私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年04月17日

私ならIEPの目標は短期目標なら1週間、長期目標なら1学期間で考えるという話

 ずいぶん以前ですがTwitterで特に自閉症のお子さんについてのIEPの話だったと思うのですが、長期の目標なら3年くらいを考えるかなあ、短期の目標だったら半年くらいかなあ、みたいな話が出ていてレスをつけたことがあります。元発言を遡ることは私の技術ではできないので、だいたいこんなふう。

「私だったら短期目標なら1週間、長期でも1学期間ですね」

それに対してある保護者の方からこんなレスが

「1週間で何が変わるのですか」

たぶん、上記のような文章だったと思います。実は私には背後にこんな文というか気持ちを想像してしまいました。

「うちの子に1週間で何かできるようにするっちゅうんか!んなことできるわけないやろ。何もわかってないやろ!」

で、すぐに返事を書きました。

「何も変わりません。今できることを組み合わせていくだけ」

「そして変わらなくていい、と思ったら変わることもある不思議。もちろん変わらないままであることもありますが」

その後

「ああ、そういうことは親としても経験しました」

というような話からなごやかなやりとりになりました。(と私が思っているだけ??)

 すごく直感的に反射的に返答しただけなのですが、後から考えてみて大事なことだなあ、と思いました。実はリアルの場でも同じようなやりとりをしたことがあります。結構、「療育」とかに詳しい保護者の方と。やはり私は「1週間でできることを目標に」と言ったらその方が「そんなことできるわけないでしょう」と言われ、その時は私は反論できなかったのです。

 で、上に書いたTwitterでのやりとりの中で自分自身の考えが明確になったような気がします。

 例えば「東京都「個別の教育支援計画の活用」パンフレットについて(IEPとは別もの?)」でも、東京都の特別支援教育について詳しい方が書いたと思われる教師向けのパンフレットに

「支援の目標は1〜3年後『子どもがこうなっていたらいいな』と思える姿を想像して」

と書かれています。私の能力が低いのでしょうか。私には想像できません。私は年間指導計画すら立てられなかった人です。

年間指導計画 号泣

 で、私がIEPとか指導計画と呼んでいるのはこういうものをイメージしています。

某地域の幼稚園のIEP・個別支援計画を作るためのあれこれ(これはいい!)

 これは幼稚園のものですが、文言を変えれば高校まで使うことは可能だと思います。特に私がイメージするのは

個別支援計画(IEP)書式の解説と具体例(大昔のもの)6 書式5 にこにこカード

 正直なところ、別に文章化しなくても過去いろんなところでやられてきていたことだと思います。保護者から「かくかくしかじかの問題が起きている。だから解決したい」とか「かくかくしかじかのことができたらいいな、と思ってるんですが」とか、送り迎えのちょっとした時間に話が出たり、電話でやりとりしたりしたことがらについて「じゃあ、こうやってみましょうか」ってやってみる。

 そんなイメージですね。

 で、それって1年後、3年後なんて大層な話やない。

 例えば、自閉症と関係ないと思われるかもしれませんが、「今いじめを受けてて不登校になりかかっている」というようなことを聞いた時に「では1年後、3年後の姿を頭に浮かべて」ってやってられますか?すぐに何らかの手をうつでしょう。(不登校になってしまっていたら、これはまた別のあの手この手を考えないといけませんが)

 またいじめを受けたり、不登校のお子さんには高率で発達障害のお子さんがいるのは既に常識だと思いますが。(私が思ってるだけ?何のデータも示すことはようしませんが)

 で、その時「いじめられているお子さんを変えよう」としますか?とりあえず今「いじめられている子」にできていることを考え、周囲の環境(周囲の子どもたちの考え方も含む)を変えようとするでしょう。

 で、そうやっていたら結果として「いじめられていた子」が変わることもあります。例えば明るくなった、とか。でもこれは「明るくなったらいじめられなくなるよ」という指導をしたから明るくなったのじゃなく、環境が変わったからですね。

 自閉症のお子さんだって同じことだと思います。

 まあ、1週間を目標にしても、何の成果も無い、ってこともよくあることです。で、結果的には3か月、半年、1年とかで変わっていくこともあります。でも、それを見通して文章に定着させる能力は私には無かったな。

 もちろん思いもしなかったことができるようになったりすることも(たぶん、よく)あります。もちろんすごく嬉しいです。しかしそれはあくまでも「結果として」そうなっただけ。ねらってできるようなもんじゃないと思います。

 もし、1年とか3年とか言うのだったら、「卒業後、社会に出た時にどんな力が必要か」というところは小学校や特別支援学校小学部の先生にも漠然とでもいいから考えておいて欲しいです。そのあたり、その方たちのすごく弱い部分だと思います。(ってか私がそうだっただけ?で、私はいろんな施設に見学に行ったり、就労のことを勉強したりしたわけですが)もっともこれもむつかしくて

「じゃあ、社会にでれば視覚支援なんて無いのだから、視覚支援なんて使わないで学校生活を送ろう」とかいう方向に行かれると困るのですが。(こういう先生や専門家はよくいます。(いました、かな?)「お風呂で体を自分でふく」「戦いと癒し(2)分科会にて

 そうやなあ。たいていの方にとって「メガネもコンタクトも人間の力を損なうから使っちゃだめ」と言われた場面を想像したらいいのじゃないかなあ。「いや、メガネもコンタクトも今あるものじゃないか」という反論に対しては「それは必要と思って作り、使う人がどんどん増えたから社会に広まった」という事実と、「無いと思うなら、あなたが有るようにすればいいじゃん」と伝えたいと思います。

 そうじゃなくて「(見て)わかってできる」「自分で選択できる」「何らかの形で表現できる」ということができないと卒業後困るのですが。そしてそれがあってこそ「人間と人間の間の信頼感」が育ち「人間関係」ができるのです。

 そうやな。メガネやコンタクトをつけて、よく見て判断して、考えて、行動したり表現したりする力をつける、みたいな感じ。

 で、それって「本人を変えよう」と思ってもたいへんむつかしいことだと思うのですよね。メガネやコンタクトなしに視力をよくしろ、みたいな。

 う〜〜ん、ほんま「今できる」ことの組み合わせだと思うなあ。で、「今幸せ」であることが「将来の幸せ」につながる、みたいな。

コカ・コーラ そのままでいいのさ

posted by kingstone at 19:27| Comment(2) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月17日(日曜日)

 おはようございます。

 とてもいい天気です。

 今日はハルヤンネさんはワンステップセミナー横浜ですね。
 すぐに満員御礼になってしまって、秋にもう一回開催することが決まったとのこと。

 さて、私も今日中に「もしも女子高生がドラッカーのマネジメントを読んだら」の読書メモを書かなきゃ。

ラベル:挨拶 天気
posted by kingstone at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | おめめどう・視覚支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする