※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年04月30日

踊る

 私のブログみたいに、自分の経験や考えを延々と述べているブログに対して、ネット上で言われる言葉に「チラ裏」という言葉があります。

 これは「チラシの裏にでも書いておけ」というのの略。

「そんな他人が読みたくもないものは、チラシの裏にでも書いて、自分だけ読んでおけ」

という意味ですね。まあもともと「悪い意味」というか「馬鹿にする意味」です。でも広がってきたので自分の書いたものについて謙遜して言うために「チラ裏ですが」と自分から言う用法もあります。

 まあ、最近は裏に何かを書くことができる片面印刷のチラシってほとんど無いですが。

 なんかJ・K・ローリングは生活保護を受けながら「ハリーポッター」をチラシの裏に書いていたようなイメージがありますが、これは私が作りすぎているイメージかもしれない。

 また、ネット上では、いろいろと自分の体験や考えを書いているブログの書き主に対して「踊っている」とか「踊れ、踊れ」と書くことがあります。これも「悪い意味」というか「馬鹿にする意味」ですね。

 でも・・・私、ネタキリの状態からTwitterやブログを書き始め、少しずつ元気になり、散歩にも行けるようになった時、散歩の途中はずっとTwitterやブログに書く文が頭に次々と浮かんで来ました。そしてその時、文とともに私が音楽に合わせて踊っているというか舞っている画像がずっと頭の中で動いていました。そしてそれがとても気持ちいい。

 確かに踊っているのだなあ、と思います。

 現実の私は

上間綾乃ライブ

みたいに音楽に合わせて踊るなんてできないやつなんですけどね。


 どうでもいい話ですけど、Wikipediaのハリーポッターのところから

 ハリーポッターの第一作「賢者の石」の題名の「賢者」について。英国では"philosopher"という単語で「魔法使い」(錬金術師)というニュアンス アメリカでは"philosopher"だと読者は「哲学者」を連想し「魔法使い」につながることがほとんどないので出版社からの強い意向で『賢者の石』は"the Sorcerer's Stone"になった。
posted by kingstone at 15:50| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中間管理職育成講座初級編 第16回,第17回最終講

 これは1996年(15年前)に書かれた文です。

マチート 中間管理職育成講座16


Gさんへ

いつでも,どんなコメントでもつけてくださいね.静かな聴講は居心地悪いです.ただ,私の話しは「下手=難しい」と評判がたっており,質問がなかなか出ないのです.一説には,人望が無いため人が近寄らない(FEDHANで広岡達郎化している?)という噂も出ております.さてさて,講座13へのコメントありがとうございます.中間管理職育成講座という性格上,個人の資質には立ち入らず,職場の仕組みや業務体制,研修・教育システムに話題を収縮しますので,こんな流れになってしまいました.時間の使い方については,次回の講座から具体的に触れたいと考えております.

□ 誤りの訂正

本講座は,骨子だけを決めて,後は自由奔放(勢いだけ)にしゃべりまくっているわけですから,けっこうミスがあります.特に,前回の講座のミスは大きかった大きかった.掃除時間のトラブルを扱っている事例なのに,日課の洗い出しに「掃除」が入っていません.

7) 掃除

を付け加えさせてください.結果的に,掃除という日課は,特定の場所を設定するわけにはいきませんから,教室のレイアウト決定には影響のないものですね.

□ 個人的に好みの教室レイアウト

廊 下
+======+= +--------------------------------------+======+ +=
| +---+ +----+■+----++----+ □□□□ +---+|
| ○|事 | | |■| || | 教材棚 |事 ||
| |務 | +----+■+----++----+ ○|務 ||
|| +---+ ○ ■ ○ ○ +---+ +---+|
|| ■ ○| | |
||黒 (2) +---+ |
|| □□□□ |
||板 +---+---+ |
|| ○| | |○ |
|| +---+---+ |□□□□ +--------□■■ |
| ○| | |○ | □ |
| +---+---+ | □ (4) |
|○○ | (6) □ |
| ○ (1) | □ シンク ■ |
|○ ○ |□□□ □ (5) ■ |
+------------------------------------------------------====== +-+
ベ ラ ン ダ

結局,スペース的にこれくらいがベストに近いのではないでしょうか.

まず,いくら人数が少ないからといって,教室内で毎日体操を行うのは止めにしたいですね.学級マネージメントの視点(余計な用具でスペースが食われる,動き回る空間と動かない空間は一番明確に区別しなくちゃ) からも, 統合化(何から何まで特学自己完結は良くない)からも問題しか出てきません.外,体育館,空き教室,代替地の候補はいくらでもありますしね.

次に,1対1の活動と集団の活動の場の区別です.(1)が集団,(2)が個別です.ヒロシくんは,個別の時間は好みのようですから,出入口のそばでかまいません.

そしてもっとも大切な,自由時間に過ごす場所の設定です.(6) は,出入口から遠い場所にしました.ここに一人ひとりの好きな休憩用具を集めておけば,どんな多動な子でも,1週間でその中で過ごすことを覚えます(最初は少々強引に規制をかける必要があるかもね).学級マネージメントとしての物理的構造化の成否は,この区画の工夫にかかっているといっても過言ではありません.

最後に,先生の事務机を置く場所です.2つの出入口があるのですから,その前に構えるしかありませんね.ヒロシくんの教室と比較してください.エライ違いでしょ.でも,さほど独創的ではありません.「自閉症療育ハンドブック」「自閉症のトータルケア」の2つのテキストの解説に準じただけですもの.

□ 次回へ向けて

先日,山間の児童数4人の分校がテレビで紹介されていました.その学校では,高学年1クラス,低学年1クラス(うまい具合に2人ずつ別れていた)で運営されていました.笑ってしまったのは,たった2つの児童机が黒板に向けられ,先生がその前の教壇に立って(黒板を背にして)授業をしていたことです.子どもは学年が違うので,カリキュラムがまったく別なのですよ.業務・工程分析から物理的レイアウトを考えるというマネージメントの基本はどうなっているのでしょう.これは,まさに中間管理職の責任です.笑えない方,さっそく業務・工程分析を開始いたしましょう.

次回は,マネージメントのもうひとつの柱,個別スケジュールの宿題発表です.


マチート TEACCHとロバースなどなど



Hさんへ

「戦略と戦術の違い」 とは簡潔ですね.TEACCHと行動療法(応用行動分析) の比較だとだと確かにそうですね.でも,TEACCHとロバタリアンだと, ずれる部分も多いですが,戦略同士で比較可能なのかも知れません.問題は, ロバースが,自分たちの実践成果を「ロバース療法」ではなく,「行動療法」のせいに(?)しているためなのかもね.

Iさんへ

私の「問題行動の対処法マニュアル」 は,行動療法の亜流でしょう.きっと.
マニュアルを最初に作ったときは,

1) 行動療法の問題行動対処法の手法を専門用語を使わずに解説する
2) 結果事象の操作ではなく先行事象の操作に力を注ぐ

以上の課題を自分に課して書き始めたわけです. さらに,最新バージョン(最近バージョンアップしてない)は,

3) 「見えない病」に出てくる行動療法家がカッコイイ(模造紙療法?)
4) オニールの本の出来が非常に良かった(パクってみたい)
5) 問題行動の対処に関する勉強会の資料を作らなくてはならなかった
6) 行動療法の枠組みの一番端っこに立ってどんな文章が書けるか楽しんだ

こんないかがわしい(自分では実用的には非常に役立つと思っていますが) 代物をエッセンスなんて誉めてくれるのは, Iさんとあと数人しかいません.

ちなみに, 連載中の中間管理職育成講座は,マニュアルのバージョンアップの準備段階として, 行動療法の枠の外で(TEACCHの枠とも違うでしょ)遊んでいます.

Jさんへ

文献を調べてIさんの宿題に答えようと思っていたところに, すばらしいレスを入れていただいたので, 私はパスします.たった1年なのですが,心理療法の世界と離れると, なんかずいぶん昔のことのように思えてしまうのは不思議不思議.

Dさんへ

Kさんに,勝手にTEACCH推進派とレッテルを貼られてしまったので(そんなつもりはないのに),TEACCHの素晴らしいところを付け加えましょう. TEACCHの素晴らしいところは,自閉症の子どもや成人に対する州レベル(教育も福祉も) の効果的な事業を,行政に提案し予算とシステムリーダーの座を勝ち得たことですね. どんなプレゼンンテーションをしたのだろうか? 行動療法は,「物事の捕らえかた」(Jさんのパクリ)に過ぎませんから,行政を納得させる(税金を使わせてもらえる)仕組みを企画するには,何の役にもたちません.

Dさん. 先ほど本屋さんですごいものを見つけてしまいました.正確な名前は忘れてしまいましたが,1,000程のホームページをミシュラン方式で採点する雑誌の「Education」部門で天狼さんのホームページが紹介されていました.それも,めでたく☆5つです.寸評も,誉める誉める.スゴイ!

Lさんへ

府中のセミナーお待ちしていたのに, 残念でしたね.さて,TEACCHのホームページの紹介ありがとうございます. 先日,久々自宅のおんぼろマシンで覗きに行きました. すでに255番でした.もしかして,230番以降はほとんど日本人だったりして(クニさんのところからひとっとび出来ますものね).それから, 私のつたない文章をホームページに紹介していただきありがとうございます. 先日,普通の会社に勤めた大学時代の友人から,

「おまえの文章がインターネットにあるぞ」

と電話で言われて,あわててのぞきに行きました.ついでに, FEDHAN活躍のみなさまのホームページもちょっとのぞきましたが,本当に楽しそうですね.しばらく,いかに我慢するかでうなされそうです.


マチート 中間管理職育成講座17


□ おさらい

この講座は, レベル1の職場でトラブルを解決するために,「見方」をいかに共通化するかについて, 説明しているところです.そして,現在,トラブルの内容を伝達するために用いられた「キーワード」 が,実態を反映しないだけでなく, 解決の妨害にすらなることを架空のヒロシくんの事例を用いて解説しております.

ヒロシくんの事例では, 担任が「子どもを変化させる」,特に「言語能力の発達」 に強い関心・興味をもっているため,トラブルを多方面からバランスよく分析できなくなっています. 中間管理職であるあなたは,バランスを取り戻すための何らかの仕組みを考えなくてはなりません. 現在,この仕組み作りの準備段階として,あなた自身でトラブルを整理しているのです.

まず, 気になったのは教室マネージメントの手法です. 「物理的構造化」 と「個別スケジュール」 の基本がヒロシくんの教室には皆無です.「物理的構造化」に関しては,前回の講座で絵を描きました.

Aさんへ

小規模校の事情を解説していただきありがとうございます. 学年が違っても同一カリキュラムがあるのですか. でも,たったふたりの生徒に対して,先生が立って大きな声で授業はしなくてもいいですよね. 集団授業用に,机3つの島を作り, 小さなホワイトボードやノートを使っての授業の方が自然な気がします.

業務・工程分析に関しては, 一般用語だと思って軽い気持ちで書きました.正確な定義は, 今度図書館に行く機会があったら見つけてきますね.製造やサービスなどの事業所では, ある仕事をいろんな要素単位に分析し,効率的な物理レイアウトや作業の流れを作ります. マクドナルドのシステムなんて,この業務・工程分析の一つの成果ですよね. また,多くの工場では,業務内容の変化やリストラの進行に伴い,組織図や部門がしょっちゅう変更されます.これも,業務・工程分析の成果(? )でしょうか.課題分析に似ているが(というより課題分析が真似たのだが),スケールがでかいのと,組織・コスト・設備・効率・安全などいろんな分析の視点があるのが差でしょうか.私の宿題です.

□ みんな考える余裕があるかな?

さて, 皆さん考えてみてください.講座13と14(この間にタイトルが短くなってしまった)で,ヒロシくんが給食からトラブル発生までの間にどのように過ごしているかを紹介しました. この時間の過ごし方は,教室マネージメントの手法の基本「個別スケジュール」から大きく外れたものです.全体のスケジュールではなく, ヒロシくんのための個別化されたスケジュールを事前に組んでおく必要があります.あなたならどのようなスケジュールを組みますか?

□ おまけ

ちょっと, 字数が余ったので,基礎的データを紹介します.友人がわざわざ作ってくれた. テーマは,「知的障害者は全国で何人いる?」「どんな生活をしているの?」 細かいところは,あまりに不正確ですが,概略として参考になると思います.

【平成2年9月厚生省基礎調査・平成5年労働省雇用実態調査などから】

全国知的障害者総数
385,100人
| 児童数
+------+-- 115,100人(29.9%)
|
| 成人数
+-- 254,400人(66.0%)
| | 入所施設
| +---------+-- 86,400人(33%)
| |
| (年齢不明) | 地域生活
+-- 15,600人 +-- 168,000人(69%)
| | グループホーム(H6年1,364個所)
| +---------+-- 6,000人(推定)
| |
| | 自宅
| +-- 162,000人
|
| 通所施設(在宅含む)
+---+-- 108,000人
|
| 企業就労
+-- 60,000人
| 29人未満の企業
+----+-- 30,000人(就労者の50%)
|
/ 中間省略
|
| 1,000人以上の企業
+-- 600人(就労者の1%)

posted by kingstone at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

久里浜日記1993年 5月24日〜26日

久里浜日記5月24日

いつものことですが、文責はKING STONEにあります。

今日は福祉システム研究会代表の太田茂さんの講義がありました。

コンピュータの特徴は情報の電子化ができること。例えばパソコン通信の世界では盲・聾・肢体不自由・健常(!?)な人が入り混じって、しかもお互いの障害など知らずにつきあっている。こういうことが比較的簡単にできる。
(kingstone注・そしてこれはもうすでに私と私の仲間たちは1988年からやっていたことです。それから当時「健常」の範囲に入っていた多くの発達障害の方がいらしたことも間違いない)

テレビというのは受け身になりやすい。しかしパソコンだと、こちらが働きかけたことによって何かを返してくれる自律的な道具としての使用が考えられる。

またエレクトリックイコライザー(電子等価器)としての使用ができる。つまり何等かのハンデを持った人がそのハンデを埋めて活動していくことを助ける道具となれる。

なんて、お話がありました。そしてその後は欧米での機器の紹介がありました。アメリカでは連邦の役所には必ず聾唖の人のためにTDDというディスプレイつき音響カプラつキーボードつき電話といったものがある、なんて話がありました。現在では各電話局に一台(もちろんオペレータつき)はあるそうです。

後、ULACS−K(ウルトラ・ローカル・エリア・カンバセーション・システム)という通信機能つきのワープロやパソコンを10台くらいつないでRT(チャット)ごっこができる機械の紹介もありました。ありゃあ、面白そうだ。

午後は短期研修員の研究協議。それぞれの学校でやってることを発表しあいました。大森さんは「何故パソコンを使うか」について大演説を行い松本先生をして「俺の言うことがなくなった」と言わしめました。

私はその後、一人で横浜まで電子部品の買い出し。YOSSYさんの「石川町の部品屋さん」というのだけを頼りに買い出しへ。ちょっとうろうろしてしまいましたが、なんとかたどりつきました。しかし大森大先生がいないので、もう不安、不安。電灯を光らせるおもちゃ作りのために、100Vから5Vを取り出すものが大先生の話では「2〜300円であるよ」という話だったのに3000円。おかしいなあ、と思いながら買って帰りました。そしたら大先生

「ははは、これはすごい。これならパソコンでも動かせますよ。COCOMにひっかかるくらい高機能です」

と笑われてしまった(アセ)ま、これもひとつの自立への道ですな。

で、その後夜はまたみんなと飲みながら(私はウーロン茶ね)情報交換。うーーん、パンクしそう。

久里浜日記5月25日

いつものことながら、文責はあくまでもKING STONEにあります。

今日は茨城大学助教授の佐々木忠之先生の講義と制作実習がありました。

今までのCAIの問題点。

・ 今のCAI(KING STONE・・・ドリル形式などのコースウエアのことかな?)は生徒を個別に切離すようなものが多いのではないか。
・ やる気のない子はとり残される。
・ やる気のある子はパターンに当てはめられる。
・ 選択肢がたくさんある問題が重要ではないか。
・ 教師のある部分を代行ずるのではなく、教師の使う絵カードの代行としてとか、あくまでも教師の使う道具としての重要性があのではないか。
・ 現場の先生がソフトを作ればいいんじゃないか、という意見もあるが、それはどだい無理な話である。それよりもいくつかの定型化されたツールがあり、簡単に絵カードの代わりの物が作れたり、ということが大事ではないか。そして「こんなツールがあったらいいのにな」というはなしなった時に、ソフトの専門家が(ソフトの1から10までを作るではなく)ツールを作ればいいのではないか。
(kingstone。これは2つの方向があります。オーサリングツールと言って、音や画像や動きをまとめ外面は別のソフトに見える、ひとまとまりのソフトを作るもの。昔だとHyperCard。今だとフラッシュなんかがそうなるのかな。もうひとつは外面が同じで、中身の音や画像や動きをまとめる。例えばパワーポイントとかもだろうし、あのね♪、DropTalk、Voice4uなんかも全部そっちに入れていいんじゃないかな。)

・ 例えば、そのような絵カードの代わりをしてくれるようなものを実際に使ってもらったところ、現場の教師から「この教材で取り残される子が出る」という話が出たことがある。さてでは今までの絵カードでは取り残されていなかったのか?実は教材作りが楽になってそこまで目がいくようになった、というところもあるのではないか。
(kingstone。よくありますね。文句を言うのだけ一人前。じゃあ自分でどう改善することに貢献できるのか、と問うと「いやそれは私のすること、できることじゃないし」みたいな。作った人に直接声を届けるだけでも随分違うのに)


(KING STONE・・・佐々木先生は近くの養護学校に行ってその学校の先生たちに実際に子どもたちに対していろんな教材を使ってもらっている、ということです。それだけに実践を通したわかりやすいお話でした。ただいわゆる今までのCAI教材でも「役に立つ子どももいる」というのは押さえておく必要があるのではないか、と思って意見を言わせていただきました。私以外の者からもいろんな意見が出ましたが、そのような意見をきちんと聞いていただける、相互交流的な楽しい時間を過ごさせていただきました。)

午後は「98のプリンタコネクタからの出力でスイッチをオンオフするボックス」といったものを作りました。8個のスイッチがあるので全部で256通りのことがソフトで制御できるというものです。こいつはすごい。しかし・・・・こいつはソフトを作らなきゃなんないのよね。今回は取り合えずN88BASICで作ってます。私は

「BASICの勉強が足りないからちゃんと自習しておきなさい」

ということになってしまいました。そいつがいやでMACに行ったんだけどな・・・・。ま、これをいいチャンスに勉強しますです・・・・。

PS.大森さんが風邪をひいたみたい。こういう環境だとやばいよねえ。大丈夫かな。


久里浜日記5月26日

 今日は久里浜養護の見学をしました。

午後からはHyperTalk(HyperCardはプログラミングなしでも使えますが、このHyperTalkを使うとより自由度が増す)の勉強。なかなか進みません。今日はHyperCardから嫁さんと息子の写真を呼び出して来る、というのをやりました。これは友達の写真を出したり、お母さんや先生の写真を呼び出したりするのに使えます。しかし形を整えるのがうまくいかない。なかなか道は遠いみたいです。

そいでもって夜はBASIC講座。今日は図形を描いたり、SAVEやLORDをするところまでやりました。ふーーなかなか大変だあ。




posted by kingstone at 07:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

4月30日(土曜日)

 おはようございます。

 曇りです。

ラベル:挨拶 天気
posted by kingstone at 06:43| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月29日

アメイジング・グレイスを観て思ったこと 人権より儲かること

 映画「アメイジング・グレイス」を観てつらつら思ったこと。

 パンフレットを読んでたら、近藤和彦さん(東京大学教授・イギリス史)の文で

「イギリス国内では奴隷制度は存在しなかった」
「映画の最初のほうで腐った貴族が、賭け金として黒人使用人を家畜のように売りつけようとして、その場の全員を驚かせる場面があるが、そうしたことは許しがたいスキャンダルだと考える文化が、すでに存在したのである」

と書かれています。ふむ。つまりたいがいの人は「いけないことだ」と思っている。でも「奴隷貿易で儲けている」人がいるし、それを禁じる法律も作れない。

 また石橋秀雄さん(牧師)はアメイジング・グレイスの歌詞について、作詞者の元奴隷貿易船船長で牧師のジョン・ニュートンが

「見えなかった私が今は見える」

と書いたことについて

「見えないというのは悲しいことだ。見えないことで人間は残忍になれる」

と書いてはります。

 で、ウィルバーフォースは「人道的見地から」奴隷貿易廃止法を訴えるわけだけれども長年うまくいかない。最後、「フランスの植民地への奴隷貿易を助けたり、参加したりすること(またその船を保護すること)」を禁じた法律を出し、(と言うかウィルバーフォースが出したのでは反対されるから「誰も疑わない退屈な議員」に出させた)それが通過することによって回りまわって奴隷貿易を廃止することに成功します。

 これねえ・・・例えば自閉症の人の人権って大切。でも人権で訴えても動かない人はたくさんいると思うんだよね。

 だから、「威嚇と暴力を使う人」は降給・降格。で「適切な方法で関わる人」は昇給・昇格。また「適切な方法で関わる人」は儲かる。そんな仕組みを作らないといけないんじゃないかなあ、と思うんだよな。

 まあ「フランスの植民地云々」は他の国の足を引っ張ろうというやつで「ちょっと歪んだ愛国心」に訴えたもので、儲かる・損するの軸ではないのかもしれませんが。

 う〜〜ん、ちょっと違うかな。

 でも「威嚇と暴力」を使う人のほうが学校の秩序を維持しているように見えて昇給・昇格できる、と勘違いさせた面はあると思うな。で、人権よりそっちの方が大切と思っていた、というか人権ってものはわからなかったと思うし、言ってもわからないと思うんだよね。

 う〜〜む。




posted by kingstone at 23:18| Comment(4) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする