【生放送】若者のこころの病−実は身近な“統合失調症”−
教育テレビ 2月26日(土)午後8時〜9時59分
【再放送】3月5日(土)午後2時〜3時59分(※九州ブロックでの放送はありません) 「今」の状況をいろいろ教えてくれました。
まず、オタクとして。
途中で、どっかで、統合失調症の人の(流れとしてはそういうことだと思う)「認知機能を上げるため」のパソコンゲームというのが出てきました。昔のテニスゲームをもっと簡単にしたようなの。まあ、これはそんなもんかな、という感じ。次に出てきた、「記憶力を回復させるため」のソフトというのが・・・何種類かの自動車の絵が出てきて、それを覚える、というものだと思うのですが、昔、ゲーム雑誌とかパソコン雑誌に載っていたBASICのプログラムを打ち込んで作ったような絵。う〜〜ん、しょぼい。まあ、絵のしょぼさと効果は関係ないと思いますが。と言うか簡単な絵の方がいい場合もある。でも、あれは「わざとした」わけでなく技術的な問題のような気がするなあ。
たぶん、今、ボランティアでプログラマーさんやSEさんを募っても、すぐいい質のもんができるんじゃなかろうか。
あと、あのゲーム、大事なことは「わかってできる」(認知できる。操作できる)っていう点が大事なんじゃないかなあ、という気はしました。
中で紹介されていたネットラジオ局。
こころらじお 支援しているというか、生活している、というか、いろんな団体。
べてるの家。 生中継で、たくさんの人が集会スペース(?経営してる喫茶店という感じ)に集まってはりました。すごく笑い声がよく起こっていた。それはもちろん「笑わなきゃなんない」というものではなく、「そのままでいい」をやっているうちに笑いが起こるようになったものだと思います。
先日、紹介した「
つながりの作法」にもべてるの家は出てきます。
ユースメンタルサポートColor 居場所作りとかやってはるみたい。あとスタッフが訪ねて行ったり。別に「統合失調症」の人対象ということでなく、様々な困難を持つ人をサポートしてるみたい。ソーシャルワーカーの田尾有樹子さんが代表。
ACT-K 京都の精神科医高木俊介さんが代表でやってはるのかな。医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士、臨床心理士。薬剤師・・・などの人たちが協力して精神科訪問看護をやっている、というか画面ではガイドヘルプと言っていい活動をやってはりました。あと歌が好きな人の家で、じゃあってことでギターを弾いてあげて統合失調症の人が歌ったり。
障害者就職サポートセンター ビルド ここの支援でニトリで働いている人が出て来ました。最初の場面、上司が丁寧な口調だけど、猛烈なスピードで指示というか説明しているところが出てきたけど、ひえええ、あれは私には理解できんなあ。あれが理解できるってすごいなあ・・・
この方が、最近一人暮らしを始めたのだけど、「一人暮らしを始めて自分をコントロールする力ができてきた」と言ってはるのが、なるほどな、でした。「自分でコントロールできるようになったから一人暮らしを始めた」では無いのですよね。もちろんそれまでのなんやかんやの治療や支援があってのことでしょうが。
あと、どこかのクリニックのデイケア。
ここは「恋愛を勧めている」というのにびっくり。で、そこで出会った人がつい先日結婚しはったそう。だいたい「公的なサポート機関」って恋愛を「禁止」にしてるところも多いし、中には「外で会うのも禁止」なんてとこもある。これは、何か「問題」が起こった時にそのサポート機関の責任にされないように、という配慮だと考えられます。でも、もともと人生ってのは「問題の塊」なんですよね。次から次に問題が起こって当たり前。で、それでいいんだ、と思います。それが起こるのを恐れて禁止だ、っていう神経がわからない。ただ、まあ「勧める」かっていうと、そりゃなんとも、なんですけど。何ていうか、恋愛とか、結婚とか、っていうのも「めでたし、めでたし」で終わるよりもいろんな問題や破綻があって当たり前なんだから、「勧め」なくったって起こったら起こったでしょうがない、ってかそんなふうに思っていますが。
途中で出て来た青木医師と司会者さんの話で、統合失調症って、いわゆる青春の悩みのひとつと区別がつきにくくって、どのタイミングで受診したらいいかわかりにくいという話の中で青木さんが
「眠れない」
「ごはんがおいしくない(食べられない)」
となった時、とおっしゃっていたのは、なるほどな、でした。
それからいろいろな話が出た中で司会者さんが
「暮らしの主人公」
「本人が楽しく暮らせる医療」
という言葉を言ってはったのが印象に残りました。
またラストではべてるの家の人たちが「ニーバーの祈り」を少し変えた歌を歌ってはりました。「ニーバーの祈り」は
コカ・コーラ そのままでいいのさにも引用してます。
しかし、私は出てきたサポート機関とかの運営・財政に非常に興味があります。まあ、でもやり始めた人ってのは、財政とか運営とか考えるよりも先に、やむにやまれず始めたのだとは思いますが。
posted by kingstone at 23:18|
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