(KING STONE・・・うーーん、矢吹先生ご自身が言っておられた「わけのわかんない世界なんだけど、それが大事」という感じ、うまくお伝えできません。残念。これは全ての養護学校で一緒という気がします。で、私はこういうのが大好きです)



久里浜日記5月18日

まだもうちょい概論的な講義がありますが、教育工学系のはこっちに書きます。ただしあくまでもKING STONEがこう聞いた、ということであり文責はすべて私にあります。


障害児の教育 −その課題−
教育工学研究部長
詫間晋平先生

教材・教具という時、教材はソフトウェア、教具はハードウェアと考えられる。その混じり合ったところがシステムであり、(授業ではそこを)最適化していくことが大事。この最適化(systematize)の部分をソフトウェアに対しユーズウェア(use-ware・和製英語・・訳せば利用技術か)とする。

健常児と呼ばれる子どもたちはすごいコンピュータを体の中に持っているんだから、パソコンなんて必要ないかもしれない。しかし障害児は持っていないのだから、補償するためにパソコンが必要な場面がある。(KING STONE・・・納得するなあ)

追記
 この部分、私がしっかりわかっていたか疑問ではあります。上で言うと教材って今で言う「コンテンツ」のことかな?
 で、ソフト・ハードそして使い方すべて大事。しかし「それで何を実現しようとしているのか」「どこへ向かおうとしているのか」みたいな背後の考え方の部分も大切かもしれない。まあ、上の話の前提には障害のある子どもたちが「わかってできる活動が少ない」というのが背景にあって、とりあえず「わかってできる」ことを増やそうという段階なんだろうな。
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 さて今日は帰ってからClassic2でOさんとネットワークを組んでみました。確かに認識してます。でもうーーん、最後の最後でつながらない。やはりMazeさんがいないと難しいかあ。

追記
 AppleTalkというやつです。有線LANですね。

先日、現在パソコンを持ってらっしゃらない方が「MACを買う」とおっしゃいます。私は「はやまったらあきませんよ。よかったら私のMACをゆっくり触ってから決められたらどうですか。MACの不便なところもいろいろありますし」と答えておきました。その方が今日MACを触りに来られました。タッチウィンドウ(タッチパネル)をつけてハイパーカードの教材をいろいろ触っていただきました。そして自分のスタックを作っていただき声を入れてもらったり、リンクさせたりして遊びました。そしてたら

「私はワープロは専用機でやります。子どもに教材を作ってやりたいんです。だからMACを買います」

とおっしゃいました。私ゃどっちかというと止めたんですがねえ。しかしこれだけ目的意識がはっきりされていたら後悔はしはらないと思いました。


久里浜日記5月20日


今日は久里浜養護の校長先生のお話がありました。たいへん興味深い話がありましたが、微妙な話もあり許可をとるのがたいへんそうなので内容を書くことはやめときます。

今日は個人的には一生懸命HyperCardの入門書の勉強をしていました。やっぱり自分で作れなきゃ、と思いますしね。ところがひょんなことから久里浜養護の先生の教室をお尋ねする機会を得たのですが、その先生のMACのHDDの中を覗いて「ドヒャー!!」私が作ろうかな、と思ったようなものがもうほとんどできてる。まあ、それでも自分でできることも大切だから勉強は続けていきますが・・・・

ところで、今日はその後、三崎というところにまぐろを食べに行きました。ここは三浦半島の先端にあたり、すぐ先が城ガ島になります。ここはまぐろの基地らしいです。

1100円のねぎま丼。うーーまかったーーー。

posted by kingstone at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月28日(木曜日)

 おはようございます。

 曇りです。

ラベル:挨拶 天気
posted by kingstone at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする