「嘘つけ。ネタキリやないやろう」
と言われたら、それもほんま。高齢者がベッドから動けなくなる、というのとは少し違います。そこんとこ、できるだけ正確に書いてみたいと思います。
1日中ほぼ布団の中で、布団を頭の上まで引き上げすっぽり中に入って過ごしていました。
考えていたのは、どこにロープをつればいいのかな、あそこにつると強度が弱そうだ、ホームセンターでロープを買って来なきゃ。やっぱり家だとまずいから公園がいいか・・・など延々と考えていました。
ただトイレには行き、また食事は居間でとっていました。
週に何回かある妻の移動は車で運転手として行ってました。
しかし帰りにスーパーに寄るのですが、車から出たくなくて車の中で待っていたりしました。
当時「散歩に行こう。行かなければ」と思っても100m先に行くのがつらかったです。
病院には身体を引きずるようにして行ってました。
もし、外で教師や保護者の顔を見たら、回れ右して逃げてました。
そんな生活の中、時々学校に呼び出されたり、復帰プログラムを受けたり。
で、呼び出された時、人事主事から「あなたのやっていることは諭旨免職になる」
と言われ、まあ、何も言えず。
だから「諭旨免職になるよりは依願退職がいいだろう」というわけです。
それ以降はとんとんと退職の話が決まりました。
自分でも仕方ないし・・・と思ってたし。
しかし「諭旨免職」・・・暴力をふるっても「諭旨免職」にはなかなかならんぞ・・・
で、退職してからも同じような日々を過ごしていました。
いったい何年続いたのだろう。
自分でもよくわかりません。
ところで「職場を休む」と言った私を妻は許してくれました。
しかし、絶対妻が許してくれないことがありました。
それは「パジャマのままでいる」こと。
「朝御飯食べたらまた寝るし」と言っても「朝御飯は着替えて食べる。そのあと服のまま寝たらいい」
今、振り返るとありがたいことだったな、と思います。
ラベル:うつ ネタキリ 引き込もり