特別支援学級にいた頃。
kingstoneです。
昨日、昨年度H君(出す音声言語はいっぱいあるのに機能的な音声言語は無く、StageT-3で、指導によってはすぐにV-1になるだろうと○○さんに教えて頂いた)の指導についての文を相棒に読んでもらおうと、印刷したまま、持って行くのを忘れてました。
そしたらあるお子さんの指導について、相棒から質問があり、○○さんの文を示せなくて無茶くやしかったです。今日は忘れないようにリュックに入れます。
このお子さん、朝の会で、ホワイトボードに貼った自分の色の枠の中に自分の写真を貼る(磁石がついてる)という活動をしてたら他の子の分も貼りたがり、それを止めるとすぐ「貼って」と言いました。
うーーん・・・いろいろめちゃ悔しいっす。
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追記
某所で「わけのわからんことばかり書きやがって」とのご意見を見つけました。
そうやろなあ(アセ)
ちょっと解説します。
このお子さんは、「音声言語をしゃべっているように見える」ので、周囲も音声言語で指示し、言って聞かせ、しかしうまく動けず、叱られる、ということを繰り返していたお子さん。機能的(ちゃんとその場で役立つ、周囲に意味がわかる、というほどの意味。「要求」「拒否」「情報提示」など)な音声言語はほとんどありませんでした。
で、わかってできる活動を朝の会に取り入れたら、他の人の分もやりたがり、それを止めると場にあった要求の音声言語がすぐに出て来た、という話です。(正確には「貼らせて」になると思いますが)
「機能的な音声言語を獲得させなければ」という話ではありません。そんなことを考えずとも「わかってできる」ことや「コミュニケーションの楽しさ」を知れば、自然に使えるようになることもある、ということです。逆に音声言語を習得させようとしゃかりきになると使えなくなる、ということでもあります。
H君については
自尊心を大切に
ある生徒のプール事件について
今日の授業で(荒れていた生徒と)
今日の自立課題学習
認知学習(ほとんど自立課題学習)でメッセージメイトで遊んでみた
他にも「H君」でブログ内検索して頂くとたくさん出てきます。