実はしーたさんは新ブログにお引っ越し中で、旧ブログにあったエントリが全てあるわけではありません。
でこないだTwitterで「私の好きなソフトボールのエピソードがまだ無い」とつぶやいたら、時間順では無いのだけど先に移動して下さったそうです。嬉しい。
努力が実るまで(1) -情けないほど下手-
からの7回シリーズです。
−−−− 以下ネタバレを含みますので良かったらできれば上記エントリを読まれてから −−−−−
中身は、簡単に要約してしまえば「下手だったけど頑張ったら、やったぜ!という結果になった」ということになるかな。
でもちろんしーたさんも頑張ったんだけど、いい監督さんとの出会いも大きいなあ。基本をちゃんと教えてくれて努力を認めて(褒めて)くれる監督さん。そして仲間ができた。
セカンドだったけど、臨機応変の判断が求められるので難しく、サードにコンバートされて力が発揮できた、というのもわかるような気がします。もちろんどのポジションも難しい動きはあるでしょうが、セカンドよりはサードのほうが「突っ込んで取って左に向いてファーストかセカンドに投げる」というのがわかりやすそう。セカンドだと、捕球してからセカンド方向を向くか、ファースト方向を向くかでまず迷いそうですから。
で、大会で3位入賞ということになるのですが、この第7回「努力が実るまで(終) -よき指導者との出会い-」ではお腹を抱えて笑わせて頂きました。
盗塁阻止の送球を受け、どうしていいかわからなくなって相手顔面にタッチに行って、相手を流血させた、って話です。もちろん「顔以外をタッチ」とか教えてもらって練習させてもらってたらそんなことはなかったのかもしれませんが。まあ相手も中学生以上の野球やソフトボールだったら顔面から突っ込んでくることはなかったんでしょうけどね。
しかし、小学校のソフトボールだから何事もなく終わったのだけど、プロ野球の対中日戦だったら落合監督以下相手ベンチが飛び出して来て乱闘になりそうです。(笑)
こんなふうにしーたさんの描いてはること、他でも「こんなふうにうまくいきました」ということであってもよく読むとそれなりの困難さが描かれてたりします。そうなんだろうなあ、って思います。ひとつ解決しても、また困難はあったりする。でもそれでいいんだ、みたいな。
でも、こんなふうに「頑張った、できた!」という体験があったら、またいろいろ難しいことがあっても頑張れるもとになるだろうな、と思います。
で、教師の立場なんかだと、そのお子さんがどんなことが頑張れるか、その機会を作れたらいいよな、と思います。
私のつきあってきたカナータイプのお子さんだと、毎日の日常の暮らしをつつがなく送ることが即「すごく頑張ってるよなあ」と思えるお子さんが多かったですが、アスペルガー症候群のお子さんだったらお子さんによってすごく幅が広いだろうしね。(でもあるお医者様の意見では「そんなに頑張らないでもいいんだよ、と伝えたい場合が多い」とのことですが。知らず知らずに頑張り過ぎちゃうのかな)
あ、ついでに、私のこのエントリを読むような当事者さんだったら、ご自分で「ここは参考になる」「ここは私には合わないな」とご自分で判断できると思いますが、親御さんがしーたさんのこのエピソードを読んで「よしうちの子も頑張らせよう」と考えられたら、ちょっと待って、一呼吸置いて、って伝えたいと思います。
しーたさんはエントリにも書いておられるように「好きで」ソフトボールをやってはったのですから。そこんとこが大事だよな、って思います。
で、この「好き」とか「楽しい」とか、周囲が見極めるのは結構難しかったりしますから。「好き?」「楽しい?」とか聞いたら「好き」「楽しい」と答えなきゃと思ってる場合もありますし・・・(って、私の場合、カナータイプの人の印象が強いのかな?)