大昔の話です。
特別支援学級にいた頃。
kingstoneです。
今日はある地域の小学校の特別支援学級担当教師の「ことばグループ」に行って来ました。前回、C君のコミュニケーション指導のビデオをお見せし、解説し、めちゃくちゃ場の雰囲気から外れてしまった、という話を書いたやつです。
今日は私は会議室の予約の段取りをしてから遅れて部屋に入ると机の上に写真カードが・・・
ある先生が指導の仕方を教えて欲しい、と持って来られたのです。
この先生、一番最初の時にピンク本「
自閉症のひとたちへの援助システム」を売りつけた先生です。
つい1週間前にも別の会で会った時「写真などを使ってみたいとは思っているのですけど、なかなか撮る暇が無くて」とおっしゃるので、その時、腰につけていたウェストポーチ(学校から外へ出てもいつも身につけていた)からデジカメを取り出し、「そやからいつでも使えるようにこういうふうに用意してるんです」とお見せした方です。
聞くところによると翌日からデジカメを持ち歩くようになったとか。
でもね、お子さんのこともわからないし、答えにくい・・・しかも周囲には変な方向からの突っ込みを入れる方もおられるから当たり障りの無いことしか言えない。
※「言葉のシャワーを」とか「愛情持って」とか「写真なんか使ったら言葉(音声言語が出なくなるからダメ」とかいうたぐいのツッコミですね。
そこで会の後お茶をしました。
まず話をするのは1時間と決めてから、お子さんのことを登校時から時系列でどんな関わりをしているかを細かく聞いて行きました。部屋のレイアウトも、机イスの配置、学習する時の子どもの位置、教師の位置、教材の内容とそれに対する子どもの動き、そしてそれに対する教師の指示。
ここらへんを聞くのに40分かかりました。
で、やはり「わからない」ことをやらされている、というのがよくわかりました。また「わからないこと、できないこと」を「わかっている、できている」と思われていること。
で、その上でかなり具体的なアドバイスもできました。
丁度1時間で話が終わった後、「2週間ごとのこの研修会をすごく楽しみにしているんです。前回の(C君の)話も私には担当している子どもと重なってすごく興味深かったです。ピンク本(「
自閉症のひとたちへの援助システム」)も読んで共感するところがたくさんありました」
とおっしゃって下さいました。
疲れが取れる思いです。
posted by kingstone at 07:37|
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特別支援教育や関わり方など
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