※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年12月01日

私たちの権利

ふたつめの「月がまわってくる」〜自閉症・発達障害支援会社社長のブログ〜から

私たちの権利

のまる写し



 ここでいう「権利」とは、社会一般でいう法律的な権利ではありません。

 もっと人間として基本的なこと、当然なこと、にもかかわらず、障がい者にとっては大切にされてこなかったことがらです。

 ILP(自立生活プログラム)で、みんなで考え合う素材のひとつとなると思い、ここに紹介しました。

@自分のやりたいことをはっきりいって、それを優先する権利

  いままでは−お母さんや介助者の顔色を見て、自分のやりたいことをひっこめてしまう。


A自分のやりたいことを人を使ってやり、それを自分でしたことにする権利

  いままでは−迷惑をかけてはいけないと思って人にたのめない。


B能力のある平等な人間として尊重される権利
 
  いままでは−障害があると自分の能力が低いもののように思ってしまう。

C危険をおかす権利

  いままでは-お母さんや介助者に付き添われ、まもられていた。


Dまちがえる権利

  いままでは−まちがえるのはばかなことだと思い、だから自分は能力が低いと思ってしまう。


E自分だけの考えをもつ権利

  いままでは−先生や親にいわれるままになっていた。賛成してもらえないと、自分の考えがおかしいと思ってしまう。


F思うとおり「はい」「いいえ」をいう権利

  いままでは−人に気を使って自分の気持ちがいえない。

G気持ちをかえる権利

  いままでは−いちど言ったことを取り消すとなにか言われると思い、取り消すことができない。


H「わかりません」「できません」という権利

  いままでは−「わからない」「できない」というのは、能力がないことをいってしまうようなことだと思ってしまう。


I楽をする権利、からだを気持ちよくする権利

  いままでは−疲れることやしんどいことでも、がんばらなくてはと、やってしまう。



 私たちの権利は、もっともっといっぱいあります。ILPのなかで、自分にとってだいじな権利、必要な権利を、みんなで書き出してみましょう。



 これは全国自立生活センター協議会というところのニュースレターかなんかに載ってたそうです。

posted by kingstone at 21:25| Comment(6) | TrackBack(0) | おめめどう・視覚支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「変わる」「変える」「そのままでいい」

 古い応用行動分析学の初心者向け入門書「子どもは変わる」東正著1985年4月版に、こんなフレーズがあります。

 わたしたちは、子どもの行動の変容をとりあげるとき、それだけに視点を限定する傾向があります。こどもがよくなった、そのことだけに目をうばわれてしまいます。実はもっとたいせつなことがあります。

 子どもが変われば、お母さんが変わります。
 子どもが変われば、先生も変わります。そして、
 お母さんが変われば、子どもが変わります。
 先生が変われば、子どもも変わります。 

 変化するのは子どもだけではありません。お母さんも、先生も、子どもとおたがいに関係し合いながら変化していくのです。


 やっぱり「古い」から「お母さん」だけが出てくるのかな。

 私としては「子どもが変われば」を一番に持って来るところに若干の異論はあります。でも大事な言葉だと思います。私はもと教師だから

 教師が変わる→子どもが変わる→親御さんが変わる

の順番だと思っています。

 でも「変わる」のをねらうというのもあるかもしれませんが、「そのままでいい」というのもほんま。で「そのままでいい」と思うといろんなことが「変わっていく」

 いきなりですが、コカ・コーラのCM。歌は上田正樹。「そのままでいいのさ」




 こんなのもありますね。


THE SERENITY PRAYER

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

                 Reinhold Niebuhr



ニーバーの祈り

神よ、

変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

         ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)



posted by kingstone at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヤバイ経済学 スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー著

 図書館で借りて来ました。

ヤバい経済学 [増補改訂版]/スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

¥2,100
Amazon.co.jp

「Freakonomics」の訳

スティーヴン・D・レヴィットはシカゴ大学の経済学者

スティーヴン・J・ダブナーはジャーナリスト

ブログは

http://freakonomics.blogs.nytimes.com/

 めっちゃ面白かったです。今日中に返さなければならないので走り書き。

 レヴィットはインセンティブで何事も考えようとしてはる。これは「行動すると得られるもの」と考えればいいのかな。金銭的インセンティブもあれば社会的インセンティブ・道徳的インセンティブなんてものもある。

 この本は、もともとはレヴィットが書いた論文を元に一般にわかりやすく書いた本、と考えたらいいのかな。

 時間が無いので、引用抜きですっとばします。不正確な点が多々あるかも


 保育園への親のお迎えが遅れるのを何とかしたいと経済学者が相談を受け、イスラエルの10か所の保育園で実験してみた。
 まず、初めの4週間、何もせずにデータを取っただけ。
 1つの園、週あたり8件の遅刻。
 次に10分以上遅れた場合、3ドルの罰金を課してみた。
 週あたり20件に増えた。
 
 これはわかるなあ。1回300円で延長保育します、と言われたら利用する人はたくさんいるだろうから。

「それじゃあ罰金が3ドルではなく100ドルだったら?たぶん遅れてくる親はいなくなるだろうが、代わりに大変な恨みを買うことになるだろう(インセンティブにはもともとトレードオフがつきもので、両極端のバランスをうまくとるのが大事である)。」

「しかし保育園の罰金制度にはもう一つ大きな問題があった。道徳的インセンティブを経済的インセンティブに置き換えてしまったのだ。(中略)調査の17週目になって経済学者が罰金をやめても遅れる親は減らなかった。遅れて来た人たちは、罰金を払わされることもなく、そのうえ罪の意識も無くなった。」


 アメリカで一夜にして子どもが700万人も消えた。

 1987年、4月15日に税務署が扶養控除にそれまで名前だけで良かったのに子どもの社会保障番号を書かなければならないようにした。700万人が消えた。(それまで明らかにペットの名前で扶養控除申請をしていた人なんかもいた)

 やっぱり、基礎番号というか国民総背番号制というのか必要なのかも。ホリエモンも、そうすれば徴税コストが劇的に下がるって言ってるな。


 学校の先生のインチキ。

 2002年にブッシュ大統領が署名した「一人も落ちこぼれさせない法(No Child Left Behind)」これは一発勝負のテストを義務化したもの。

 シカゴ教育委員会は1996年から一発勝負テストを導入し、その出来によって学校の観察処分・学校閉鎖・職員のクビなどをした。カリフォルニアは点の良かった先生に2万5千ドルのボーナスを出した。

 で、レヴィットは教育委員会の要請で試験結果からインチキをしている先生をあぶりだすアルゴリズムを考え出し、実際にクビになる先生も出た。

 カリフォルニアもすぐにボーナスをやめた。

 

 大相撲の八百長。

 この本が出版された時に、思った以上に日本からの反響が無かったとか。・・・みんな知ってるけど、言っちゃいけないこと・・・だからかな。

 レヴィットは相撲雑誌の公的なデータから7勝7敗の力士の異様に高い勝率(8割)を出します。ここまではよく知ってましたが、その他に、その8勝した力士が次に相手の力士と対戦した時の低い勝率その他その他を出して証明していきます。

 以下の事件は完璧に記憶から抜けていた。

相撲の八百長疑惑を取材しているときに同じ病院で急死したジャーナリストが二人い...

 相撲の八百長を告発していた菅孝之進氏(元関脇高鉄山、前大鳴戸親方)と橋本成一郎氏が書籍の出版直前、同じ日(96年4月14日)に同病院で同じ病気により二人とも死亡してしまったという事件がありましたね。
 ちなみに、元大鳴戸親方は午前4時45分。橋本氏は午後7時48分に死亡しています。
 病院は愛知県豊明市の藤田衛生大病院です。
 死因は重症肺炎及び心不全 とされています。
 また、週刊ポスト誌上で大相撲の八百長、脱税疑惑などの暴露記事を連載中。
 記事内で証言者として登場していたのが、橋本成一郎氏(北の富士の後援会副会長だった)
 どう考えても・・・口封じですよね・・・。


 
 KKK団がいかにして力を失っていったか。

 徹底的に内部の情報を外部に出した(つまり情報を公開)ライターがいたからだそうです。ただし、このライター、他人が入り込んで得た情報も、自分が入り込んで得たみたいに書いてたそうで、そこんとこが残念がられてます。


 売人がママと暮らしているのは?

 クラックなど麻薬の売人ですね。要するに収入が低いから。


 スディール・ヴェンカテッシュ

 インドで生まれたと書かれていますが、インド系つまり非白人ということでしょう。1989年にシカゴ大学の社会学博士課程に進み、クリップボードと選択式の質問70個のアンケートを持って、シカゴで一番貧しい黒人の住む界隈へ、実地調査に出されます。アンケートの最初の質問

ご自分が黒人で貧しいことについて、どう感じていますか?
a.とても悪い
b.悪い
c.良くも悪くもない
d.いくらか良い
e.とても良い

 いや〜〜、これを一読「相手が怒り出す」「下手すりゃ殺される」と思いましたが、ヴェンカテッシュは思わなかったんだろうか?で、彼は行き、まじめに聞きます。

 実際、ギャング集団に囲まれ殺される危険もあったのですが、親玉が出てきたりし、質問から24時間後に彼は解放されます。彼は質問事項にこれを書き加えるべきだと後で語ったとか。

f.ファックユー

 解放されてから数時間後、彼は戻り親玉に提案し6年間そこで研究(?)を続けます。

 で金庫番から会計データをもらったりして、それが後の論文になっていきます。

 まあ、実際、質問紙法でわかることはそう無いわなあ。もちろん研究には「入り込んで見た」ことだけでなく、会計データがおおいに役に立ったのだからデータが大事じゃない、ということでは無いのですが。

 映画「DisLocation」



 中絶が犯罪を減らす。

 ルーマニアの独裁者チャウシェスクは1966年に中絶を禁止した。例外は4人以上子どものいる女性と、共産党の高い地位にいる女性。同時に避妊や性教育も全部禁止された。担当する政府の役人は皮肉をこめて生理警察と呼ばれ、定期的に女性の職場を巡回し妊娠検査を実施した。女性が何度も妊娠しないでいると、高い「禁欲税」を払わされた。

 中絶が禁止されてから生まれた世代をその前の世代と比較すると、学校の成績は悪く、仕事で成功することもなく、犯罪者になる可能性はずっと高くなっていた。

 チャウシェスクが斬殺されたのにはこの若者たちの手によるところが大きい。

 アメリカでは1990年まで犯罪は激増していくように思えた。これはクラックブームのせいもある。(Crack epidemic )アメリカでクラック・コカインの使用率が急激に高まった 1984年〜 1990年までの6年間のことである。

 専門家たちは「血の海」になると言ったがそうはならなかった。

 ひとつにはクラックの値下がりによりギャングの儲けが少なくなり、抗争するインセンティブが減ったこと。

 あと統計を見てみると1973年1月17日の「ロー対ウェイド」裁判に対する連邦最高裁判決が出て中絶の合法化が一気に全国に広がったのが大きい。これをレヴィットはそれ以前に合法だった州の統計結果、それ以後の全国の統計結果を示して証明していきます。

 確かにこの判決の結果、中絶をしようと思うのは「結婚していない」「ティーンエージャー」「貧しい」あるいは3つ全部の女性であり、もしその子が生まれてきていたら犯罪を犯す確率は高くなるでしょう。私の周囲(日本)でもそういう例はあまり幸福な結果にはなっていないような気がします。

 でも、これは・・・「中絶を認めさせよう派」からも「中絶禁止派」からも非難囂々な意見だろうな。そして実際そうであったらしいです。

 でも「いやだけれども本当のこと」なんだろうな。で、大事なのはそこをきちんと確認しつつどう行動するか、なのだろうと思います。

 あと、犯罪の減少と相関のあった条件は2つ。

 警官の増加。

 起訴され罰せられること(これは警官の増加とも関連するでしょうね)

 で、ニューヨークのジュリアーノ市長の「割れ窓理論」は有名ですが、実は犯罪が減ったのは「割れ窓理論」の効果では無く、それ以前の市長が警官を増員していた効果であるらしいです。



 子育て

 銃とプールの危険性

 親が子どもに、銃のある家に遊びに行っちゃいけないと言い、プールのある家に遊びに行っていい、ということはよくありそうですが、実際の死亡率はプールは銃の100倍!!しかし銃はニュースになり、プールはニュースにならない。

 リスク・コミュニケーションズ・コンサルタントのピーター・サンドマンの言葉
「本質的な事実として、人が怖がるリスク要因と人を殺すリスク要因はまったく別なのです」
「自分でコントロールできないリスク要因に比べると、コントロールできるリスク要因は怖がられないのです」
 例えばBSE(コントロールできないが起きることは少ない)と食中毒(台所を清潔にしたりとかコントロールできそうだが、頻繁に起こる)
 あと車の運転なんかもコントロールできると思ってしまうほうに入るかな。でも事故はたくさんある。


 遺伝か環境か育て方か

 「育て方」それだけを見ると成績などに差は出ない。遺伝がほとんど。しかし、結局環境というか周囲とかチャンスとかが関係はしてくる。で、親が「こう教育しよう」と思うよりも、既に「親がなっている」ものにより関係する。

 1990年代後半。アメリカ教育省の「初等教育の縦断的調査(ECLS:the Early Childhood Longitudinal Study)による親の要因と学校成績の調査。

 成績と相関(注。相関であって因果関係では無い。また負の相関もあり)のあった項目。

・親の教育水準が高い。
・親の社会・経済的地位が高い。
・母親は最初の子どもを生んだとき30歳以上だった。
・生まれた時未熟児だった。
・親は家で英語を話す。
・養子である。
・親がPTAの活動をやっている。
・家に本がたくさんある。

 相関の無い項目。

・家族関係が保たれている。
・最近よりよい界隈に引っ越した。
・その子が生まれてから幼稚園に入るまで母親は仕事に就かなかった。
・ヘッドスタートプログラムに参加した。
・親はその子をよく美術館に連れて行く。
・よく親にぶたれる。
・テレビをよく見る。
・ほとんど毎日親が本を読んでくれる。

 ひとつひとつの項目につき、なぜそうなのか、という理由はいろいろあります。またこれはあくまで「学校の成績」との関係で「幸せ」との関係では無いですけどね。



 養子の育ち方

 養子に来る子は、養親よりいろんな意味で恵まれていない資質の子が多い。だから養親のいい環境で育っても、学校の成績は悪い(養親と比べて?)。しかし、大人になるといい環境・チャンスなどで幸せな人生を送ることが多い。

 これは、レヴィットの研究すべてに言えるけど、「ひとごとじゃない」話。レヴィット自身、子どもを小さいときに亡くし、養子を育てている。


 トイレットトレーニングに失敗した話

  娘(養女)のアマンダ。おまるでしなくなったため、レヴィットが任せとけとやってみた。おまるでできるとM&Mチョコを一袋あげることにしたら一発で成功・・・と思ったら何回目からか、ほんの3しずくほどおしっこをしてはチョコを貰おうとするようになった。

 あはは、これは何故失敗したのか、どうすりゃ良かったのか、わかりそう。


追記 もひとつ印象的なエピソード

 本を出版してから売春婦さんが電話して来てくれた。でもってインタビューに行った。この人はなかなかのやり手みたいで、もとITプログラマから転じて週2回働いて(たぶん年)25万ドル稼ぐ。時給を聞いたら300ドル。でレヴィットは聞いてみた。「注文の電話が鳴ったら嬉しいですか。嫌ですか」答えは「どっちでもない」でレヴィットのアドバイス。「それは料金を上げたほうがいい。電話が鳴った時に嬉しくない、というのは適切な価格で無いから」
 後日、この女性にシカゴ大学でその年の最終講義をしてもらった。学生たちのアンケートでは「今までの講義で最高に良かった」という回答がいくつも。
 講師料を支払うだんになって時給を聞くと400ドルだと言う。300ドルじゃなかったのか!と心で思っていたら「あなたのアドバイスに従って値上げしたの」
 レヴィットのアドバイスを実行してくれたのはこの人が初めてだって。


posted by kingstone at 16:01| Comment(4) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生活保護を受ける時の豆知識(水際作戦に負けないために)

 もちろん仕事があって、収入で食べて行かれればそれが一番。これはお金の面だけでなく。

 でも、いろいろ事情がある時、最後の最後の手段(しかし、人間、本当に追いつめられたら、助けての声を上げることもできなくなるらしいので、それ以前に)、セーフティーネットとして「生活保護」があります。

 こんなエントリがありました。

これはひどい! 生活保護の窓口規制

 ネタバレになっちゃいますが、中に出てくるクイズ。

−−−−−−−−−−−−−−−
(福祉の窓口で、生活保護申請の)拒否の理由として,法律上,認められているものは,以下のうちどれでしょう?

 1 「親兄弟がいるんでしょ。まずは親族に援助してもらいなさいよ!」

 2 「65歳以下でしょ。まだ若いんだから,頑張って仕事を探しなさいよ!」

 3 「古くても,住まいは持ち家でしょ。まずは,持ち家を処分してからにしてね!」

 4 「えっ,所持金があるの?所持金が無くなってから来て下さいよ!」

 5 「借金があったらダメですよ。まず先に借金問題を解決してからにして下さいよ!」

−−−−−−−−−−−−−−−

 全部違法なんだって。

 これは当然言われるのかなあ、と思ってました。

 そっかあ。

 こんなのもあります。

生活保護支援法律家ネットワークについて

posted by kingstone at 11:49| Comment(4) | TrackBack(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

自閉症児託児活動「れもん」のボランティアさん集めのこととか連絡のこと

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


 kingstoneです。

 Oさん、自閉症児託児活動「れもん」への具体的な提案ありがとうございます。

引用しますが、数字をつけています。
−−−−−−−−−−−−−−−
1・KING STONEさんがストレス無く集められるボランティア数(10人くらい?)の範囲内で基本枠を設定する。

2・保育希望者は2週間前までに申し込み、抽選もしくは比例抽選?つまり参加実績を考慮して当選しやすくする。これはたとえば続けて参加している人を優先するか逆に前回保育した人はすこしハンディをつけた抽選とするか。

3・残りのボランティア確保は親御さんが代表して、あるいは輪番で割り振る

4・できれば別MLを立ち上げて、携帯対応として長文にならないよう、ボランティア情報と保育依頼、その当選状況のみの情報MLとする。
−−−−−−−−−−−−−−−

 結局ね、できるだけ枠を作りたくない、という思いはありました。

 しかし、今までも結果的にボランティアさんの数が足りなくて、お断りした方もおられました。(ただし、遅れての申込みだったとは思うのだけど・・・)

 保育希望者の締め切りは現在でも3週間前ですから、3週間前でいいかな、と。

 で、3.の保護者のリクルートができれば、すごく嬉しい・・・

 例えば25人の参加希望者がいたとして、できれば私や会計の○○さんを含めて30名のボランティアさんが欲しい。その中で現時点で15名は私がストレスなく来て頂けるのではないか、と思います。

 で、親御さんが後15名来て下さる人を見つけて下されば、ごっつい嬉しい・・・例えば高校生の子どもさんの友達とか、大学生の子どもさんの友達とか・・・

 すでに○月は□□さんが中学生さんに声をかけて下さってました。また△△さんは直接・あるいはポスターでなど、AA大学の方に声をかけて下さってますね。

 もちろん、私も15名はノルマとしても、たぶんそれ以上来て下さる場合もあるだろうから、その場合は親御さんの負担が減ると。

 例えば私は2週間前に、来て下さりそうな人数を報告し、残りを親御さんが集めて頂く??もちろん早めに集めて頂いてもいいのですが。

 でも「ボランティアが見つかるくらいやったら『れもん』には申し込まない」というのもあるかな?ただ「れもん」という場があることによって、ボランティアさんもいろんな物が利用できる、というメリットもある・・・あるいはいろんなことが勉強できる(?)

 それからメーリングリストの件ですが、実は携帯電話用と考えてremonメーリングリストというのをやってます。主として大学生ボランティアさんとの連絡と思ってましたが、有効には機能していません。

「ご都合はどうですか」というのも直接メールや直接電話だと回答が頂けますが、メーリングリストだと回答はほとんどいただけません。まあそうかな、と思います。

 でも、あんまし携帯電話専用とは考えず、本当に「れもん」の業務連絡用としてならすぐに使えます。ここは実践報告やその他のやりとり。ボランティアさんにもできればそういうのも読んで頂けたらラッキー。で、「れもん」の業務連絡はremonメーリングリストで、ってのいいかもしれない。

−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 この頃、大学生さんはほとんど皆携帯電話を持ってるようになりました。
 携帯メールももちろん使っています。
 しかし、まだまだ直接電話したほうが有効でした。
 今だと逆じゃないかなあ。


posted by kingstone at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スケジュールの大切さ(特別支援学級の子どもたちがたくさん集まる集会で)2

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。



 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

> > みなさんにどう提案したらいいのかな。
>
>  これは、
> 1,同じ場所にいなくても良いんだよってこと?
> 2,スケジュールを作るってこと?

 うーむ、現代国語の問題だあ(笑)
 「著者が何について言っているか述べよ」

 自分で瞬間わからなくて、発言を読み直しました。
 で、この場合は1でもって実はこの手のイベントをどうするか、という部分も含んでいます。

 夕方5時半から特別支援学級教師と指導主事さんたちの「ごくろうさん会」があって、そこで発言した方がいいかな、と思ったけど、しんどいのでパスさせてもらいました。

 まあ来年に向けて、いろんな場面で言っていきたいと思います。

 スケジュールを作ることについては、特別支援学級担任教師の人たちが、子どもたちのニーズを感じて作って頂けたらいいなあ、と思っています。


posted by kingstone at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鉄道地図!!(退屈な会議の時に見ているもの)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


※ある自閉症のお子さん(重度です。高機能自閉症とかアスペルガー症候群とかじゃないです)が余暇活動として楽しみにしているのが計算だ、という話からそういう人と会ったことがあるという人が複数出てきて、また趣味はいろいろでカタログを見たり、鉄道関係の本を見たり、とかの話から。

 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 疲れてんだけど、思わず反応してしまった・・・

> 私も退屈な会議のとき、ダイアリーについている鉄道地図を見ていますし、

 そうなんやあああ。

posted by kingstone at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スケジュールの大切さ(特別支援学級の子どもたちがたくさん集まる集会で)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。



 kingstoneです。

 Oさんの発言に触発されて。

>  市販品があれば良いのだけれど、それが容易に入手できないなら、
>どこにでもあるもので、簡単に作るということ。
>  作るのが楽しみになってしまったら、子どもが置き去りにされがち
>ですから、あくまでニーズが優先ということですが。
>  
>  まずニーズがあって、そのために必要な環境設定を整える...
>というのが基本でしょう。
>  ただ、必要な環境設定をすれば、すばらしい効果が現れるという
>ことを知っていなければいけませんが。
>  ニーズまでは誰でも発想できるのですが、それを具体化するための
>環境設定こそが、教師のスキルとも言えるでしょう。

先日、地区の特別支援学級みんなが集まるイベントがありました。私ゃそんなの嫌だけど行かないわけにはいかない・・・

 でね、私は子どもたち全員にスケジュールを作って渡しました。ところが子どもたちが前日に「これ持って帰る」と言う(欲しくなるんですね)子たちに渡してあげ、また保護者にも見せて、あげてたら全員当日持って来ない・・・(笑)

 まいった、まいった。まあ、私と相棒と校長先生は持ってました。

 電車・バスは実際に乗る物を私の画像データから、ザリガニ釣りのザリガニの絵は図鑑をスキャニングして、その他はボードメーカでPCSを選んで貼りつけました。

 いく道々、出逢う特別支援学級担任の方たちが「わっ、いいですね」とおっしゃって下さいました。

 さて集合地点について、集会がありそこから動く時に混乱したお子さんがおられました。担任の先生は私をよく知ってはる方で

「kingstoneさん。それ(スケジュール)見せて!!」

 で、そのお子さん、納得されたようでした。そしたら別の子がまたそのスケジュールを取って見入ってます・・・どーしよーかと思いました。

 たくさんあれば「どうぞ、どうぞ。あげるよ」と言えるのですが、上に述べたような事情(子どもたちは全員忘れてきた)で、あげるわけに行きません。

 でもしばらくしてそのお子さんはすっと返してくれました。

 私が「あげるよ」と言えなかったのは、私と担当するお子さんの間で、それがどれだけ大切なものか身にしみてわかっているからです。

 さて「いいな」と言って下さった先生、「貸して」と言って下さった先生。今後、ご自分の担当されるお子さんのために作ってあげて下さるといいのですが。

 つまりどれだけニーズを感じられるか、どれだけ環境を作れるか。

 そういう意味では手書きの無茶苦茶な絵のスケジュールの方が良かったのですけどね・・・・(パソコンが使えないとなあ、なんて誤解をされていなければいいけど)

 しかし・・・数は少ない(本当に全体から見れば少ない)のですが、自閉症のお子さんが混乱して先生が「我慢しなさい」言ったり、対処に窮してはる場面がいくつかありました。

 みんなで集合してる時、私の学校の自閉症のお子さんは集合せずに自分のいられる場所にいてOKにしました。こうさせて貰っているお子さんは他には居なかったな・・

 他の特別支援学級担任のみなさんにどう提案したらいいのかな。
posted by kingstone at 08:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

プール用コミュニケーションカード入れ・腕用アタッチメントケース

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


※プールの中で自閉症のお子さんとコミュケーションを取るためのカードをどこに入れておくか、というのは問題になります。私は水泳パンツのポケットに入れていました。しかしポケットの無い水着の人もいる。そこでOさんが考えてくれました。

 kingstoneさんとプールで使えるカードケースのアイデアを話していて、今日100円に寄ったので材料を買ってきて作ってみました。
 こんなのでどうでしょう?
 もちろんヒモで首から下げても構わないのですが、プールの場合邪魔になるかなぁ..と思いました。
 金属を使っていないので監視員さんから、御指導を受けることもないでしょう^_^
 
コミュニケーションカード・腕用アタッチメントケースの製作

kingstone page-パスケース
kingstone page-自転車用すそバンド

 100円ショップで購入したパスケースと、自転車用すそバンド。
 もちろん、それぞれ100円

kingstone page-はしを切る

 パスの両側にベルト通しの穴を開けるために黒の油性マジックで線をひいています。

kingstone page-カッターで

 カッターナイフで少しだけ切り取ります。大きく切る必要はありません。

kingstone page-ベルトを通す

 ベルトを通します。

kingstone page-こんな感じ

 ベルトがこんな感じになります。裏でも表でもパスはどちらでも使えます。

kingstone page-カードを入れた

 カードを入れて見ました。いつも取り出せます。

−−−−−−−−−−−−−−−

 Oさん、ありがとうございます。
 kingstoneです。

 プール用コミュニケーションカードケースの試作、ありがとうございます。さすがに「手の人」Oさんです。私だったらきれこみとか考えず、ボンドでペタッで終わっていたろうな。

 Oさんと話したこと、このケースのことや自閉症児託児活動「れもん」の運営方法のこと。いっぱい書きたいのですが・・・なかなか書く元気があ・・

posted by kingstone at 08:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

12月1日(水曜日)

 おはようございます。

 今日も起動させっぱなしです。
 いよいよ12月、ウィルスバスターを購入しなきゃ。

 いい天気です。
 昨日より暖かいかな。

posted by kingstone at 07:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする