大昔の話です。
特別支援学級にいた頃。
kingstoneです。
今日は、TEACCHプログラム研究会大阪支部の入門講座
「自閉症の理解と支援−TEACCHに学ぶ−」
大阪自閉症支援センター 新澤伸子先生
に行ってきました。
最初に新澤先生がTEACCHについてどのくらい知ってはる方がいるのだろうか、ということで質問しはりました。「初めて話を聞く方」と聞くと、たくさんの方が手を挙げました。
4つの分類の中で最後に「実践している方」というのに、私、中途半端に手を挙げました。隣に座っていた保護者の方も同じように手を挙げ思わず二人目を見交わし、同時に「おこがましいよねえ」とつぶやき二人して笑ってしまいました。
新澤先生も「ちょっと試しはじめた、というのでいいのですよ」とおっしゃったので、まあ手を挙げても良かったんだろうとは思いましたが。
講義は入門講座らしくざっとの概説ですが、興味深くあっという間に終了の4時が来てしまいました。
私が聞いていて心に残ったのは、形だけの真似にならないように、一人一人の特性に合わすためのアセスメントの強調や、構造化(見てわかるようにする)も同じくなぜその構造化をするのかを、「どういう特性の人だからどう構造化する」ということを強調されていたこと。(あは、上下同じことですね。それくらい私の心に残った、ということです)
ほんま、実践していて大切なことやと思います。で、実践してはる新澤先生やからこその強調点やと思います。
質疑応答は、私、いっぱい聞きたいことはあったのですが、入門講座の趣旨に合わないかな、と思って遠慮してました。そしたら誰も質問しない・・・・そんならやらせてもらいましょ、と質問させて頂きました。
「課題学習の時に、カゴから出して作業することを教えたいけれど、カゴの中でやってしまおうとすることも多い。もちろん子どもによって違ってくるだろうけれど、そこをやらせるのと、まあそれはどっちでもいいよ、という子どもによる違いはどこで判断すればいいでしょうか」
で、たくさん教えていただけました。私が肝心なポイントと思ったのは「(自立課題の場合は)ひとりで最初から最後までやれること。人による支援が必要になる場合は、人による支援が無くてもできるようにこちらで工夫する」という点です。
自分がやっている指導を振り返ってみて、ちょっと赤面する部分が多くありました。
やっぱり勉強する場って、大切ですねえ。私、ある地域では研究会でなく、自閉症児託児活動「れもん」に入ってしまうから、自分の指導を振り返る所が無くなっていたな、と思いました。
今年は、昔に戻って、できるだけTEACCH研の大阪支部や京滋支部で勉強したいなあ、と思いました。
posted by kingstone at 06:52|
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特別支援教育や関わり方など
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